※息子と散歩中 – by iPhone15
独立した結果、生き方は変わりました。
ひとりならではのデメリットはあるわけですが、それ以上に子供に合わせた生き方ができているのは大きな収穫だと感じています。
「どう働くか?」から「どう生きるか?」へ
独立前、勤務していた頃は、明け方まで残業することが日常でした。
早朝4時前後に帰宅し、風呂に入り、ちょっと寝てまた会社へ。
その後、公認会計士試験に専念すること3年。土曜日と日曜日の夕方以外は朝から夜まで勉強という日々。
どうにかこうにか合格できたあとは、監査法人に勤務したわけですが、そうこうしているうちに、日付が変わる頃まで残業する日々が続いていました。
ちょうどその頃は息子が生まれた頃だったわけですが、残業を終えて帰宅しても、なにもできず、当時の妻には頼りきりでした。
そうこうしているうちに、息子と長い月日を病院で過ごすという日々。
とまぁ、世の中からすると、「そういうこともあるかもね」程度のことかもしれません。
ただ、わたし個人としては、ワークライフバランス(当時は流行りはじめた言葉)のように「どう働くか」という考え方から「どう生きていくか?」に変わるきっかけにとなったことは事実です。
そうして、その3年後に独立し、今に至ります。
独立後は、子どもと過ごす時間はかなり増えています。
今も何もなければ夕食も家族と一緒に食べることができていますし、何をするにも、自分で選べることは増えました。
「働き方」から「生き方」へのマインドシフト
独立は、生き方の選択肢の1つ。生き方を変えようと思えば仕事のスタイルもそれに応じて変わります。
給料も、直接受け取る売上というように、流れが変わります。
それまでは平日週5日間(繁忙期は週6日間)×4のイメージですが、時間あたりでお金をいただいたり、一定の成果物でお金をいただけるようになりました。
時間を使って収入を増やすという考え方もあるのかもしれませんが、逆に時間をかけたからといって収入が増えるとも限りません。
仕事する時間によって収入が増えるというロジックに必ずしも縛られる必要もないと感じています。
今は会計士や税理士の仕事も遅くても17時半までには終えるようにし、夜は何もなければ家族と一緒に過ごす時間と決めています。
その代わり、「一緒にSwitchでゲームしよー」とか、「一緒にYoutube見ようよ」とかのいろいろな猛攻がありますが、こういうのは嬉しい悲鳴です。ひとりっ子だからかもしれませんけど…。
ただ、その反面で「利益をどうやって出すか?」というのは、ものすごく考えるようになりました。
そもそもひとりでは、安い値段で数をたくさん売ってという戦略はとれません。
ひとりではできないような大きな仕事というのも難しいですし、長期にわたって常駐するような仕事も、他のことができなくなります。
という感じで、ひとりは自由度が高いとはいえ、制約がデメリットになることもあるのですが、逆にそれがメリットになるやり方など、いろいろ試しつつ今も日々研究中です。
「生き方」は「仕事のやり方」につながるもの
独立していなければ、少なくとも今のような生き方はできていないでしょう。
そう考えると、独立を選んだ決断は、間違いではなかったと断言できます。
わたしの場合は、息子の病気がきっかけにありましたが、そのきっかけがあったからこそ、「自分は本当はどう生きていきたいのか?」を真剣に考えることができたわけです。
独立することで、
・時間の使い方
・仕事のやり方
・人間関係
を選べる可能性はあります。
どれも生き方に関わることです。
家族とのつながり方にも影響してくるものですし、そう考えると、子どもに合わせた生き方を選べているとも言えます。
人生に2周目はありません。
「子どもとの時間を大切にしたい」
「子どもと関わりをもちながら誰かの役に立つ仕事がしたい」
という望みがあるのなら、あきらめないようにしましょう。
独立はその選択肢の1つです。
「どう働くか」も大事な考え方ですが、「どう生きたいか」で考えると、家族をあきらめないことも不可能ではありません。
■編集後記
昨日は朝のタスクや習慣以外はオフ。
久々に青空が見えたので外出に。午後は父の面会、夕方は妻と買い物など。
■昨日の1日1新
・北菓楼 札幌本館
■息子(11歳)
前日から遊びに来てくれているばあば(妻の母)とショッピングモールへお出かけ。
なんと、トイザらスにバック・トゥ・ザ・フューチャーの40周年記念グッズがたくさん売っていたようでテンションあがりまくりだった様子。ちゃっかりデロリアンを買ってもらってましたが…(トミカ2台を含めて3台も)。

