※今のデスク環境 – by iPhone15
もし独立していなかったらやってなかっただろうなということがあります。
独立5年目ということもあり、独立前後で変わったことをまとめてみました。
組織→自分へ
独立前後で大きく変わったのは、「組織」→「自分」になったことです。
独立前では、組織のルールがあり、社内の一員として足並みを揃えて行動しなくてはなりません。
・9時～18時は就業時間
・使っていい道具は組織が用意したもの
・休みたい（残業しなきゃならない）ときは上司に申請
組織を動かしていくためには、統率しやすい仕組みが必要です。
ただ、独立後はこの縛りがなくなります。
というか、自分で行動しないことには、何も動きません。
組織のルールがなくなり、独立前にはやれる機会も、やろうとする気持ちもなかったことが独立後にやれていることもあります。
5年目（節目といえば区切りのいい年数）ということで、振り返ってみました。
もし独立していなかったらやっていなかったはずのこと（10個）
もし独立していなかったら、やっていなかっただろうなということをあげてみます。
1.ブログ（発信）
独立する前に勤務していた会社にもHP（ホームページ）はありましたが、自分がそれに関わったことはありません。
専門の部署がありましたし、完全に見る側だけでした。
独立すると決めたときに、自分から発信することを決めました。
どんなテーマで発信するか、1回あたりのボリュームをどうするかも自分で決めたルールを守るだけです。
独立前だと、ルールに制約もあるでしょうし、自分の体験や考えなど自由に発信していたら厳罰ものだったでしょう。
間違いなく独立していなかったらやってなかったことです。
2. 早起き（朝型）
独立前は、就業時間に仕事さえしていれば怒られることはありません。
通勤に合わせて朝起きる時間も7時に決めていました。
独立して1～2年くらいまでそれが変わりませんでした。
独立後は、時間を上手く使いたいと工夫するようになり、夜型から朝型に変えました。
今は朝4時～5時半くらいに起きて仕事をしています。
早起きが習慣と言えるようになるまでには時間がかかりましたが…。
就業時間がある独立前ならやってなかったはずです。
3. ITスキルを磨く
独立前は、勤務している会社のパソコンを使っていれば仕事ができました。
トラブルがあっても、会社が対処してくれますし、仕事で使うソフトさえ使えればそれで問題ありません。
ただ、前述のブログをはじめたことがきっかけで、ITスキルを磨くことも仕事の1つと考えるようになりました。
・サーバーを契約する
・ドメインをとる
・メールアドレスをとる
・HPやブログをつくる
・テーマを変えてみる
・プラグインを試す
・クレジット決済サービスと連携する
・自動返信メールを設定する
・動画販売の仕組みをつくる
独立していなければ、どれも自分でやる必要もないことですし、すでに独立している周りを見ても
ほとんどの方が外注してました。
ただ、わたしは外注はせず、自分でつくってメンテナンスすることを選びました。
外注したほうが早く立派なものがつくれるのでしょうけど、あとから直したいと思ってもすぐにやってもらえるとは限りません。メンテナンスのたびにお願いするというのも、めんどくさいなと。
自分でやってもいいと思えることは、自分でやってコントロールできるようにしておく。そう考えるきっかけがITスキルを磨くことでした。
4.仕事着と私服
独立前の仕事着（＝ユニフォーム）は、スーツ＋ネクタイ＋革靴の3点セットでした。
で、土日などのプライベートでは私服。
完全に切り分けてました。
ただ、独立後は平日も私服で過ごすことが普通に。
1日中同じ仕事をしているわけではありませんし、私服と仕事着を完全に切り分けないほうが動きやすく感じたのです。
お客さまと会うときは、ジャケットを羽織ることもありますが、基本はオンオフどちらでも動きやすい服装です。
ちなみに靴は、NIKEかColumbiaで機能性重視です。
5.カフェ巡り
独立してからできた趣味がカフェ巡りです。
個人事務所（会計士、税理士）の仕事は、事務所に戻らないとできないような仕事もありますが、それ以外でどこでもできる仕事はカフェでやるようになりました。
ブログを書いたり、インプットや考えたいときなどにカフェに行くことも多いです。
そうこうしていると、カフェで仕事するスキルも身につきます。
空いているカフェ、集中しやすいカフェ、カフェで便利な道具などにもアンテナを張るようにもなります。
独立前だと明らかにサボってるとみなされるでしょう。
