「名刺」というツールの使い分けで考えていること

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※名刺たち

独立後の営業では、リアルでもネットでもまずは知ってもらうことが大切です。

そのリアルであると便利なのは名刺なのですが、1種類に凝り固まらなくても仕事の種類に応じて複数作っておくメリットはあると感じています。

目次

肩書をどうするか

仕事の割合として多めなのは、個人事業としてやっている公認会計士と税理士の仕事です。

なので、名刺に書いている肩書は「公認会計士・税理士」のような連名で出す書き方をしています。

公認会計士の仕事と税理士の仕事では、仕事の内容が重複することはないので、名刺の肩書も、「公認会計士」と「税理士」を連名にせず、それぞれ分けて作るのでもいいのかもしれません。

ただ、そこ(肩書)にあまりこだわらなくてもいいのかなという思いもあり、個人事業の名刺は肩書では使い分けてはいません。

公認会計士と税理士でそれぞれ所属する会は違いますし、管轄なども異なります。会費もそれぞれで払っているので、どちらか一方の肩書だけというのもむずかしいですし、かといって肩書で名刺を複数作るというのもめんどくさく…。

というわけで、個人事業というくくりでは名刺は1種類つくっています。

ただ、公認会計士と税理士のような俗にいう士業としての名刺だけではなく、他の種類の仕事をしていればその名刺は別に作っておいたほうがよいのかなと。

名刺に載せる情報は、仕事のジャンルによって変わってしかるべきですし、名刺という限らたスペースだからこそ、使い分けるメリットはあります。

名刺の使い分け

わたしの場合、名刺は3種類つくっています。

前述のとおり、個人事務所(公認会計士と税理士)の名刺と自分の会社の名刺、それを表と裏でミックスさせた名刺です。そのほかに仕事の事情で持っているものが3種類ほどありますが、メインはこの3種類です。

仕事の内容やシチュエーションで使い分けたほうが何かとスッキリするかな?という思惑で3種類つくり、内容は必要に応じてその都度バージョンアップしてきています。

情報が古いままだと口頭で説明しなければならずめんどくさいですし、うっかり忘れて後から質問いただくこともごく稀にですがあったので。これまでに3回ほど内容はブラッシュアップしてきました。

といっても、名刺を大量に配るような交流会のような場所には久しく行っていませんし、在庫はたくさんありますが…。

ただ、仕事の内容によって見てもらいたいものは変わりますし、であれば渡す名刺も何パターンか用意しておいた方がメリットがあるのでは?と考えたのがきっかけです。

公認会計士と税理士の肩書を未だに分けていないのは、お渡しした相手の方もそこに関心はあまりないということがわかったからです。

肩書も確かに大事な情報なのかもしれませんが、そのことが影響するのは所属する会に対してであって、お客様にとっては、どっちでもいいことともいえます。

それよりも、「どんな人なのか?」「なにができるのか?」のほうが、名刺を受け取る側からすれば大事なはずです。

といった思いもあり、会社の名刺は会計や税金に関係なく、社名のロゴを大きく目立つようにしています(一応…)。
会計士や税理士といった資格の名前ではなく、コンサルタントとしての関係性を望んでいるという意思表示の意味もあります。

名刺もセルフBOOKもシンプルに

名刺という限られたスペースでは、載せられる情報量もたかが知れています。

なので、載せておく情報は、必要最低限に、できるだけシンプルにしています(デザインは素人だとしても…)。

紙質は、いろいろとサンプルを取り寄せたりして研究した結果、ヴァンヌーヴォ(結婚式などのカードで使われているような厚手で多少凹凸のある紙)です。

それと、わたしの場合は、名前が2文字(「谷」と「聡」)なので、これもデザインに活かせないかと考えて、横向きではなく、縦向きの名刺にしています。

とはいえ、名刺の目的を「知ってもらうツール」と考えるとやはり限界はあるかと。

ネットでなら、プロフィールにたくさん情報を載せたとしても紙のようにかさばる心配はありませんし、内容をアップデートしたければ自分のタイミングで自由にできます。

そんな名刺の役割に対するモヤモヤもあり、知ってもらうツールとして「セルフBOOK」も加えた次第です。

名刺といえば、今も変わらずリアルで営業するためには欠かせないツール、なのかもしれません。
「知ってもらう」の確率を上げるために、紙質やデザイン、シンプルさ、などなどいろんな工夫があるのでしょう。

わたしも名刺をもらったときに「おっ、変わった名刺だなぁ」と、確かに印象に残ることはありますが、名前と顔が一致して覚えられることは、ほぼ皆無です。

そのことからもわかるとおり、本質なのは、名刺そのものではなく、その人個人がどういう印象で記憶に残るのかどうかでしょう。

セルフBOOKもブログやHPのプロフィールページは、スペースが自由に決められる分、名刺にはない「知ってもらう」の確率を上げられるメリットもあります。

シンプルなデザインにするのも、印象に残る確率を上げられるかどうかが鍵です。

こう考えてみると、仕事のジャンルなどによって名刺を使い分けるメリットはあるはずですし、分けて作っておくと何かと便利でおすすめです。


■編集後記
昨日は朝のタスクのあとは息子の学校の送迎に。その後は税理士業、打ち合せなど。
気温-2℃ほど、ツルツル路面でゆっくり運転しました。

■昨日の1日1新
・とある打ち合わせ

■息子(11歳)
ツルツル路面の中、ゆっくりと通学。
大人はヒヤヒヤものですが、子供はワクワクものあだったようです。


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