独立前に重要アイテムと考えていたものがありました。名刺です。
ただ、独立後の現在、積極的に使うことはなくなりました。
名刺は有力なツールの1つ
独立前、「独立後のためにできることはないかなぁ」と、自分なりに研究していました。
独立後にやることを想定して、独立起業のセミナーをあれこれと受けていました。
そこで共通して触れられていたのが「名刺」です。
そこから、名刺のつく方などをネットや本を読んだりして研究。
名刺をつくれるサービスをネットで探して、自分専用の名刺をつくりました。
独立当初は、自分の名前を知ってもらう必要があるので、名刺は有力なツールの1つにはなるでしょう。
連絡先は載っていますし、何かがきっかけとなって仕事につながる可能性もあります。
名刺の裏面を使ってプロフィールなどを載せておくことで、共通の話題になることもあります。「名刺にあった趣味を思い出して…」と連絡いただいたことも過去にはありました(たまーにですけど..)。
何より、名刺というサイズに収まるようなプロフィールを書くというのは、いいトレーニングになります。要点をまとめる、取捨選択しなければ載せきれませんので。
ということで、多少なりとも効果はあったと感じています。
ただ、知ってもらうためとはいえ、名刺に情報を載せているというのは、わたしにとってはデメリットになる部分もありました。
当時は携帯の番号も名刺に載せていたので、電話もかかってくるのです。
自分から番号が載った名刺をお渡ししているので、そりゃかかってきても不思議なことでもないわけで。
で、「これはマズイ」と、電話番号を載せるのをやめました。
その後もデザインを変えたり、裏面のプロフィールを更新したりなどカスタマイズもしています。
そうして今は?というと、名刺が活躍することもほとんどなくなっています。
調べると、最後に名刺を発注したのは約2年前でした(しかも在庫あり)。
裏面の情報は当時のままですし、さすがにカスタマイズしたほうがいいのでは?と一瞬頭をよぎったこともありますが、現状はそのままにして変えていません。
名刺で困ることも以外とある
名刺を変えるとして、どの情報を変えるのか。
たとえば、
・顔写真を入れる
・裏面のプロフィールを更新する
・デザインを変える
・紙質を変える
といったことは変えられます。
ただ、出番がほとんどないのにやる意味があるのかどうか。
考え方が変わったのは、以前ほどの意味も効果もないと感じたからです。
まず、異業種交流会などに行かないので、「はじめまして」というときの活躍の場がありません。
名刺を渡した人から全文コピペの営業メールがくる(〇〇様の部分だけ名前を変えてる)こともありましたし、勝手にメルマガに登録されて送られてきたこともありました。
驚いたことに会ったこともない人からメルマガが届くなんてこともありました。
「このメルマガは、お申込みいただいた方、名刺交換させていただいた方にお送りさせていただいております」みたいな文面で。メルマガに申し込んだことも、名刺交換も会ったこともないのに…です。
それに、通常、はじめての方と名刺交換をしても、その場でチラッと見るだけです。
あいさつも大事ではありますけど、話もしたいですから、それはそれで仕方のないことですし、普通のことです。
だからこそ、別に名刺ありきで考えなくてもいいのかなと。
結局、そのあとの会話で興味をもっていただけるかどうかで、これからも・・・ということになれば、SNSもありますし、空メールを送ったり、HPからお問合せやお申込みいただくなど、ネットがない時代に比べれば選択肢は増えています。
意外に困ったのは、レシートを発行してくれない飲食店。領収書をもらうときの宛名で「名刺見せてもらえます?」と言われたくらいです。
ちなみに、いただいた名刺はGoogle Keepに保管しています。
常識か非常識かは環境次第
独立後はそれまでの環境、常識や慣習にとらわれる必要はなくなります。
それで変えてきたことは山ほどあります。
変えるにもちょっとした勇気と覚悟が必要ということもありましたが、自分の中で腑に落ちていないことを慣習だからといって続けるのは意味がないとさえ考えています(お客さまにとってもいいことであればという前提はあります)。
あまり人がやっていない…だから、やめておこう…。ではなく、人がやっていない…でも自分にとっての意味を感じるならやる、違和感を覚えたらやめてみる、変えてみる、という方がわたしにとってあしっくりくることが多いです。
・平日にプライベートの予定をこなす
・土日祝日は完全オフにしない
・意味もなく行列に並ばない
独立前には気にもとめなかったことですが、今はこれが通常の仕様です。
名刺も同じような感覚です。
それに、独立当初はじめたばかりのブログやHPも今は育ってきています(のはず)。
名刺じゃないと知ってもらえないというわけでもありませんし、ネット上に出すということを考えるとやれることの幅も広がるかと。
■編集後記
昨日は引き続き妻の実家。お昼に自宅へ車で帰りました。戻ってからはブログなどをやり、息子と8番出口をSWITHで。シンプルながらもけっこう深いですね。
■息子(10歳)
自宅に帰ってからSWITHの「8番出口」をダウンロードして遊びました。気がつくと2時間が経過、でもクリアできず…。出口7までは行けましたがそこからが難しく…。あきらめてませんでしたけど明日リベンジするようですが。
■昨日の1日1新
・8番出口を息子とプレイ(SWITH)