クラウド会計なのに預金の残高が合わない場合の対処法

クラウド会計 - EOS RP(RF35mm f 2.0 1/80 )
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経理をやったときにその結果が合っているか。まず合わせたいのは預金の残高です。

合っていなければ、まず疑われても文句はいえないくらいの預金残高。
クラウド会計を使っていても例外ではなく、預金残高が合わないケースもあり得ます。

目次

クラウド会計なのに預金残高が合わない?

クラウド会計の強みは、なんといってもデータ連携ができること。

従来からあるダウンロード型のソフトでは、預金の取引の仕訳はじぶんで入力。

これが実際の口座残高と会計ソフト側の残高が合わない原因となっていることも多く、その都度、ネットバンクや通帳のお金の動きを見返したりして仕訳を修正するということが必要だったわけです。

これがクラウド会計ソフトだと、銀行とデータが連携されるわけですから、仕訳が漏れる、金額を間違うということはなく、残高が合わなくなるということは基本的には起こりえないわけです。

ただ、「合わない…」ということもあります。

預金の残高が合わないケースと対処法

クラウド会計を使っているのに、どうして預金の残高が合わなくなるのか?
次のようなことをチェックしてみましょう。

資金移動の取引がダブって仕訳されている

マネーフォワード(MF)を使っているケースにあり得る話ですが、データ連携している2つの預金口座間で資金移動している場合。1つの取引のはずが、2つの取引データが連携されていることになります。

どちらか一方を「対象外」にすることもできますが、これはおすすめしません。
なので、2つとも登録し、1つの取引にまとめる架け橋となる科目、たとえば「複合」や「資金移動」といった科目で2つのデータをまとめます。

amazonのデータ連携の場合と考え方は同じです。

じぶんで預金科目を使った仕訳を手入力している

クラウド会計に預金口座を連携していて、クラウド会計側の預金残高と預金口座の残高が合っていないという場合、その原因をさぐっていくと、同じ日付、同じ金額の仕訳が入っているというケースもあります。

つまり、データ連携された仕訳とは別に、じぶんで預金科目を使って仕訳してしまってるという状況です。

なので、データ連携されたときの自動仕訳ルールを設定しておくのも対処法の1つです。
預金口座やその摘要、金額などから仕訳パターンを判別してくれるというものですが、毎月あるような定期的な取引については、設定しておきましょう。

登録すべき取引を「対象外」にしてしまっている

クラウド会計にデータ連携しているのに、残高が合わない。

もしかすると連携されたデータを
・「対象外」にしている(マネーフォワードの場合)
・「無視する」にしている(freeeの場合)

ことが原因となっている可能性があります。

「対象外」や「無視する」というのは、「クラウド会計ソフト側に連携はされたけど、反映はさせません」ということを意味しています。

なので、「対象外」や「無視する」とした預金取引のデータはクラウド会計側から抜け落ちてしまい、結果的に残高が合わなくなるわけです。

そのため、「対象外」や「無視」の仕訳がないかチェックしてみましょう。それが原因であれば、「対象外の解除」や「無視の取消」で元の状態に戻せます。

データ連携が止まっている(電子証明書の場合)

銀行によっては、連携するために電子証明書が必要という口座もあります。

この場合、電子証明書を使って連携をしてあげないと、クラウド会計側にデータ連携がされません。

銀行によって、この電子証明書が必要か不要かは取扱いが違うので、これからという場合であれば、このあたりも注意しておきたいところです。

おすすめは、電子証明書でなくても、自動で連携されるAPI連携に対応した口座です。
わたしも現在使っている地銀とネットバンク(住信SBI)は、毎日自動で連携されています。

日々のチェックが大事

預金の残高を合わせる、というのは、経理をする以上は必ず合わせておきたいところです。

会計の数字で、まず見るのはお金ですから。

預金の残高が合っていない決算書は、まず疑われても仕方がないという位置づけです。

数字を見る側としても、「預金の残高が合ってないの!?」、「それなら他の科目もおかしいんじゃ…」となってしまいますから。

いっぽうで、預金の残高が合っていれば、大どころのお金の動きはきちんと経理されている状況ともいえます。
売上や経費が、なぜ増えたのか、減ったのか。その理由も預金の動きから見えてきます。

経理は、税金を払うため、過去の数字をまとめるためではもったいないです。
これから先を考えていく材料にしていきたいものです。

そのために、預金などのお金の動き、残高はチェックしておきたいところ。
お金の残高が合っていれば、少なくとも現在地を見失うことはありません。

フリーランスであれば、仕事のお金だけではなくて、プライベートをすべて含めたお金についても同じです。

ということで、預金の残高のチェックは、日々やっておきましょう。
日々やっておけば、間違いがわかっても気付けますから。

■編集後記
昨日は朝のタスクと会計士業、じぶん(個人事務所)の数字チェックなど。HPのカスタマイズを少し進めました。

■息子(9歳)
24日の夜に発熱し39℃台まで熱が上がりましたが、昨日の朝から平熱に。朝6時に起きてきてクリスマスツリーにあるプレゼントを発見し大興奮でした(SWITCHのスマブラ)。夜はすっかり元気になり一緒にプレイ。CPUがプレイしているゼルダに向かって「なんだ!この○○!!、コノ~!」とダークな一面も…。
インフルエンザの予防接種が効いたのかわかりませんが、ひとまずゲームできるくらい回復して安心です(今日は念のため病院に…)。

■昨日の1日1新
・大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL(SWITCH)

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