※セルフBOOKを片手に – by iPhone15
自分を紹介する冊子(セルフBOOK)をつくって、ひとまず1つのタスクを完了させました。
自分次第で締め切りを決められる「緊急でないけど重要」なタスクは、完璧を求めずとりあえずやりきることの大切さも身をもって体験できます。
あらゆる仕事には「締め切り」がある
あらゆる仕事には、「締め切り」があります。
その締め切りは、1つのゴールとなり、そのゴールに向かって日々の仕事をこなしていくことが通常でしょう。
とはいえ、それがなかなかむずかしいことも実際問題あるかもしれません。
とくに、自分で締め切りを決める必要がある、そんな仕事でです。
決算書をつくったり、税金の申告をするような仕事では期限が決まっているので、締め切りもおのずと決めやすいわけですが、自分でやると決めた仕事では、締め切りも自分で決めない限り、ズルズルと引きずってしまう。そんな思いをしたことは誰にでも1度や2度はあるのではないかと。
今回はじめてつくってみたセルフBOOKは、まさにその典型の仕事でした。
・「絶対」じゃないけど「必要」
・「緊急」じゃない けど「重要」
に分類できる仕事だったからです。
ただ、それを自分に火をつけてでも完了させることで、勉強できたことは山ほどありました。
自分で決める締め切りを守り、1つのタスクを完了させるためには、ある意味で、完璧を求めすぎてもいけません。
もちろん、完璧で100%納得のいくところで完了できることは理想ですが、それだといつまでたっても完成しません。完璧を求めない、気にしない、そんなあきらめも必要です。
何よりも、その時間を毎日確保しなければなりませんし、1日5分でも10分でも前に進めることがゴールへ向かうためにできるただ1つの方法です。
そうこうしているうちに、最近になって、ようやくセルフBOOKが完成しました。
デザインは専門外なのですが、便利なツールやネットで利用できるサービスもあり、プロじゃなくても自分でつくる道は確かにあると確信することもできました。
そのセルフBOOKづくり。つくる工程でやったことは次のようなことです。
セルフBOOKをつくるまでの工程でやったこと
まず、セルフBOOKとは、どういうものかを勉強することからはじめました。
一言で言えば、会社案内の”フリーランス版”のようなもので、自分を紹介する紙媒体の冊子です。
同じ紙媒体では名刺は古くから営業ツールとして使われていますが、それよりもサイズが大きく複数のページを使って自分を紹介できるというのが名刺とは違うポイントです。
わたしの場合、たまたま役所の入口に置いてあった「自由にお持ち帰りください」という横に置いてあった自治体を紹介する冊子を持ち帰ってパラパラと眺めてみたのがきっかけでした( 赤井川村、余市町、仁木町などのデザインは参考にさせてもらいました)。それをきっかけに、ネットで発信されている方々の記事を読んだり、実際に申し込んで手に触れたり、Kindle本を読んでイメージを膨らませていきました。
とはいえ、こういう肌感の研究は実際のところ、1年以上前にやっていたことです。ただ、なかなか重い腰が上がらず…。ここに来て、”独立5年目だから…」という無理やりすぎる口実をきっかけに、お尻に火をつけた次第です。
セルフBOOKづくりの全工程
まず、セルフBOOKを完成させるには、どういう工程があるのか洗い出しました。
1.内容(何を書くか)
2.構成(流れ、ページ数)
3.デザイン(文字、写真、サイズ、メインカラー)
4.ソフト(原稿づくりに使うもの)
5.印刷・製本
といった工程で、それぞれ決めることがあります。
どの工程であっても、外注してプロにお願いする道もあるようでしたが、自分自身でやってみることにメリットがあると感じたので、自分でやることにしました(といっても、印刷だけはどうにもならず…結局ラスクルを利用しましたが)。
そうして、各工程を少しずつ進めていきました。
といっても、「1.内容」と「2.構成」は、完成の直前まで同時並行という感じでした。
1.内容(何を書くか)
内容は、セルフBOOKをつくる目的と整合していなければ、内容もおかしくなると考えました。
なので、まず目的をはっきりさせました。
といっても、それなりの時間をかけてつくるセルフBOOK。
営業ツールに使いたいという思惑はあるわけですが、それだけだと息切れしそうにもなり…。
結局、「独立」し、「地元」で、心もたないながらも「平穏」に生きてこられたこと、そのためにやってきてよかったと心底思えることを深堀りすることをサブの目的にしました。
目的が決まると、内容も決めやすくなりました。
実際は、マインドマップツール(X-Mind)をパソコンで使って仮決めしていきました。

