仕事を提供しても入金がないということはありえます。
その痛みをやわらげるためにも早期発見、早期対処が大事です。
売上があったその先は
売上がたつとうれしいものです。
じぶんのサービスが選ばれ、買っていただけたわけですから。
ただ、売上がたっただけでは、まだ喜べません。
たとえば、サービスを提供した月の翌月末が入金期日という場合、それまでに入金いただけないことには仕事が終わったとはいえません。
売上をあげるためにかけた時間や経費は水の泡と化してしまいますから。
仕訳だけみたとしても、
売掛金 100／売上 100
のように、売掛金は立てっぱなしのまま。
肝心の入金がなければ、「本当にお金に替わるの？」という話にもなりかねません。
振込みなら、取引先の方での振込処理がないと入金はされませんし、口座振替だとしても、取引先の口座残高が足りてなければ引き落しもされません。
こうなったときは、まずはじぶんに落ち度（たとえば支払期日の記載が請求書にないなど）がないか確認してみましょう。
そのうえで、じぶんに問題がなければ、次の手をうちます。
入金がなかった場合の動き方
入金がなかったら、督促するしかありません。
支払期日という約束が守られていないわけですから。
ただ、督促するにも、それなりの負荷がかかります（精神的に）。
・「何かあったのかな…」
・「もしかすると行き違いかもしれない…」
・「めんどくさがれたら嫌だな…」
といったように、あることないことで”モンモン”と考えてしまいがちです。
ただ、モンモンとしていても、時間だけが過ぎ去って、お金が入ってくることもないわけです。
わたしも実際、入金がなく、モンモンしたことがありましたが、蓋をあけて見ると「ほかのものと一緒に払ったもんだと思い込んでた」など、ちょっとしたことが理由でした。
こうした「ちょっとしたこと」も、確認して蓋を開けてみないことにはわかりません。
こういった体験がきっかけで、現在は、支払期日の翌日の午前中までに入金がなければ、あれこれ考えず機械的に督促するようにしています。遅くなるほど、督促もしにくくなってしまうので。
そして、そもそも論として、まずは入金がないという事実にすぐ気づけるようにしておくことが欠かせません。
未入金に気づける仕組み
支払期日までに入金がなかったとして、その翌日にすぐに気づける仕組みがなければ督促することもできません。
なので、未入金に気づける仕組みはつくっておきましょう。
具体的には、会計ソフトの帳票（元帳など）で気づけるようにしておくことです。
その場合、入金があったときに売上を計上する、いわゆる現金主義で処理してはいけません。
入金があったときに売上を立てるということは、入金がなければ売上が立たないということになるからです。
モノやサービスを提供したときに売上を計上し、同時に、売掛金、つまり近いうちにお金に替わる権利を計上します。
| 日付 | 借方 | 貸方 | 金額 |
|---|---|---|---|
| 2023/8/31 | 売掛金（A社） | 売上高 | 330,000 |
売掛金は、どのお客様分かを特定できるように、タグなどをつけておきます（マネーフォワードなら補助科目やタグ、freeeなら取引先など）。
そして、入金があったときに、その売掛金を反対（貸方）にして消し込みます。
| 日付 | 借方 | 貸方 | 金額 |
|---|---|---|---|
| 2023/9/30 | 普通預金（Z銀行） | 売掛金（A社） | 330,000 |
お客様ごとの元帳のイメージ図で見ると、このように左右（貸借）同じ金額が入り、売掛金残高がゼロ、つまり全額入金済であると確認できます。
逆に入金がなかったら、このように残高が残っていることになるので、未入金に気づくことができるはずです。
クラウドサービス（マネーフォワードやfreee）で請求書を発行することでも気づける仕組みはありますが、いずれにしても、まずは「入金がない」という事実に気づける仕組みは必要です。
そして、間違いなく入金がないと確認できたら、お客様に連絡しましょう。
その連絡も、わたしはメールやチャットで連絡するようにし、電話では連絡しません。
ただでさえ、督促の連絡というのは精神的な負荷もかかりますし、それはお客様にとっても同じことです。
単に忘れてただけということもあるので、メールで伝えた方が誤解も生まれにくい感覚があります。
わたしがお客様の立場だったら、電話の方がびっくりするでしょうし。
メールの文面も、変にとりつくろうようなことはしていません。
定型のものでサクッとお伝えした方が何かといいと思いますし。
未入金に気づけること以外にも、こうした伝え方の仕組みも整えておくとよいかと。
そして、わたし自身、まだ経験はありませんが、督促しても入金がないようなら、そのお客様との取引はあきらめる覚悟もしています。
仕事やお客様の属性によっては、前もって入金いただくなど、仕事の入口も見直すようにしています。とくに単発のサービスは入金確認後にスタートするようにしています。
仕事を提供したら、お金に替わるところまでチェックするしておきましょう。
お金に替わらなくても、売上は立ちますが、利益とお金が増えません。
■編集後記
昨日はオフ。朝タスク、ブログ執筆、家族でイオンへ。
フローズンフェアでアイスを試食。お気に入りアイスも見つかり早速購入しました。
■息子（9歳）
昨日は家族でイオンへ。キッズパークで遊びました。
お試しで、よくばりパスポート（30分）を購入。
よくばりパスポートは時間内であれば何度でも遊べるというもの。
太鼓の達人は妻と（アイドル、星のカーヴィー）。UFOキャッチャーでカーヴィーの景品をGETして楽しめました。
回数制限のあるゲームもあるので、パスを買うかどうかはそれをチェックしてからでもいいのかなと（UFOキャッチャーは2回まででした）。
■昨日の1日1新
・イオンのよくばりパスポート
・misdo ネットオーダー