時間を上手く使うためにも、集中しやすいならカフェで仕事することを選べます。
6.残業しない
無制限に「残業しなくていい」という会社はそうそうないでしょう。
独立する前の最後の2年くらいの間、残業しないという制度を利用していたことがあります。
ただ、期限はあって、小学校卒業まででした。
期限がきたら、残業できますと手をあげる（本意ではなくても）のが通常かもしれません。
それでも、残業できない人もいます。わたしもその1人でした。
残業を受け入れていた時期もありましたが、残業前に夜食を買い出しに行くことにモヤモヤするものもありました。
それなら早く仕事して帰ろうよと。
期限が近い仕事が集中することも。毎日ように終電で帰ることが1年以上続き。
そうなると残業が残業ではなく定時が単に延長しているくらいの感覚でした。
そのままいっていたら、残業ありきの人生になっていかもしれません。
7. 行列や混雑
独立前は、ランチに行くのも12時が目安でした。
行列に並んで休憩時間を浪費していたこも数知れずあります。
独立後は、きっちり12時を目安にすることはまずありません。
今はランチをとるなら11時くらいか遅めにとることもあります。
前述の朝型になってから、生活の時間軸をずらしたことで、行列や混雑を避けやすくなりました。
独立前だと、他の人が仕事している中でひとりでランチにでも行こうものなら、さぞ怒られていたはずです。
8. 言葉の取捨選択
独立前は、組織の一員として足並みを揃える必要もあります。
そうしているうちに、周りを合わせた言葉を使い、そのことに慣れきっていました。
独立後は、ブログで書くことで、言葉を取捨選択するようになりました。
「忙しい」
「バタバタしてて」
「あっとう間」
など独立前は疑問にも感じなかった言葉も、今は使わない言葉です。
忙しかったり、あわただしくバタバタしていることが、必ずしも幸福なこととは限りませんし、そうならないことを望んでいるので使わない単語登録にしています。
独立していなかったら、言葉にこだわることもなかったでしょうね。
9. 気にしすぎない
独立前は、足並みを揃える団体行動も必要です。
団体で動くので、周りの目なんぞ気にならないことがほとんどでしょう。
独立してからは、周りを気にしすぎていては何もできません。
このブログも周りを気にしていたらできません。
10. 道具を選ぶ
勤務していれば、仕事の環境は会社が用意してくれます。
パソコンやデスク、わたしが勤務していたところではスマホも用意してくれていました。
用意されていれば、自分で行動する必要もありません。
動物園のライオンが、自分で狩りをする必要がなくなるのと同じです。
エサは用意してもらえるので、良い狩り場はどこか？などを考える必要もありません。
狩りのスキルも。野生のライオンと比べると野生のほうが上でしょう。
独立後は自分で買わなければなりません。
ただ、自分で選べる楽しみがあります。
自宅用のモニターは縦置きと横置きで2台ほしいとか、オンラインで使うカメラとは別に顔認証のためだけにWebカメラを使いたいとかは、独立していなかったらなかった選択肢です。
人生は1周限定。何に命を削っていくか
とはいえ、1番変わったことは、生き方です。
どう働くか、というより、どう生きるか。
仕事とプライベートを無理に分けて考える必要もありません。
仕事だけを切り取って考えると「働き方」とも言えますが、「働く」の「働」という字が、人に動かされる受け身のイメージがありまして…（細かいと思われるかもしれませんが..）。
なので独立後は、「生き方」と言ったほうがしっくりします。
人生は1周限り。2周目はありません。
1周目で家族や友人との時間、仕事の時間、自分の時間を使っていく必要があります。
すべての時間に命を削っているとも言えます。
こう考えると、独立しないで会社員のまま生きるのも、独立するのも、どっちの選択肢もありです。
どう命を使っていきたいか次第でしょう。
独立後は自分で選んで行動し続けることの連続です。
どっちを進むかは、その最初の選択です。
■編集後記
昨日は朝のタスク、月末なので請求書発行や資金移動、freee人事労務の設定など。
午後は学校まで息子を迎えに。新任の副担任の先生ともご挨拶も。
夜はドラマ「99.9 刑事専門弁護士」のシーズン2をNETFLIXで。
■昨日の1日1新
・新任の先生と挨拶
・99.9 刑事専門弁護士 シーズン2
■息子（11歳）
新任の副担任の先生とも打ち解けて楽しい様子。
月曜のクラブ活動、パソコンを触るのが楽しいようです。
ゲ、ゲームですけど…。それがゲームの良さでもあります。
