独立すると今や将来のお金に不安を覚えることもあるでしょう。
ただ、先のことを考えているからこその不安でもあり、できることを少しずつやっておきたいものです。
独立後のお金と不安
安定のない独立後。
毎月の給料やボーナスという収入は入ってこなくなります。
独立後の不安がお金にあるのと同じく、独立の決断を鈍らせるのもお金にあるわけです。
お金がなくなれば食べていけなくなります。
ただ、お金を心配しすぎるというのも良いこととは言えません。
お金が理由で、
・安くした値付けが定価になってしまう
・やりたくない仕事も受けてしまう
・毎日仕事に追われる日々
といったことにもなるかと。
もちろん、最初のうちは、そうもいっていられない状況も現実としてあるかもしれませんが、できることなら避けて通りたいもの。
だからこそ、お金の計画というのはやっておいた方がいいわけです。銀行から借りておくことも含めて。
お金のことが理由で動くに動けないとなっては、それこそ身動きがとれなくなりますから。
手許のお金があれば気持ち的にも余裕ができますし、やれる選択肢も広がります。
それでどう選択するか。何にお金を使うのかも大事です。
お金の使い道をどうするか
独立後はお金を増やすことはもちろん大事です。
ただ、お金をどう使うのかも同じくらい、いやそれ以上大事になってきます。
じぶんで使い道を決められるだけに、
・お金を使うべきところに使っていない
・お金を使わなくてもいいところにお金を使ってしまう
という可能性もあります。
お金がなければその可能性も低いのかもしれませんが、お金があったらあったで、
・つい使ってしまった
・うっかり使っていた
ということもあるでしょう。
それだけに、お金の使い道はチェックしておくべきでしょう。
実際、わたしも過去にお金の使い道は見直してきました。
・固定電話をやめる
・最低限使う必要のある税務ソフトだけにする
・紙は使わない
・FAXは使わない
・よく使う仕事道具、ITにはお金をかける
といったことです。
ただ、金額の大小で見直すということはやっていません。
・本当に必要なのかどうか
・使ってみたいものなのかどうか
が見直すときのポイントです。
独立後はお金の不安というのものは消えません。
仮に手許にお金が十分すぎるほどあったとしても、売上がなくなればお金は減っていくばかり。
だからこそお金の使い方も大事なわけです。
独立したからこそ学べたことの1つです。
お金の不安にとらわれすぎると、使いすぎないことにばかり気をとられてもしまいます。
ただ、そうなると攻撃力は半減してしまいます。スラムダンクの桜木花道がファール4つとなったことで、リバウンドという武器が使えなくなったときのようなイメージで。
守りだけでは引き分けにすることはできるかもしれませんが、勝つことは難しくなります。
同じように独立後でも、守ってばかりいても限界はあり、攻めることは必要です。
守りを固める使い道
独立後は勤続年数という考え方はなくなり、退職金も出ません。
老後のお金はじぶんで用意するしかありません。
とはいえ、考えすぎてもキリがないというのも事実。
老後のお金に住居費もカウントするのかしないのか、海外旅行に興味があるのかないのか。
何歳まで現役で仕事したいのか、そもそも何歳からが老後なのか。
2000万円なのか、5000万円なのか、それ以上必要なのか。
老後のお金といっても、本当のところはあいまいです。
老後に近づくにつれて、考えが変わる可能性もあります。
ただ、何もしないわけにもいかないので、できることを少しずつ備えるようにしています。
iDecoや小規模企業共済のように、節税しながら守りを固めるという手もあります。
お金とのバランスを見ながら、余力があるときは、こうした手段を上限まで使っておくのがおすすめです。
お金があったらあったで、油断も生まれやすいですし(わたしの場合は)、不安がいけないこととも言いきれません。
むしろ、不安があるからこそ、モチベーションに変わるということもあります。
それもあって、じぶんに投資することにお金を使うようにしています。
平穏に過ごしていくためにも、
・仕事
・時間
・お金
この3つのバランスを見ていくという視点は欠かせません。
世の中に多くあるお金の煽りには近づかず、じぶんでできることをやっていきましょう。
■編集後記
昨日は朝タスクの習慣、息子の送迎のあとは会計士業を中心に。
■息子(9歳)
足の装具の具合がどうもイマイチ。昨日の学校でも何度か不具合が。担任の先生も気にかけてくれています(ありがたいです)。息子も不安がっているのでまた修理をお願いしようかと。
■昨日の1日1新
・とあること