レシートは経費を使ったことの証拠として保管することになっています。
ただ、レシートや領収書があれば経費になるとは限りません。
経費の証拠を集める
経費になる取引があれば、レシートや領収書をもらいます。
なぜもらうかというと、取引があったことの証拠になり、保管する税金のルールがあるからです。
仕事をしている誰もがやっていることでしょう。
ただ、レシートや領収書があるからといって、それが証拠になるかといえば、そうとも限りません。
レシートや領収書だけでは判断できないこともあるからです。
レシートに書いてあることが大事
レシートに載っている内容は、取引をした日時や取引先の名前、金額、なにを買ったかの明細です。
何を買ったか明細に載っていたとしても、経費になるかならいかはまた別の話です。
たとえば、カフェのレシート。
レシートに「ドリンク×2」と載っていれば、打ち合せで2つ注文したようにも見えます。
「会議費」としても、正直わからないでしょう。
実際に打ち合せをしたかどうかはレシートを見る限り判断はつきません。
同じようにガソリンスタンドのレシートも。
レシートに「レギュラー @180円×30リットル」と載っていれば経費にしていてもわからないでしょう。
ガソリンスタンドだと、前の人のレシートがそのままなんてこともありますし、そもそも名前も載っていませんから、たとえ落ちていたレシートであったとしても、それを経費にしていたとしてもわからないでしょう。
いずれにしても、経費の証拠にはならないわけで、架空の経費、脱税。
やってはいけないことです。
こういうと、「領収書であれば大丈夫なの?」と思われるかもしれません。
領収書であっても、似たようなことは起こりえます。
・名前が書いてない
・ただし書きが「品代」
といったことです。
それに加えて、領収書は「手書き」です。
内容を書き替えようと思えばできてしまうわけす。
取引先や店員さんの知り合いにお願いして書いてくれさえすれば、その情報を見たところで実際の姿はわかりません。
ただ、書き換えをお願いするということは、本来は経費にならないわけですから、それを経費と言うにはムリがあります。これもやってはいけないことです。
経費の基準はじぶんにある
ということで、レシートや領収書があるから経費になるわけではありません。
前述のように、仕事に関係ない支出は、そもそも経費ではありませんし、拾った他人のレシートで経費にすることは、経費の水増しとなり脱税。やってはいけません。
お店がレシートや領収書を発行するのは、お客様(じぶん)にとって経費になるからではありません。
経費かどうかを判断できるのは、ほかならぬ”じぶん”なわけです。
その判断のポイントは「仕事に関係あるかどうか」。
仕事に関係あると断言できるなら経費にしましょう。
家族や子どもに胸を張って言えるか支出かどうかです。
注意したいのは、あくまで「仕事に関係あるかどうか」という内容です。
金額で判断してはいけません。
たとえ10円でも100円でも、仕事に関係するなら経費です。
「10万円だから経費」というのは、そもそもがおかしな話です。
判断の軸もブレてしまいます。
金額→経費ではありません。
・仕事に関係ある → 経費にする
・仕事に関係しない→ 経費にしない
こういった判断軸も日々磨いていきましょう。
知人や友人から「経費にできるでしょ」と言ってたとしても、仕事に関係あるかどうかは人それぞれ、仕事によっても違います。
経費にできるのかどうか、判断できるのはじぶん、他人ではありません。
鵜呑みにしないようにしましょう。
レシートや領収書からストーリを語れるのは、他ならぬじぶんですから。
■編集後記
昨日は日曜日なのでオフ。朝タスクとブログ執筆はこなしつつ。
パソコンも購入(メーカーのセール期日だったので)。今から楽しみです。
■息子(9歳)
ママとお家で勉強、リハビリをしてのんびり過ごしました。
今日から2学期でしたが、あたらしい装具が届くまでは念のためお休みすることに。
息子は夏休みが伸びた分よろこんでましたが(ママは家事が増えて…)。
■昨日の1日1新
・菓匠 松榮堂 ごま摺団子