料理をすることで手作りならではのことを学べることは多いです。
手づくりする、ひと手間かけるというところは、仕事にも通じるところがあるものです。
「料理する」という手作り
独立後に変わったことはいろいろありますが、その1つに料理をするようになったことがあります。
独立前は食べる専門だったわたしですが、独立後は家族と過ごす時間を持ちやすくなったこともあり、じぶんで料理をするようにもなりました。
もちろん、はじめから上手く作れるわけでもなく、「超」がつくほどの初心者でした。
我が家の場合、妻が基本、作ってくれることが多いですが、わたしが担当することもあります。
もちろん、毎日3食作るともなれば、手作りにこだわることもハードルは上がるでしょうから、匙加減や工夫は必要なんでしょうけど。
ただ、決まってわたしが作ると決めている毎年恒例の手料理もあったりします。
先日の大みそかの日も作りました。豚の角煮です(写真は撮り損ねたのが失態でしたが…)。
角煮を作ったのは今回で4年目。
材料は豚バラロースと大根、そしてゆで玉子の3つだけと至ってシンプルな料理ですが、シンプルなだけに奥深さも感じています。
・豚バラ肉の質
・下ゆで時間
・煮込み時間、火加減
などなど。
手作りすることの良いところは、ひと手間かけた分、味(カタチ)になって返ってくるところかなと感じています。
じぶんなりのこだわりポイントのような些細な発見ができることもあります。
そう考えると、日々の仕事、ブログのような発信を手作りすることにも共通するところは多いです。
時間をかけた分良くなるのか
独立後、ブログやHPなどネットを使って発信をしています。
WordPressやテーマと呼ばれるデザインの下地となるサービスは利用してはいますが、それ以外はほぼ手作りです。
見出しは3つ、1記事1500文字前後、じぶんの体験を織り交ぜる、じぶんで撮影した写真を1つ以上使うというルールでやっていますが、手作りしたこともあって、こだわりをもっているつもりです。
ただ、手作りには時間を確保することも必要です。
こだわりをもとうとすればするほど、最初の頃は時間はとくに必要でした。1記事6時間かかったことも何度もありましたし。
ただ、時間をかければかけた分だけの成果があるのか。
豚の角煮でも煮込めば煮込むほど美味しくなるのかとうと、そうとも言えないのかなと。煮込みすぎてお肉が硬くなってしまったことがありましたし)。
それでも、時間をかけてこだわることができれば、成果は例え小さくても拾えるものです。
豚の角煮でいえば、
・半月切りにする大根の幅→1cmくらいがちょうどいいかも
・豚バラ肉選び→ロースを選んだ方が脂身少な目であと味が良いかも
・ゆで玉子→半熟のゆで卵を煮込んだ方が黄身が美味しく感じるかも
のようなことです。
1つ1つは細かいことのように思えるかもしれませんが、小さくても1つ1つの気付きも成果は成果かなと(次、作るときに忘れていなければ…ですけど)。
発信を手作りするというときも、大きな成果ばかりを考えず、こうした小さな1つ1つを成果と考えるようにしています。たまたまバズったりで大きい収穫というのも無くはありませんが、そればかりを考えていると楽しめなくなりますから(わたしの場合)。
仕事(発信も)、遊び。何をやるにも”楽しめる要素”というのは欠かせません。
角煮のように煮込むことは必要
独立後、それまでの人生であまり触れてこなかった料理に触れるようになって、「じぶんなりの味を出す」ことを感がるようにもなりました。
じぶんなりの味。個性とも言えるかと。
料理で言うと、食材を選ぶ→レシピをチェック→つくってみる→味見してみる→食べてもらう、のような工程があるわけですが。
この工程を繰り返して、じぶんなりのこだわりであったり、じぶんの味、個性というものが見つかるものかもしれません。
はじめからミシュランの星○つ、なんてことはできませんし、そもそも100点満点だけ狙う必要もないわけです(キン肉マンで完璧超人編というのはありますけど)。
できることをコツコツ煮込むイメージで1つ1つの成果を拾っていく。そんなイメージは持ち続けたいものです。
■編集後記
昨日は朝のタスクのあとはオフに(元日ということで)。ふぶいたと思いきや、ぱっと晴れたりとわかりにくい天気でした。朝は快晴で初日の出は見れました。
■息子(10歳)
お餅に興味がないようで、今年の元日もお雑煮は餅抜きだと食べました(お餅を入れると一口も食べないので致し方なく…)。ただ、どうしても苦手というのならムリに食べさせようとしても仕方ないのかなと。わたしも大根おろしだけは苦手ですから。
■昨日の1日1新
・新しくオープンしたスーパーでの食材探し