「かんたん」という言葉は使っていません。そのかわり「たんたんと」という言葉は意識しています。
「かんたんですよ」は使わなくなった
「かんたん」という言葉はよく使われています。
身に覚えのないメルマガが勝手に届くことが未だにありますが、そこでだいたい目にするのが「かんたん」の文字。もしくはそれを連想するような言葉です。
・「はじめての方でも簡単にできます」
・「クラウド会計を使えば自動でできます」
・「だれでもできます」
たしかに、営業する側からすると、こうした言葉(売り文句)があるほうがインパクトは狙えるのでしょう。
ただ、そんな上手い話は世の中にそうそうないと思ってます。
「かんたん」と言葉通りに受け取って、そのとおりにいった試しはほぼありません(わたしだけかもしれませんが)。
少なくとも、わたしにとって、独立は「かんたん」ではありませんし、売上やお金のことは常に考えています。
「誰でもできる」といっても、それは結果的に多くの人ができているだけであって、そこに至る過程はそれぞれでしょう。
そんなわけで、「かんたん」や「だれでも」という言葉は信用していません。
事実、独立後、はじめて体験することの多くは、すぐにできたといえるものは1つもなく、たやすく人に「かんたん」という言葉をつかえなくなった、というのが理由です。
「かんたん」ではないから「たんたん」とやる
独立後に体験してきたことはどれも色濃いものばかりです。
それだけに、できるようになるまでには時間も必要でした。
・早起き
・朝のウォーキング
・オンラインで仕事
・パソコンを選ぶ
・各ITツール
・タッチタイピング
などなど。
どれもすぐにできたことはありません。
日々少しずつ体験し、その繰り返しでできるようになっていきました。
WordPressやブログは、本で少しだけ勉強しましたが、やってみた方が早いということに気づいて、日々触りながらブログを書くということを繰り返していくうちに、いつの間にか習慣になっていました。
そこから、ネット決済の仕組みを入れたり、カスタマイズでコードを触るということにも枝葉が少しずつ伸びていった感じです。
今やっていることの1つはカメラ。
写真を撮るのにも、すぐにできるわけでもなく、ましてや「かんたん」と感じたことは1度もありません。
日々少しずつでもカメラに触る、写真を撮るということを続けています(冒頭の写真もそれで撮った1枚です)。
ズームできない単焦点のレンズだと、撮りたい被写体にじぶんから近づいていく必要があり、立ち位置を決めるのも試行錯誤の連続です。
ほかにも撮影モードを試してみたり、マニュアルモードで撮ってみたりと、少しずつパターンを変えてトレーニングを積んでいるといったところです。
ただ、はじめてカメラを触ったときに比べると、ちょっとは体が覚えてきた感がわかります。
写真撮影に限った話ではなく、何をするにも積み重ねが大切だということがよくわかります。
そういう体験をそれなりにしてきたこともあって、「かんたん」という言葉は使わなくなりました。正確に言うと、その言葉が出てこなくなりました。
「たんたんと」で見えてくること
本当にかんたんであれば、印象にも残りません。
誰でもできるのであれば、話題にもならないでしょう。
印象に残るのは、かんたんではないからです。
興味があることはやるようにしています。
かんたんかそうでないかは、結果論です。
独立後のモチベーションはあらゆることに左右してきます。
だからこそ、モチベーションを維持することは重要で、新しい体験はその原動力につながります。
新しいことは繰り返しやらないと身につかないのですが、アウトプットを繰り返すことで、じぶんの中にすり込まれやすくなります。
その体験がたとえ小さなことでも、じぶんなりに仕事に活かすことができるのもメリットです。
繰り返しやることも、アウトプットを続けることも「かんたん」ではないわけですが、それだけに「たんたんと」続けることも独立後に活かせるスキルです。
■編集後記
昨日は日曜日なので朝のタスクと習慣以外はオフ。家族でランチに出かけたあとは買い物に行きました。4月にしては20℃超えと異例の暖かさで薄手のダウンジャケットを着て行ったのですが、一度も着ませんでした。
■息子(10歳)
出かけようと誘ったところ「おうちでのんびりする」といつもの回答。なんとかランチを口実に出かけました。お腹すいてないと豪語してましたが、レストランでメニューを見て「お腹すいてきた」とコロリと手のひら返し。お子さまランチを迷わずオーダーしました。買い物の途中で立ち寄ったお店ではハマっている仮面ライダーのおもちゃコーナーをしばらく堪能。次にほしいものが見つかりターゲットが決ったようです。
■1日1新
・とあるレストランのコーヒーゼリー