独立後は独立前のように目の前に仕事があるわけではありません。
ただ、求められていなくてもやりたい仕事ならやれるのが独立後。
むしろ、そんな仕事こそやってみる価値はあると考えています。
期限も依頼もない仕事をやるかどうか
仕事というと、依頼があって、早かれ遅かれ期限という締切はあります。
独立するまでは、そういった仕事が目の前にあり、それをこなすことが仕事の中心でした。
ところが、独立後はそうした仕事ばかりでもありません。
・依頼なし
・期限なし
そんな仕事も出てきます。
となると、「依頼もなくて、期限もないのなら、別にやらなくていいのでは?」とも考えられます。
ただ、独立前後の大きな違いは、この「依頼なし・期限なし」の仕事もやってみる価値はあるところです。
必要とされていない仕事にこそ時間を確保する理由
「依頼なし・期限なし」であれば、別にやらなくてもいい仕事。
売上には影響しないとも言え、わざわざ手をかけなくてもいいわけです。
ただ、何も変わりません。
ひとりの場合であれば、誰かが発破をかけてくれるわけでもないので、良くて現状維持です。
それを望むのかどうか。
独立後は雇われの身にはもう戻りたくはないという気持ちはあるでしょう。
回避するためにも、少なくとも中長期的な目は必要です。咲くかどうかわからないことでも、タネをまくことも必要です。
そのためには、自らの手で仕事をつくることになります。
やれること、やりたいこと、変えたいこと。
探していくことは欠かせません。
たとえば、教えることはやりたいことですし、お役にたてる可能性はあるはずです。
でも、何を教えるのか。ニーズがないことかもしれませんし、企画段階ではわかりません。
ブログも同じです。
「誰にも読まれないんじゃ…」という記事のほうが、かえってよく読んでいただける、あるいはその逆ということもあるわけです。
結局、出してみないことには何もわかりません。
そう考えると、とりあえず出してみる、依頼がなくても声に出してみるステップは必要でしょう。
期限がなくても、その時間は必要になります。
独立すれば、目の前に仕事が降ってくることはありません。
現状維持だけではなく、営業や勉強、試す時間も欠かせません。だれに何を言われようとも立派な仕事です。
逆に、目の前の仕事に追われていては、将来のための仕事をする時間はもてないでしょう、
わたし自身、とくに独立当初は目の前の仕事を増やそうとするあまり、時間に追われることにもなってしまっていました。
もちろん、食べていけるだけのお金は必要なわけですが、必要以上に追い求めるとバランスをとることもむずかしくなります。
だからこそ、バランスには油断できません。
増やすより減らすほうがなにかとタイヘンですから。
独立後はこうしたバランスをとりつつも、求められていない仕事、期限のない仕事もつくっておきたいものです。
夢中になれる仕事に時間をかける
たとえ、求められていないとしても、夢中になれる仕事に時間をかけたいところです。
たとえば最近のわたしの場合だと、
・ブログを書く
・HPのカスタマイズ
・ブログのカスタマイズ
・カメラで写真撮影
・Photoshopで画像編集
・Excelでしくみづくり
・パワポでスライドづくり
・ロゴのデザイン
といったことをやっていました。
どれも求められていない仕事です。
ブログもHPも自分でつくって続けようと決めた仕事。
それを続けていくことが営業にもなり、やりたい仕事でもあるからです。ブログは毎日書くと決めてからは毎日が締め切りですけど。
とはいえ、毎日求められていない仕事に約2時間、続けていれば変わる可能性もありますし、ニーズを探し出すという現状維持にはない楽しさがあります。
やってみた結果、アテが外れることも多々あるのですが、それは仮説が違ったという結果論として受け止めています。
依頼があるわけでもなく、はっきりとした期限もあるわけではない。求められてもいない。
そのようなことでも、
・現状を変えたほうがいい
・やってみたい仕事がある
・レベルをあげたい
ということであれば、仕事と定義してやってみてはどうでしょう。
やってみないことには、何が求められているかはわからないわけですし、何が強みなのかも出さなければ気付けないのですから、やってみる意味は十分あるかと。
求められてもいないのに夢中になれることがあれば、それは強みといえるわけですから。
■編集後記
昨日は朝の習慣、息子の学校に送ったあとは会計士業(法人)を中心に。基礎研究は少し進めました。
■息子(10歳)
朝、ランドセルの中身を見ると宿題(やってない)を発見。「学校でやるからいいよー」というので、そのまま学校に行くと、先生からも言ってもらえました「おうちでも勉強してほしいから、そのための宿題だよー」と。
先生から言うのと、親から言うのでは説得力が違います…(わたしの言い方の問題という自覚はあり…)。
■昨日の1日1新
・Excelで新しい仕組みづくり