経理の手間を減らすならインポートはやっておこう【freee入門編】

2025年8月20日

URLをコピーしました！

※カフェにて – iPhone15

経理の仕訳入力の手間を減らすには、Excelをインポート（取り込み）する方法がおすすめです。

freeeの場合ついてまとめてみました。

freeeで会計入力するパターン

クラウド会計ソフトを使って取引を入力するという場合、大きく分けて2つのパターンがあります。

1つは、クラウド会計ソフトと連携させた取引を入力するパターン。

もう1つは、クラウド会計ソフトと連携していない取引を入力するパターン。

会計ソフトで入力方法や呼び方はいろいろありますが、freeeであれ、マネーフォワードであれ、基本パターンはこの2つです。

クラウド会計ソフトが世の中に浸透してから久しいわけですが、この「連携される」「連携しない（させない）」をどう切り分けるかで、その後の経理の流れも大きく変わるわけです。

新しいソフトを使う、入れ替えてみるというときは、行動に移す勢いは大事です。そうしないと、いつまでたっても現状を変えることはむずかしくなります。

ただ、勢いと同時に、どうやって使っていきたいのか？ある程度イメージをもっておくことも大事です。
何もクラウド会計に限ったことではありません。

❑谷聡（たにさとし）のプロフィール
■個別コンサルティング
■動画販売
❑ 出版・執筆の依頼
❑ セルフBOOK（小冊子）「独立し地方で心穏やかに生きる」（無料）
❑ Instagram『1day Photos』
❑ 谷聡公認会計士税理士事務所HP

データ連携される取引は「自動で経理」で

まず、クラウド会計ソフトと連携させた取引を入力するパターン。

freeeの場合は、「自動で経理」というメニューがそれに該当します。

ネットバンクやクレジットカードなどを連携させている場合、「自動で経理」から入力していけば、入力する手数を減らすことができます。

勘定科目などを毎回手で入力しなくても済むので、連携のさせかた次第では手数を減らすことができます（正しいかどうかのチェックは必要ですが）。

とはいえ、ネットバンクによっては、クラウド会計ソフトと連携させるのに有料サービスに加入しなければならないところもあります。

連携するために、その手数料を負担するのかどうかも考えものです。
やみくもにデータ連携しておけばいいという話でもありません。かえって複雑になりすぎてミスを誘発してしまうこともあります。

「クラウド会計を使っている＝連携しないとダメ」という話でもありません。
連携機能が使える、使っておいたほうが効率がよいこともある、というだけの話です。

freeeだと「自動で経理」を使わなければならないわけではありません（「連携しましょ」の推しがやや強めに感じますけど…）。

データ連携されない取引は「CSVインポート」で

連携できるけどあえてさせない取引、そもそもが連携できない取引などは、「自動で経理」を使えません。

この場合、「取引入力」→「振替伝票」の［インポート］から、「他社会計ソフトインポート」を選び、

このようなExcelの記録のCSVデータを

インポート（アップロード）すれば、

連携外の取引をすべて取り込むことができるのです。

仮に、これを「振替伝票」メニューを使って入力するとなると、取引の1つ1つを入力していかなくてはなりませんし、とてもやってられません。

「未決済取引を作成」という機能が、前述のインポートだと使えないわけですが、そこをどう考えるかでしょう。

未決済取引とは、クレジットカード払いや月末口座引落しの経費のように、実際の支払いまで期間がある取引。freee特有の呼び方です（マネーフォワードにも似たようなものはあります）。

実際の支払時に［未決済取引の消込］と処理すれば、freee側である程度推測して処理してくれるので、経理しやすいといわれている機能です。

ただ、使いやすいかどうかと言われると、正直使わなくてもいいかなと。
freee独特のものですし、freeeの場合はこれ、MFの場合はこれ、などと頭を切り替えるのもめんどうですし。

もちろん、取引のボリュームが多くなれば使っておいたほうがいい場面もあるでしょうが、小さな会社や個人事業であれば、Excelで作ったCSVのインポートのほうが、まだ応用もききやすくやりやすい面はあります。