「簡単にできます」「すぐできます」「楽々できます」から距離をとるメリット

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※たこ焼きのおやつ作り – by iPhone15

「簡単にできます!」「すぐできますよ!」といういうと楽そうで良い響きに聞こえるものですが、あえて距離を置くようにしています。

自分から遠ざかってみるメリットもあります。

目次

「楽」を連想できると良く響く

「簡単ですよ」「すぐにできますよ」というほうが、言葉としてはいい響きに聞こえるかもしれません。

・誰でもできる
・すぐできる
・楽々できる
・完全に網羅
・1日たったの5分
・1日で学べる
・1回聞けばOK
・〇か月で顧問先〇〇〇件
・これ1冊で
・無理しなくていい
・すぐ稼げる
・最初にひと手間かけるだけ

と言われれば、たしかに魅力的です。
理想に楽に近づけるならそれに越したことはありません(わたしでもいいなぁと思います)。

ただ、現実問題、そんなにうまい話はそうそう無いのではないかと。
自分の人生を振り返ってみても、そう思ってしまいます。

甘いささやきにはウラがある

生まれてから48年。
それなりに人生の場数は踏んできているつもりです。

なので、
・簡単にできる
・すぐできる
・楽々できる

のような言葉は信じていません。
信じるどころか、逆にあやしいと感じます(「う、うさんくさっ」とも…)。

なぜなら、わたしの48年間で、実際そうだったものにお目にかかったことがないからです。
わたしの要領の悪さ、センスの無さなどが原因ということもあるのでしょうけど。

結果、自分の中に、そういったことへの裏付けがゼロに等しいので、
「簡単」
「すぐ」
「楽々」
には無視する癖がついています。

それでも自分がやりたいことには、決まり文句を聞かされていると思って、話半分、甘いささやきには蓋をするようにして、とりかかるようにしています。

よくて話半分。甘い話をまともに受け入れてしまうと、途中で挫折したり、ツラくなるだけだと思うのです。

もちろん、結果論として「簡単にできる」「すぐできる」「楽々できる」状態があるのかもしれませんが、最初から楽できることなんてそうそうないと思っているところです。

逆に、最初に「時間がかかった…」「しんどかった…」「やめようかな…」といったような壁にぶつかったことのほうが、結果的に血となり肉となり、ずっと役に立つスキルが身につけられることが多いはずです。

ぶつかった壁の数だけ「深み」が出る

もし、「簡単」「すぐ」「楽々」できるようなことの結果だけをサクッとできたとしても、それだけではスキルの深さは身につかないでしょう。

結果だけを考えるなら、AIにやり方だけを教えてもらって、真似てしまえばできてしまう時代です。
そのうち、近い将来はそうなるでしょう(おそらく)。

だからこそ、「簡単」「すぐ」「楽々」ではない時間がかかることに意味が出てきます。

時間をかけてでもできるようになる過程が深みをつくることになるからです。

このブログにもそれなりの時間をかけています。
1記事2時間、それ以上かかることもあります。

最初の頃は、「ブログなんてやっていいことあるの?」と周りから言われるもありました。
成果につながるのかどうかわからないことにどうしてそこまで時間をかけられるのか?という意図だったのでしょう。

ただ、今は毎日書くと決めたことなので、それを貫いているだけです。
自分で決めたことだからこそ、時間をかけることに意味があると思っています。

簡単でもない、すぐ書けるわけでもない、楽々ネタはうかばないというのが、毎日やっていて感じる実感です。

それでも、その過程で勉強できるとは山ほどあります。

独立もそうです。
独立してる人は世の中の7~8%くらいでしょう(だいたいで)。

それでも自分で決めた独立。
続けることがもちろん前提ですし、「簡単にはいかない」「すぐにはできない」「楽々できない」ことばかりです(ひとりだとキャパの問題もあり…)。

時間はなにかとかかりますし、必要です。

だからこそ、その過程で学べることは多いのです。

息子が初めて車椅子に乗ったときも「簡単じゃない」「すぐには乗りこなせない」「楽々は動かせない」でした。

最初は自分で動かすことも怖がって、パパとママがうしろから押すのが必要でした。
ただ、ちょっとしたきっかけで自分の手で動かすことにも慣れていきましたし、ふざけてクルっと回る動きもできています(危ないのですが…)。

最初は「簡単にできる」「すぐできる」「楽々できる」ようなことなんてほぼありません。

もしそういう甘い言葉に出会ったら、惑わされないように1歩引いて距離をとることはおすすめです。

1歩、また1歩と進んでいくことは、「深い」学びにつながります。
その積み重ねは、自信を積み重ねる過程でもあるのです。

何かと効率が求められる世の中。
だからこそ、不効率でもあえて時間をかける過程は必要です。

簡単にはできない→勉強する
すぐにはできない→スキルを磨く
楽々はできない→時間はかかると割り切る

そういったことにチャレンジしていきたいものです。
それが自分の軸や強みになれば結果として楽々できるタイミングがくるはずです。


■編集後記
昨日は朝のタスク、研究開発、車いすの試乗など。夜は食事会に。
食事会は元同僚と勤務時代にご一緒したことのある方と3人で。
今は神奈川で独立されているとのこと。久々にお会いできて楽しい時間でした(お土産までもらってしまい…)。

■昨日の1日1新
・とある食事会
・車いすの試乗

■息子(11歳)
体が成長してきたので車いすをサイズアップして新しくする予定です。
新しい機能を試乗で体験させてもらって楽しんで選んでいました。
「色は何色がいい?」と聞くと、息子「黄色がいい」と即答。
最終的にはタイヤカバーの色(ブラック)で、黄色のかわいらしさをちょっとかっこよい感じにするということで決めました。
毎日使うものだからこそ、好きな色・デザインにはこだわりたいというのは子供も一緒ですね。


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