「上る」だけでなく「下る」があってもいい

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※メルキュール札幌にて – by Canon RP(RF35mm f 1.8 1/60 ISO 400)

エスカレーターのように「下り」方向があってもいいと思っておくと、選択肢は広がります。

目次

世の中、「上」方向は多い

・過去最多の倒産件数
・人口減少、少子化
・もう成長は見込めない

などともいわれていますが、世の中見渡すと、まだまだ「上」方向の考え方が多数派です。

多様性の世の中などとも言われていますが、資本主義(たとえ表面上のものだとしても)のもとでは、ある意味しかたのないことかもしれません。

ひとりだとか、仕事量を減らすだとか、時間が大事だとかはブログ上の話題にはできても、外(アウェイ)では自分からはその話題にしません(アウェイに行かずにすむように日々いろいろ考えてはいますが)。

冒頭の写真は、メルキュール札幌で撮った1枚。

このエスカレーターに乗るように、自分の意志で上方向か下方向を選びたいところです。

自分の意志が上方向で、結果としてそれが世の中と同じということならいいのですが。
そうではなく、世の中の「上」に流されて、自分の意志とは逆に行くのは避けたいものです。

「下」方向があるメリット

エスカレーター(EVも)で上がったり下がったりできるように、自分の心の中にも上下を自由に選べるイメージは持つようにしています。

下方向に降りてみるのもメリットがないわけではありません。
下に進むからこそのメリットもあります。

たとえば、いったん下方向に乗ってしまえば、あとはどこかで上方向に進むしかなくなります。
地下2階までのビルなら、B2階からは上方向に行けなくなるのと同じです。

それに「下」があるということを意識しておくと、気持ちも楽です。
常に突っ走るばかりが方法ではありません。

ちょっとスピードを緩めてみてもよいわけで、

・数時間じっくり考えてみる
・仕事を1つ減らしてみる
・予定を減らしてみる

といったことを考えることができます。

最初のうちは「下」方向に不安をおぼえるかもしれませんが、下方向に慣れていきたいものです。

それに、下方向に慣れることができれば、選択肢も広がります。

上がる以外に下がる道も増えるわけですから、まあ当然と言えば当然ですけどね。

「上へ上へ」や「増やそう増やそう」とばかり考えていては、下がってしまったときのショックは大きいですし、上方向に費やした時間やお金がムダにもなってしまいます。

エスカレーターのように、上がってもいいけど、下がる方向もあると思っておくと選択肢を広く持つことにもつながります。

「増やそう増やそう」と人を雇い、広いオフィスを借りて拡大していけば、より多くの売上も必要になります。
結果、選択肢は上方向に限られてもしまいます。


下方向というと、負のイメージもあるものですが、必ずしもそうではありません。
下に行くからこそのメリットはあります。

これまでの「下方向」遍歴

ふと、わたし自身のこれまでの人生での下方向遍歴をグラフにしてみました。

最初の「下方向(↓)」は2002年頃。会社員を辞めることを考え出したころです。
公認会計士試験に挑戦して不合格となり、現実は厳しいと知ったときが2005年あたり。

その後、合格後の就職先(監査法人)の仕事をやりはじめた頃(ちょうど結婚した頃と重なります)が上方向のピークに。

2回目の「下方向(↓)」は、毎日終電で帰宅していた頃(2015年頃)。
息子が生まれて上方向に転じますが、3回目の「下方向(↓)」が2018年。

そこから2021年には上方向のピークに。不安はありつつも決断した独立後の世界に足を踏み入れました。
で、翌年2022年にはさっそくの下方向に(独立後のきびしい現実を身をもって体験)。

でそこからは「上」にいったり「下」に戻ったりの繰り返しで今に至ります。

「下」に行ったあとには、どこかで「上」には行けています(その逆に言うこともできますが…)。
独立後の収入も安定はしていません…(理想は下方向に行っても収入は上方向ですけど)。

ただ、下方向に行っても
・違った生き方に舵を切る
・選択肢を増やせるかもしれない
・時間の自由度が増やせるかもしれない

という可能性はゼロではありません。

もちろん、現実はそんなに甘くはないということも多いものですが、それでも今の生き方に疑問をもってしまっているなら、「下方向」に乗ってみてもいいのではないでしょうか。

現状のまま上へ上へと行くことばかりが選択肢というわけでもないのですから。
最初は戸惑うかもしれませんが、あえて「下」を選ぶタイミングはどこかであります。


■編集後記
昨日は自宅で会計士業のあとは、行きつけの五丈原というラーメン屋さんでランチを。時間をずらして行ってみたものの、5~6人ほどの列ができていました(観光客も数名ほど)。午後は帰宅して研究開発、息子のリハビリの付き添いなどを。夜は息子とSwitchのスマブラ対決で遊びました。

■昨日の1日1新
・とある研究
・スマブラの5人対決モード

■息子(11歳)
・息子のマイブーム「ガーデン・オブ・バンバン」は続行中です。
ぬいぐるみやフィギュア、缶バッジ、キーホルダーなどの関連グッズを集めたり、Youtubeチャンネル(さそうさんのチャンネル)にハマっています(息子はずっと「さとうさんのチャンネル」と思ってたみたいですが…)。
メルカリをチェックしてみたところ、セールに出してひっこめている方もちらほら見かけます。「やっぱり売らないでおこう」という気持ちがメルカリの画面越しでもちょっと伝わってきました(なんだかわかるような気がします)。


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