※「サンタさん」という仕事(ミュンヘンクリスマス市にて)- by iPhone15
AIや目新しいツールを使って、華麗にこなせる仕事はあるのかもしれません。
ただ、多少なりとも泥臭く地道にこなしていく仕事も好んでやっていることが多いです。その理由について語ってみます。
「華麗に」、「スマートに」、「カッコよく」とはいかない
公認会計士と税理士の仕事をしていると、
・華麗にさばく
・スマートにこなす
・カッコよく
といった状況で仕事ができることはそうそうありません。
レポートや申告書のような期限のある仕事の場合は、期限厳守が大前提ですから、それが迫ってくると「華麗に」とか、「カッコよく」などとは言ってられなくなるでしょうし、そうなれば「スピード命」という状況です。
冒頭の写真は、先日息子(11)と行ってみた「ミュンヘンクリスマス市 in sapporo」の光景。
具体的には、買い物や飲食するともらえる抽選券にあたると、サンタさん(ドイツから来ているらしい)からプレゼントがもらえるという抽選会の様子を撮ってみた1枚です。
サンタさんといえば、プレゼントを配るという大役はあるものの、子供達からは「あこがれ」や「かっこいい」という眼差しで見られる存在でしょう。
とはいえ、実際のサンタさんの仕事ぶりを見ていると、そんなイメージとはうらはらに、仕事としてのタイヘンさはちょっと垣間見えることができました(この日は気温7℃と、サンタの衣装にしては暑そうでしたし…。
どまあ、そんなわけで、華麗で、スマートで、そしてカッコイイ仕事ばかりではないよな…などと、今更ながら改めて感じることができた出来事でした。
どんな仕事であれ、ときには泥臭く、地味でも地道に前進していく、そんな仕事が現実の仕事というものでしょう。
泥臭くて地味でも、地道に前を向いていく
AIなどがこれから先もっと進化していけば、会計士や税理士の仕事の大半は、人間がやる必要もなくなって、スマートに、シンプルに華麗に仕事をこなしてくれる日がくるのかもしれません。
とはいえ、実際のところは、請求書などを人間が見てチェックをして、経理に反映させて、決算の数字までをチェックして、税金計算をして、チェックしてという全体の流れをやっていく必要があります。
つくるのはAIやITでも、それが正しく数字につながっているのかどうかは会計士や税理士の人間の目というのが今の実際です。
目とは、頭で考え、手を動かし、ときには立ち戻り、また前へ進めるということです。そんな泥臭さは必要です。
泥臭く、地味なことでもコツコツと積み上げていくことは、スピードではとうていAIなどにはかないませんが、ヒトだからこそできる仕事術といってもいいはずです。
完璧は目指さないし目指せない
頭を使い、じっくり考え、手を動かす仕事。
というと、つい完璧を目指したくもなります。
精度が高ければ、その分、後戻りなしに完成できることがあるのかもしれませんが、それだとなんだか味気ない気もしてしまいます。
失敗から学ぶ、リベンジする、そんな泥臭い一面があってもいいのではないかとも思うわけです。
完璧にできることなんて、そうそうありません。
完璧にできないからといって、手を抜こうとはしないはずです。
嫌イヤやるような仕事なら、手を抜きたくもなるのでしょうけど、自分が望んで好き好んでやっていることなら、自ずと泥臭くもなります。
結果、完璧とはいかなくても、合格点には届くはずです。
独立後、とくにひとりで仕事を続けていくには、その合格点を出せる確率を目指さなければなりません。
期限ギリギリの仕事では、泥臭くやっていくなんて余裕は持ちにくいですし、スピード命で合格点を狙わなければなりません。
もちろん、それもスキルのうちかもしれませんが、その期限ギリギリの状態を未然に防ぐことは前提として大切なスキルでしょう。
華麗に、スマートに、カッコよく、とは、なかなかいきませんが、だからこそ、泥臭さとのバランスを見極めることも大事です。
■編集後記
昨日は朝のタスクのあとは、自宅で税理士業、午後は会計士業、夕方は息子の訪問リハビリの付き添いでした。
■昨日の1日1新
・とある手続き
■息子(11歳)
明るい時間にお風呂に入ることにハマっているようです。土日も。
昨日の月曜は学校から帰ってきてすぐにお風呂でした。

