※夜(19時過ぎ)の光景 – by iPhone15
フリーランスでうまく時間を使っていくには、「準備」という仕事をなんとかせねばなりません。
段取り8割とも言われますが「準備」にあまりこだわらない方がいいケースも想定しておきたいものです。
「準備」には限界がある
段取り8割とも言われます。
仕事を進める上での歩留りを避けて効率よく仕事ができるかどうかは、段取りの良し悪しで決まるというものです。
「段取り」=「準備」と考えると、準備という仕事も欠かせいといえるでしょう。
ただ、「準備」には、「あとで楽したい」という思惑がはたらくものです。
とくに、独立や転職での「準備」。
準備しておけば、たしかにあとが楽になるかもしれません。
ただ、しっかりと準備ができてから独立できている人はほとんどいないのではないでしょうか。
どのみち、独立や転職後にならないとできないことはありますし、考えながら、行動し続けなくてはなりません。
独立や転職を例に考えてみても、「準備」には限界があるということがわかります。
となると、限界がある「準備」に時間をかけなくてもいいケースは想定しておきたいものです。
準備には2つのタイプがあると考える
「準備」には、「段取りともいえる準備」と「そうではない準備」があると考えています。
「段取りともいえる準備」とは、仕事が効率よくできる準備。あとあと楽になるような準備のことです。
たとえば、旅行に行く準備として、旅程や道順をチェックしておくと、あとが楽になります。
いっぽうで、「そうではない準備」。
効率がよくなるとは限らず、あとが楽にならない場合もあります。
たとえば、打ち合わせの準備を、どんなに時間をかけてやったとしても、準備できることには限界があります。
会話の中から出てくることは、想定はできても、実際のところは、そのときになってからでないとわからないことも多いです。
もちろん、準備しておくことで備えられることもあるかもしれませんが、全てが楽になることは、ほぼないと言っても言い過ぎではないでしょう。
打ち合わせの準備をいくらやっていたとしても、その場その場の状況に応じて的確に応えていかないと、準備の意味もなくなります。
とくにトラブルの類は、準備するにも限界があります。
資金繰りに行き詰ったり、風向きが変われば舵を切る方向性を変える必要もあるでしょう。
その時々で対応していく、そんな対応力が求められます。
「準備」、「準備」と考えてばかりだと、想定外のことが起きたときにあわててしまいがちです。
とくに独立のように、人生のターニングポイントともなる転機に対しては、準備に限界はあるものです。
それだけに、準備ばかりを気にしていると、タイミングを逃す可能性もあります。
準備として何をやるか
独立前にどんな準備をしておくといいか。質問をいただくことはありますが、どんなに準備をしても、その準備のおかげで楽になることはほぼありませんとお答えしています(お金の準備の話は別として)。
アナログの時代なら準備が功を奏すことはあっても、今の時代はそうとも言えません。
準備していたら、もう時代の流れが変わっていたなんてことも十分あり得る時代です。
それほど流れの激しい時代。最初から「準備で楽はできない」と考えていた方が、まだ気が楽になるかもしれません。
新しい法律などは勉強しなければついていけなくなりますし、5年目の今でも想定できなかったトラブルも起きます(昨日もありましたけど…後日ブログネタにもしようかと)。
このブログでは、「平穏」を1つのテーマにして日々記事を書いているつもりですが、四六時中「平穏」というわけでもありません。
準備したからといって、100%「平穏」になれるとは限りませんが、だからといって無策だと、平穏から遠のいてしまうばかりです。
物事に「準備」は欠かせませんが、限界はあり頼りすぎてもいけません。
準備にチェックリストを使うこともありますが、頼りすぎないからこそ、都度見直し、カスタマイズしています。

チェックリストで準備をしっかりしていたつもりでも、楽になるとは限りません。
同じ轍を2度踏まないくらいの気持ちで、最低限の時間を決めたことだけはやっておきたいものです。
たとえば、
・失敗こそメモする
・チェックリストをカスタマイズする
・研究や勉強などの中長期的なことへの時間をつくる
といったことは、必要以上に準備に時間をかける必要もなくなりますし、勉強にもなるのでおすすめです。
対応力を磨くつもりで準備をしつつ、いざというタイミングを逃さないことが、「準備」には必要なことだと考えています。
■編集後記
昨日は朝のタスク、研究開発のほかはオフ。
午前は息子のリハビリ、午後は家族そろって車での外出でした。
■昨日の1日1新
・とある申し込み
■息子(11歳)
ドライブ(兼買い物)に誘ってみたところ、いつも渋々。
昨日も渋りました(留守番がいいと)。
こういうときは、行ってから楽しめることを具体的に1つ話してみると、「じゃあ行く」となる確率が上がるような気がしてます(嘘つきと言われないように、それなりに実行しなければならないのが難点ですが…)

