「自分との闘い」に「値段がつく」=「仕事」という関係性

  • URLをコピーしました!

※打ち合わせで利用したレストランにて – by iPhone15

フリーランスとして仕事をしていく上では、闘う場所の見極めをしていくことは大事です。

勝ち目のない闘いはできるだけ避けて、意義ある闘いに時間を使っていきたいものです。

目次

独立後の闘い

独立とは、いろんな相手と闘っていくもの。それが独立後の世界だと思っています。

闘うといっても、相手は人だけではありません。

知ってもらう、ブログなどを見てもらう、依頼される、仕事を提供する、お金を払っていただく。
一連の流れに闘う場はあり、その場その場で勝率を高めていかなければなりません。

とはいえ、ライバルを極端に敵対視するというわけではなく、背後から不意を衝くわけでもありません。

三国志では武官と文官に属性が分けられていて「闘い」というと、武官(呂布や張飛など)をイメージするものですが、ここで言う闘いとは、武官も文官も含めた総合力での闘い。

普段は「闘う」のような争いのイメージのある言葉は使わないのですが、ひとりで仕事をしていく上では、この「闘い」を意識しておかないと、良い仕事もできないという思いがあり、闘うイメージは常にもっています。


「戦う」ではなく、あえて「闘う」の表現にしているのにも理由があります(一応…)。

「戦う」は、「武力や知力などを駆使して、相手に勝利することを目指す」という印象。

いっぽう「闘う」には、「武力や知力などを駆使して、困難や障害に打ち勝つ」という印象。

前者(戦う)は、相手(ライバル)に打ち勝つ意味合いが強いですし、後者(闘う)だと、相手(自分)に打ち勝つイメージがありますし、広義の戦いのイメージがあります。

ひとり(フリーランス)として生きていく上では、自分の甘さやメンタルに打ち勝っていくことも大事という考えで、後者の「闘う」という表現にしています。


フリーランスにとっては、どこで闘うかはとても重要です。つまり、闘わない要素を見極めることが大事です。

闘わない要素を見極める

私(現時点)では、次の要素では闘わないようにしています。

才覚

「才覚」がとびぬけているような人とは闘っても勝算はありません。
仕事を受注できる商才や外交、交渉などの才覚も含みます。

話のもっていき方、うまい文章を書ける才覚も同じくです。

こういうテリトリーでは闘わないようにしています。

たとえば、公認会計士・税理士でいえば、暗算ができて計算力がある、外国の会計ルールにも精通している、スッと相手の懐に入って交渉するといった才覚をもった方もいますが、そこで闘ってもわたしに勝ち目はありません。

むしろ苦手という自覚があるので、それ以外で闘える要素のことを考えています。

たまーに「容姿◎、スタイル◎、爽やかさ◎且つ、頭もすこぶるいい」という”センスの塊り”みたいな人もいますが、そういう人には到底太刀打ちできません。

いさぎよくあきらめるのも闘い方の1つです。

お金

財力、資金力がめちゃくちゃある人と闘っても勝算はありません。

代々受け継がれて一財をなしている会社、もともとお金をもっている人、相続や不動産投資などで財を得ているような人などです。

こちらが最前線で物資を現地調達しながら、あれこれ策を練って地道に闘っているところに、本国の資金力があり、物量をもって圧しよされてしまえば、ひとたまりもありません。

資金力があると、数で優位にたてるので、価格を犠牲に安くしても闘いを挑めます。

価格0円の無料サービスで挑んでも、まったく同じことをされればきびしいでしょう。

規模では到底かないません。

価格を許容しやすい大企業と価格を許容できない個人とでは、闘う要素を別にしなければ勝算なき闘いをせざるを得なくなります。

蓄積

3つ目は、過去から積み上げてきた時間。これまでの蓄積です。

「どれだけの時間を蓄積してきたか?」です。

時間であって、年数のようなあいまいな時間ではありません。

「業歴〇年」や「〇年在籍」などの経歴だけなら、こちらが怯む理由はありません。

ただ、「業歴〇年」でも、その道でじっくりと腰を据えて、膨大な時間を蓄積しているなら、やはり勝算は限りなくゼロに近いです。

それだけの時間(命)をささげてきているのですから、到底かないません。
これもまた、別の要素で闘えないかを探すしかありません。

「自分が闘うとしたら?」で仕事をイメージする

自分で闘わない(闘えない)要素があるなら、逆説で闘う(闘える)要素を決めておきたいものです。

生まれもっての才覚やお金で財をなしているなら、それを駆使して闘うことはできます。

わたしは才覚もお金どちらも心もたないので残る累積時間で駆使するしかありません。

累積時間を考えるときに注意しておきたいのは、過去にすでにかけてきた時間だけを見ないということです。

累積してきた時間とは、過去~現在までの時間ということ。

過去の時間は現在の時間の累積なのですから、過去の経験で投資した時間ばかりを考えてはいけません。
今、そしてこの先にかける時間が、将来の累積時間であることを忘れてはなりません。

そう考えると、闘える要素は累積時間。
わたしが闘うとすれば、同じく時間を積んでいくことです。

・周りから「なにそれ?」や「すごいね」と反応されること
・時間をかけることが苦にならない(楽しい)こと
・値段をつけたこと

に時間をかけ累積していくことです。

周りから「なにそれ?」や「すごいね」と反応されることは、他の人がやっていないことからくる反応ですし、現在持っている他との違い(特徴)である可能性が高いです。

業界が同じであっても、違う特徴があればいいわけです。

まずは自分にはどういう特徴があるのか、自分が時間をかけていることで周りがやっていなさそうなことを探りましょう。

それが複数あればより理想的です。掛け合わせることで違いも明確になります。

そして、値段をつけること。
時間をかけ、その時間を蓄積していけるものに値段をつけておくことが大事です。

ひとり(フリーランス)の闘いは自分との闘いも含まれます。
というか、自分との闘い=仕事といっても言い過ぎではないでしょう。

時間を累積していく以上、仕事として値段をつけておかないと、事業を続けいくことはできませんし、食べていけなくなっては敗北以前の問題にも発展します。家族がいればその家族を守ることは大前提としてあるはずです。

規模で闘わないなら、自分との闘いは避けられません。

このように考えると、「自分との闘い」が「時間を蓄積」することにつながり、選ばれる「強みや違い」が明確になっていくとも言えるのかもしれません。


■編集後記
昨日は朝の習慣のあとは車で外出して会計士業、打ち合せなど。
夕方は打ち合わせでカフェへ。ストロベリースムージーが美味でした。
帰りは妻が予約してくれていたデコレーションを受け取って帰宅。自宅で誕生日を妻と息子がお祝いしてくれました。
右足首を若干、捻挫したらしく(運転中にアクセルを踏む動作時に地味に痛みが…)。

■昨日の1日1新
・麻婆豆腐(中華晋香苑)
・ストロベリースムージー(武蔵野珈琲店)
・デコレーション(パールモンドール)

■息子(11歳)
・運動会の練習、綱引きは楽しめて参加できているようです(明日の本番も出る気満々)。
夜はカットしたデコレーションケーキをおかわり(明日の運動会でカロリー消費予定とのことで..)。


この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

  • URLをコピーしました!
目次