「行動力」のことばかりを気にしていても何も動かない。それ以上に必要なこと

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※小樽運河の日常 – by Canon RP(RF35mm f 2.0 1/100 ISO 100)

何か新しいことをはじめてみたり、習慣を増やしたいというとき、「行動力」は大事です。

ただ、それにばかり気をとられて、結局はじまらない状況はできるだけ避けたいものです。
気にしておくべきは、「行動力」を使える時間があるかどうかです。

目次

目的をもつことは大事だけれど

新しいことをやったり、何かのスキルを磨くために習慣化していこうというとき、「目的」を持つことは大事なことです。

たとえば、「早起きを習慣にする」という目的だと、早起きは続けることがむずかしくなりますが、「世の中が動き出す前の朝の時間を有効に使う」、「締め切りはないけど完了させたいタスクを進めていく」という目的だと、続きやすくなります。

その目的が具体的かどうかによって、また変わってくるのかもしれませんが、目的を持つことは、締め切りのような効果がありますから、ないよりは、あった方がいいのは確かでしょう。

いっぽうで「目的」のことばかりを考えていても、何も変わることはありません。

走り続けるためには、目的もあったほうがいいのかもしれませんが、いざ走り出すというタイミングでは、目的よりも勢いのほうが、けっこう大事なことが多いです。

サクッと動けること=「行動力がある」と言えるのか?

何か新しい物事をはじめようというとき。
0→1の行動を起こそうというとき。

スムーズにスタートすることができたことは、ほぼ勢いのままに行動できたことがほとんどです。

関心度が高いとき、熱量が高いときだと、現状維持のバイアスもかかりにくくなるので、動きやすくなります。

上手く表現しにくいのですが、感情が理性を超える(「スーパーサイヤ人」みたいな…)。

そのいっぽうで、時間が経つほど、関心度や熱量というのは、冷めてしまいます。

やってみたいことがあるのであれば、サクッとはじめてしまったほうが、ある意味ラクです。
目的はそれから考えてでも遅くはないはずです。


となると、「サクッとはじめられる」ことが必要です。

ただ、注意しておきたい言葉があります。

それは「行動力」です。

「行動力」よりも持っておきたい”余白の時間”

「行動力」という言葉があります。

やりたいことを先延ばしせず行動に起こせるかどうかという話でよく見聞きすることのある言葉です。

ChatGPTにも聞いてみました。
「行動力」・・・実際に行動できるチカラ、即断即効できる能力(まぁ、完結すぎて味気ない答えですが…(聞き方次第でもありますけど…)。

こうしてみると、
「行動力」のことばかり気にしているという状況は、前述の「目的」ばかり考えているのと同じような状況なのかもしれません。

そこを気にしていても何も動きませんから。

行動力を題材にしている書籍なども世の中には多数ありますが、それを読んだあとの行動が大事というのと同じでしょう。

行動力=実際に行動に移せるチカラ。
それを持っていたとして、本当に大事なのは、行動ができるくらいの余裕、時間を常にもっておくことでしょう。

平日に朝から夜まで通常の仕事ばかりに時間を使い、そのうえ残業もして、土日はその埋め合わせに時間を使い…という状況だと、行動力があっても、それを発揮することもできません。

逆に、仕事がない(少ない)独立当初で、行動力が発揮しやすいのは、時間があるからです。

このように考えると、「余白の時間をもつ」、「余白を持ち続ける」ことは、常に行動力を活かせる状態にしておくためにも大事なことです。

わたし自身、独立当初もそうでしたが、3年目以降で仕事を見直していったことで、新しくはじめられたことで今も続けられていることはあります(もちろん、やめてしまったこともありますが…)。

やりたいことができていないというとき、もしかすると「自分に行動力がないからだ…」と自分を責めてしまっている方もいるかもしれません。

ただその前に、「そもそも行動力を使える状況か?」を考えてみてはどうでしょう。

仕事が多すぎて余白がもてないというのなら、減らせるものがないか1度立ち止まってでも考えてみましょう。

減らしすぎてゼロというのではリスクをとりすぎることになりますから、まずは小さく。
減らしたい仕事がないか、減らしても軸に反しない仕事から少しずつというのがリスクを抑えることにもなります。


「行動力」を疑うことも必要なことかもしれませんが、時間がなければどうにもならないというのも現実です。


■編集後記
昨日は朝のタスクと習慣のほかはオフに。入院中にたまっていたタスクも少しずつ消化してます。

■昨日の1日1新
・ソーセージとポテサラのロールパン(どんぐり)
・とあること

■息子(11歳)
夏休み16日目。
ばあば(妻の実家の)とLINEのビデオ通話でお話しを。今年はお盆の時期をずらして行こうかなと。
内服薬に切り替わってからの経過も良好です。


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