※カフェにて – by Canon RP(RF35mm f 2.0 1/80 ISO 100)
「精神衛生上よくない」という言葉があります。
ただ、独立後は「精神衛生上よい」にすることも不可能ではありません。
「精神衛生上よくない」
「精神衛生上」という言葉は、昔から心にひっかかるものがありました。
「精神衛生上」とは、心の健康や精神的な安定に関して影響するようなこと。
別の言い方で表現するとすれば「メンタルヘルス」とか「ストレス的には」と言えるのかもしれません。
「精神衛生上よくない」のように、ネガティブな意味で使われることがほとんどです。
心の健康に悪い影響がある、ストレスが溜まる、不安になるといった状態です。
組織だと、発言することがむずかしく、「何でもいいから発言して」と言われて発言すると、却下されたり、ときには「空気読めよ…」と冷たい視線を感じたり。
発言するどころか、黙ってその場にいるのも落ち着きませんでした。
わたしが社会人になってから経験した3つの組織では、「精神衛生上よくない」状態だったと言えます。
悪い影響がある場所に週6日(月~土)通勤していたことになります(勤務していた監査法人という組織は週休2日、カウント外です)。
8時間×6日×4週=192時間、年間で2304時間はいた計算です。
仮に、昇進できていたとしても落ち着かなかったでしょう。気兼ねなく発言できるようになったとは思えません。
もうひとりの自分にチェンジして、自分ではない誰かを演じているような錯覚もありました。
それから年数も経ち、今では「そんなこともあったかな」くらいの感覚で懐かしさすら感じます。
「精神衛生上よくない」状態を脱するために、独立を目指すのもありでしょう。
「精神衛生上よい」のための独立
独立する動機としては、大きく2つに分かれるでしょう。
1つは「独立したい!」というポジティブなもの。
もう1つは「組織から出たい!」というネガティブなもの。
前者のほうが、独立のイメージが強いかもしれませんが、後者の「組織から出たい」という独立もあります(わたしも後者です)。
それに、わたしが知っている範囲では、前者より後者のほうが圧倒的に多いです。
「組織から出たい」のパターンは、組織が合っていなかった、向いていなかったということ。
精神衛生上よくない場所にいたということです。
それでも、独立すれば、心穏やかになれる場所、精神衛生上よい状態を保つことも不可能ではありません。
わたしも今にしてその場所に足を踏み入れることができるようになってきました(独立5年目をむかえてようやく…)。
気兼ねなく発言できる場所が増えてきましたし、平穏に過ごせる時間をもてています。
ただ、独立すれば無条件に精神衛生上をケアできるとは限りません。
そのためにやっていることはあります。
独立が「精神衛生上よい」となるためには?
独立後も精神衛生上よくない場所は数知れずあります。
人と接する仕事である以上、人間関係や交友関係、コミュニティや会に属することはあるからです。
気兼ねなく発言できない、心が落ち着かないということはあり得ることです。
独立当初(1年目~3年目くらい)は、そういう心穏やかでいられないこともありました。
そういった場所にこの先も居続けるのか。
わたしが今も意識してやっているのは、精神衛生上わるくはない場所を探すこと、そしてつくっていくことです。
いきなり「精神衛生上よい」場所つくるというのはむずかしいと考え、その1歩手前で「わるくはない」場所を狙っていったのです。
コミュニティを探すといっても、どこでもいいというわけではありません。
精神衛生上わるくはなさそうなコミュニティです。
つくることとしてやっているのは、このブログなど。自分で声をあげること。発信です。
ブログやHPブログ(さりげなく再開してみました)では、気兼ねなく書くことで、自分の声で発信しています。
気兼ねなく話す場所としては、以前やっていたStand.fmがありますが、今はやめています(方向性を微調整しつつ再開するかもです)。
対面でもオンラインでも、はじめてお目にかかった方や久しぶりに再会した方ともブログというワンクッションを挟んでいるので、はじめて感やお久しぶり感はほとんどありません。
ブログのワンクッションが精神衛生上「わるくはない」むしろ、「よい」関係をつくってくれます。
仕事のご依頼についても、そのワンクッションを挟んでもらうようにしています。
自分の持ち味を活かして価値を提供していきたいですし、そのためには「精神衛生上よい」状態というのは欠かせませんから。
気兼ねなく話せる関係性があってこそ、十二分な価値提供にもつながるものです。
独立後は、「精神衛生上わるくはない場所」を探すことも、つくっていくことも工夫次第で不可能ではありません。
結果、わるくはない場所が「精神衛生上もよい場所」に変わることもあり得ます。
少なくとも、独立後のほうが「精神衛生上」わるくなることはないかと。
もう1人の自分で自分を偽る必要もありませんし、他人を変えることはできませんから。
関わる人というのは、思っている以上に大事です。
そして独立後も「精神衛生上」は油断できません。
望まない関係から徹底して距離をとることの意識は必要です。
独立後、気がついたら「精神衛生上よくない場所に再びいた」なんてこともあり得ることですから。
独立後も「精神衛生上」は意識することも大事にしていきたいものです。
■編集後記
昨日は朝のタスクのあとは息子の学校送迎、自宅へ戻ってから税理士業を少し。その後警察署でとある手続関係(悪い事をした訳ではなく)でした。
■昨日の1日1新
・区役所の新庁舎
・警察署でとある手続き
■息子(11歳)
昨日は5時間目が授業参観。ママの顔を見て喜んでました。
その直前に食べた給食も「うまいっ!」と言って食べてたそうです(昨日は息子の好物:ハンバーグ)

