周りと比較しても意味をなさないことはある

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※積雪10cm by iPhone15

ひとり(フリーランス)で仕事をやっていく場合、周りを気にして比べても意味をなさないことはあります。

顔や声が人によって違っているのと同じように、家庭環境などの前提も人によって異なっているからです。

目次

前提となっている環境は人それぞれ

独立して仕事をやっていく(フリーランスのように個人でやる場合を含めて)という場合、人によって土俵となるような前提は異なっているのが通常です。

その前提には、家族環境や財産の状況など、生きていく上での土台となってくる環境も含まれます。

たとえば、

・独立までに十分な貯金がある
・株やストックオプションで一財を成している
・共働きで、夫婦それぞれで収入がある
・親が健在で援助を受けられる
・不動産所得があり、毎月一定額の収入がある
・独立時に貯金がほとんどない
・稼ぎ頭は夫(妻)のどちらか一方
・親の介護がある
・今後も子どもの養育に手が必要

といったことです。

前提は人によってさまざま、むしろ違っていて当然なものです。

「独立します」や「フリーでビジネスしてます」というように、今の状況は一括りで言い表すことはできますが、前提はそうではありません。

比較が意味をなさないことはある

前提が人とは異なる以上、今の状況だけを見て単純に比べてもそこに意味はありません。

必要なお金、必要な時間は異なるからです。

一財を成していたり、お金が十分にあるということであれば、戦略も変わってくるでしょう。
親の介護や子どもに手がかからないということであれば、必要な時間の捉え方も違ってくるはずです。

前提とは、仕事をする上での基礎をなす土台。極端な話、人生を送っていく上での軸足の置き方ともいえるものです(わたしなりの考えですが)。

もし、その前提が異なっているのに、

・「いい立地に事務所があるんだなぁ」→「もっと上を目指さないと」
・「無料でなんでも対応してるんだなぁ」→「自分も無料でなんでもやらないと」
・「安く提供してるんだなぁ」→「自分も安くしないと」
・「土日も朝からゴルフ営業してるんだなぁ」→「自分もゴルフもやっておかないと」
・「羽振りがいいなぁ」→「自分ももっと自由にやらないと」

などと、他を意識しすぎると、自分が苦しくなってしまいます。
(まるで「合わない」という技のボディーブローが徐々に効いてくるようなものです。

人によって前提は異なりますし、あまりよく知らない人ほど見えません。

もしかすると、独身などで時間を自分に全力投球できる人かもしれません。
相続で一財を成している人かもしれません。

以前、自由そうだけどずいぶん羽振りがいいなぁ…と感じた人が、実は資産家の跡継ぎ(息子)だったということがありました。

いっぽうで、いつも自由そうで楽しくやっているっぽいけど、実はお子さんが闘病中という方もいました。

そうした経験もあってか、表向きだけで人を意識しないようになりました。

前提がわからない以上、表だけを見て意識しすぎても意味ないということを身をもって体験しました。

「自分なら?」をイメージできるかどうか

今の自分の状況や前提に合った(合う可能性がある)戦術で戦えているのか。
その戦い方はあるはずです。

他と比べることも大事なことですが、それ以前に自分の前提と見比べておかないと、どこかで無理が出てきます。

既にお金が十分にある、時間も好きに使えるような方と同じ戦場で戦っても結果は見えています。

決して前提が十分備わっている環境を否定しているわけではありませんし、置かれた前提は、最大限、武器にすべきと考えています。

独立時の貯金は気休めほどの退職金と貯金はわずかという状況。子どもにかける時間も必要でした。

お金と時間。その前提に縛りがあるなら、その中で戦う方法はあるはずです。

他を意識してみるときも、その前提を意識しておく必要はあります。

前提を意識しながらも、自分の前提に合う戦い方ができているのか、見直してみるようにしておきたいものです。


■編集後記
昨日は朝のタスク、習慣など。
前日に積もった初雪はだいたい解け、午後は車で私用の外出。
父の面会なども。

■昨日の1日1新
・とあること

■息子(11歳)
マルちゃんのソースやきそばが大好物で、夕食はパパ作のやくそばを。
おかわりしてくれるとうれしくなるのはなぜだろう、などと昨日も思ってしまいましたが..。


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