ひとりで仕事をしていくうえで、あきらめていることもあります。
ただ、それがマイナスなことだとは感じていません。プラスになっていることもあります。
どんな独立を選ぶか
独立してからの経験は濃い体験ばかりです。
それこそ、郵便物などの事務的なことや、公認会計士と税理士業、それ以外でお客さまのお悩みに対してじぶんなりの答えを出す、そしてネット上にじぶんを出し続けるというように。
どれも独立前にはやっていなかったことばかりです。
その意味で、1口で仕事といっても、その範囲は広がったと思っています。
独立にもいろいろな道があり、どんな独立をするか?どんな仕事をしていくかは人それぞれです。
そこに正解も間違いもありません。じぶんが納得できているかどうか、ただそれだけでしょう。
わたしの場合は、どんな独立がじぶんに合っているか?というのを探した結果、ひとりで仕事をするフリーランスという道を選びました。で、今もその道は変えずにやっています。
ただ、じぶんに合ったやり方を選び続ける中で、あきらめていることもあります。
独立してあきらめていること
独立してから、ひとりのフリーランス、ひとりでの仕事。あきらめていることはあります。
デメリットはありますが、デメリットがない選択などはそうそうないでしょうから、そこはあきらめています。
大きくは次のようなことです。
数と人
ひとりを選んでいるので、やれることには限りがあります。
たくさん売って、どんな仕事もドシドシやっていこうという、いわゆる数をこなすという道はあきらめています。
ひとりで数をこなそうとすると、まず失うことになるのは時間です。
家族との時間、じぶんの時間、人と会う時間などがもてないと、仕事に追われることになり、お金は増えるのでしょうが、充実した時間は減るでしょう。
そんなわけで、数を増やして人にお願いするというのは、あきらめています。
安定
独立したら、給料のような固定収入を早くつくるべきだというのは、よくある話です。
事実、お金の不安を減らすには、ある程度の固定収入があるに越したことはありません。
わたし自身は、継続のお客さまとのお仕事もありがたいことにいただいていますが、世の中の多くの会計事務所に比べると、少ない方ではないかと。
ひとりで何10社、何10件ものお客さまと仕事するのは大変ですし、もしそれだけのお客さまと関わろうとすれば、それこそ広く浅くというようになってしまうでしょう。そもそも見れないということも。
会計や内部統制のコンサルも会計士業でやってはいますが、ずっと続くわけでもなく単発の仕事です。
あるときは重なってでもあるけど、ないときはない、タイミングによるという感じです。
そもそも「安定」って言葉自体があいまいです。
どれくらいで安定か?は人それぞれ違うわけですから。
少なくとも、わたしとしては、安定というのはあきらめています。
時間
ひとりであらゆることをこなしていこうとすると、それだけ時間はかかります。
まず移動時間。
地下鉄を使うことが多いのですが、土地柄もあり、地下鉄で行くにはとてもじゃないけど、という場所に行くこともあります。ただ、車の方が早かったり、満員電車のようなストレスがないという点では車にもメリットがあると感じています。
とくに冬の雪道だと、2車線の道路が1車線になったりで、逆に時間がかかるということはありますが、車での移動を選んでいる時点で、そこはあきらめています。
あとは、ブログを書く時間も。
文才があるわけでもなく、ネタがビシッと決まるでもなく、という感じなので、ある程度の時間はかかっています。
2時間~3時間。それ以上かかるという日も。
ただ、時間がかかる欠点以上のメリットを感じているので、そこの時間はあきらめています。「そういうもんだ」というように。
もちろん、早く書けるに越したことはないので、日々自主トレしています。
それと、まとまった時間で、というのもあきらめています。
自宅(兼事務所)で仕事するときは、息子(9)の学校や通院には付き添うと決めているので、何時間もずっと同じ仕事をやるやり方はじぶんには馴染みません。
短い日数で集中的に仕上げるというような仕事は失うわけですが、家族のことを優先すると決めているのでそこは仕方ありません。
ただ、日々少しずつ仕事して、同時に複数のことをこなしていく道を選べたというメリットもあります。
不安を減らしていくために
ひとりでしごとをしていると、(家族の次に)時間が大事、ということを痛感しない日はありません。
単純にあきらめるということを減らすために、「やめる」「いったんやめてみる」という工夫も欠かせません。
内省の時間をつくる、新しいことをやってみるきっかけのためにブログも書いてますし、不安や危機感からじぶんに発破をかけたりすることもあります。
車で移動するなら、単純に移動時間だけでは済ませないために何をするか?ということも含めて。
どうしても手が足りないときは、ネットでいいツールがないか調べます。Excelを使ってでもどうにか手数を減らせないか?など。
お願いできる人が近くにいれば、思考停止してそれ以上考えはしなかったかもしれませんが、ひとりだと使える時間は限られていますから、常に崖っぷちにでも立っているかのようなイメージをもつようになりました。
これから先も、安定することはないでしょうし、不安が消えてなくなることもないでしょう。
崖っぷちに立つからこそ、なんとかしようと、もがきます。
じぶんの場合は、それはそれで1つのやり方、悪いことばかりでもないかなと。
どんな独立をするか?どんな独立が自分に合った独立なのか?は人それぞれですが、
納得のいく独立にしたいというのは共通のはず。
じぶんが納得できるものにしていきたいものです。
■編集後記
昨日は朝タスクなどの習慣、ブログ執筆、会計士業を中心に。途中息子の学校への送り迎えを。夜は読書、龍が如く8ちょっと進めました(現在第3章)。
■息子(9歳)
昨日はめずらしく学校だけという1日。
前の日に装具が壊れてしまったので、学校の中では久しぶりの車いすでした。
学校の先生方もケガなどしないようによく見てくれていてありがたいです。
■昨日の1日1新
・とあること
・とんかつ藤
・猨田彦珈琲 新-猨田彦のカフェラテ(濃厚)