予定を「埋めていく」と考えるか。「入れていく」と考えるか

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※いっきに秋空へ

予定は埋まっていたほうがいいという考え方はあります。

ただ、予定が埋まるとは、空白がないということ。
予定を埋めるばかりがよいこととは考えていません。

目次

「予定が埋まる」が良いことかどうか

仕事をしていると、知らず知らずのうちに増えていくのが「予定」。

・外出する
・打ち合わせする
・人を会う

のような予定、スケジュールとも呼ばれるものです。

予定が増えることは、それはそれで良いことという考え方もあるでしょう。
予定が埋まって、仕事が増える、その可能性が広がるということは、売上が増える可能性にもつながりますから。

ただ、「予定が埋まる」の裏を返せば、「予定を入れにくくなる」ということ。

予定が増え、スケジュールがびっしり埋まってしまえば、他の予定を入れることがむずかしくなります。

仮に入れることができるとしても、既に決まっている予定をキャンセルするか、後日にずらすかしなければ、その調整もむずかしくなりますし、何といってもお相手に迷惑をかけることになってしまいます。

なので、予定を埋めていくといっても、素直に喜べることばかりではありません。

ところが、世間一般的には、「空白」より「埋める」ことのほうが好まれる傾向があるのも事実です。

わたしも独立当初はそう思っていましたし、先に独立していた同業の知人が「3カ月後まで予定がびっしりだよ」と言っていたのを聞いて、羨ましく感じてました。

ただ、今はその考え方も変わりました。

たしかに、仕事の予定がないと食べていくことはできませんが、そればかりでは、独立前と何も変わりません。
バランスをどうとるか。それがしやすい独立後だからこそ、予定の埋め方は考えるようにもなっています。

「予定が埋まっていく」と「予定を入れていく」の違い

独立後、ひとりともなると、絶対的な物量には到底、太刀打ちできません。
効率化、テクニック、時間管理をいくら徹底しようとしても、適性量を超えれば、それも焼け石に水です。

今は、予定が埋まっていけばいくほど、逆に安心できません。

独立後(特にひとり)であれば、じぶん以外に他の予定をこなすことはできないわけで、すべてじぶんがこなすしかありません(外注するという選択肢を選べばまた別なのでしょうけど)。

それに仕事以外のことにも使える時間は必要です。

たとえば、
・研究開発活動の時間
・勉強時間
・スキルを磨く時間
・メンテナンスする時間

のような中長期のための時間です。

自分の時間、家族との時間、息抜きするにも時間は必要です。

会計士の監査や税理士業の確定申告だと、4月~6月や12月~3月というのが、繁忙期とも言われる時期です。

平日も場合によっては土日も、仕事に追われがちな時期です。
予定を埋めていればいるほど、それ以外の仕事はできなくなります。

先月の入院は、この時期とはぶつからなかったわけですが、予定を埋めすぎないようにしていたので、どうにか調整することもできました。入院が短い期間で済んだことも大きかったわけですが。

家族のイベントなどもあります。
秋は紅葉の写真を撮る絶好の季節ですし、年末には、息子の冬休み、年が明けた2月や3月には、息子関係のイベントもあります。

仕事の予定を埋めていくということは、そうした予定を入れにくくなるということです。

仕事の予定というのは、埋まっていくものですが、こうしたやりたいことなどの予定は、先に予定として入れておかないと、いつまでたってもできる日はやってきません。

なので先に予定は入れるようにしています。

そうすると、「仕事の予定とぶつかってしまって、後々めんどうでは?」と思われるかもしれません。

ただ、他の仕事の予定であってもそれは同じなはずですし、ぶつかったときに調整できないことは、そうそうないはずです。

であれば、仕事よりも優先順位高めで予定を入れても構わないはずですし、むしろ入れておくべき予定です。

空白の予定も入れておく

予定を埋めすぎないバランスをとっていくには、空白の予定を入れておくことは必要です。

ただ、いざやるとなると、不安な気持ちになることもあるかもしれません。
事実、わたしはそうでした。

HPとブログ上では、Googleカレンダーで予定を公開しているのですが、空白の予定を入れると、「予定あり」と表示され、自分からブロックしていることを意味しますので。

それもあって、空白の予定を入れるにも、勇気と覚悟は必要です(わたしの場合は必要でしたから..)。


わたしの場合、仕事の総量と納期が短かい仕事には、とくにアンテナを張るようにしていましたし、今も張り続けています。

仕事の総量が増えれば、絶対的な物量は増え、件数に比例して予定の数も増えていきます。
納期が短い仕事では、短期間に集中的に仕事をこなすことが求められるので、その間は他の仕事で十分な時間をもつこともむずかしくなります。

それと人間関係も。

関係者が多いような仕事では、それだけでメールなどのやりとりでの登場人物も増え、複雑になりやすいです。
ドラクエの城下町で村人がたくさんいるほど、「コマンド→はなす」をたくさんやらなければ次に進めないのと同じです。

予定を”減らす”や、”空白”などというと、

「儲かってないのでは?」
「大丈夫?」
「やる気あるの?」

などとマイナスなイメージがあるにはあるでしょう。

ただ、埋めたり、空白がないことが、良いことばかりではありません。

バランスをとるためにも空白は必要です。

それに、やりたいことや新しいことをやるにも空白があるからこそできることです。
空白とは、将来の可能性を左右する時間とも言えますし、そう考えると空白もてないことにはリスクもあります。

慣れないうちは勇気と覚悟も必要かもしれませんが、空白がないことが意味するところも一度考えてみることもおすすめです。

そうして「予定が埋まっていく」から「空白の予定を入れていく」を目指してみましょう。


■編集後記
昨日はオフ。朝のタスクと習慣以外は妻と買い物などでした。
夕方は、物置きからもってきたプレステⅢ(初代-50GB)をセッティング。
初代はプレステ2のゲームも遊べるので。無事に電源もちゃんと入りました。
ただ、HDMIケーブルが見当たらず…。代用品でなんとか。

■昨日の1日1新
・新ルートでジョギング

■息子(11歳)
風邪のような症状も落ち着いてきましたが、念のため安静に過ごしました。
といっても、動画やゲームばかりになってしまってますが….。


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