ブログを書いているときと同じように、1つのネタ(タイトル)につき、見出し3つを決めて書きました。
2.構成(流れ、ページ数)
何を書くか、その内容が決まったら、次は同じくX-Mindで構成(流れ)の大枠を仮決めしていきました。
といっても、本でいうところの、章立ての順番をどうするかくらいのものです。
本をつくる場合、ページ数は何でもいいというわけではなく、4の倍数である必要があります。
構成の仮決めを何度か繰り返した結果、16ページの構成で次のような流れにしました。

デザイン(文字、写真、サイズ、メインカラー)
デザインは書店に足を運んだときやKindleで見れる雑誌などをチェックして研究しました。
妻(前職がデザイン関係)にも助言をいただきつつ。
色はテーマカラーと決めている青系に。写真はカメラと三脚を使って自分で撮った写真を使うということは最初から自然と決めていました。このブログでも自分で撮った写真を使うと決めているので、その流れのまま同じように。
ただ、表紙に使うことにした写真は、青空と雲のバランス感を考えて、天候と時刻にはこだわったつもりです(妻にも一部セッティングを協力してもらいつつ….なんとか)。

ソフト(原稿づくりに使うもの)
原稿をつくるときに、どのソフトを使うのかは、実際に手を動かしながら最終的にはパワポで落ち着きました。
Googleドキュメントの音声認識やNotionで書き溜めておいたメモなどもパワポに落とし込んでいきました。
Adobe Creative Cloudを利用していることもあり、元をとるためにIn Designを使ってみようかとも考えましたが、今回はタスクを完了させやすいことを優先して、ソフトは選ぶことにしました(少しはがゆい気持ちもありましたが…)
後述するラクスルではパワポのテンプレートを用意してくれているので、これを利用することに。

わたしの場合は「A5_page」というテンプレート(1枚=スライド1ページ)を使いました。

印刷と製本
印刷は、ネットで原稿データをアップし、原稿チェック~納品までを完結できるラクスルを利用しました。
前述でつくったパワポの原稿データをPDFに変換し、そのPDFデータをアップロードすると、ページごとに自動でチェックがかかって、修正したほうがいいところがあれば該当ページを教えてくれます。

わたしの場合は、写真の解像度が粗いというメッセージが表示されたので、写真(Photoshopで修正)を差し替えて、再入稿しました。
入稿すると、すぐさまチェックして結果をメールで教えてもらえるのはとてもありがたいサービスです。
用紙は、サイズと製本方向(とじしろ)のほかに、光沢紙かマット紙かなどを選べます。
今回は、表紙も中の本文もマット紙にしました(厚さは微妙に変えました)。
最終的には、このように選択を。

7営業日出荷だとコストを抑えられます。
今回ははじめてということもあり、300部とかでもよかったのですが、値段はさほど変わらかったこともあり、とりあえず500部(33,000円ほど)にしました。
「絶対」・「緊急」ではない「必要」・「重要」なタスクを完了させる
というような5つの工程で、実際どれくれいの期間が必要だったのか。
実際に重い腰を上げてスタートをきったのが8月13日、「9月中にはなんとか….」と締め切りっぽい目安は決めてはいたものの、ラスクルに注文したのがそこから2か月後の10月13日でした(その間、病院やら、なんやかんやあったりもしたのですが、完全なる言い訳になるのでこれ以上はやめておきます…)。
とはいえ、こういう仕事を完了させられたことで、締め切りを自分で決めることの大切さを改めて痛感することができたのは大きな収穫でした。
厳しすぎず、かといって甘すぎない期限を設定したのが、わたしの場合は合っていたのかもしれません。
「もっと厳しくした方がいいのでは?」という辛口な意見もあるのでしょうけど…。それはそれとして、完了させることが大事なのは事実です。
その間、並行してつくった申込みページはこちらです(もし、ご興味がある方がいらっしゃれば、こちらのフォームからお申込みいただければ)。
セルフBOOK「SOU~独立し地方で心穏やかに生きる(無料送付)」
発送のタイミングはとくに決めてはいませんが、遅すぎないくらいのタイミングで月に1度くらいの郵送でお届けできればと考えています。
■編集後記
昨日は朝のタスクのあとは対面で会計士業の打ち合わせをして、その後は同業の会計士仲間とランチ会を。
午後は父の面会、夕方は大通公園を歩きながら写真撮影などして帰宅しました。
■昨日の1日1新
・とある申込み
・秋の大通公園を歩きながら写真撮影
■息子(11歳)
昨日も念のため学校はお休みし家で安静に過ごしました。
安静にと言っても、Switchで動画ばかり見ていたようですが…。
動画を見て元気になることもありますし、かといって昼寝しないというのもちょっと違う気がします。
何をもって安静にと言えるのか。は、よくよく考えてみると、むずかしい話ですね。

