こだわりがあるカフェを見つけるとつい覗いてみたくなります。
こだわりをどう伝えるのか?は考えておきたいものです。
覗いてみたくなるカフェ
冒頭の写真は、とあるカフェの入口の様子。先日行く機会がありました。ランチで。
場所は札幌市内の宮の森エリア。ちょっとした山の中にひっそりとあるカフェです。
そこで興味を引いたのはインテリアへのこだわりです。
まず視界に入ったのは冒頭の写真の左にあるベンチです。
座れそうなベンチでも、その意図はインテリア(デザイン)でおいているんだろうなぁと。
「ベンチであればどんなものでもいい」ということなら、他にいくらでも選びようもあったでしょう。
さらに店内に入ると、雑誌や書籍がずらーっと並んでいるスペースがあります(写真を撮れなかったことが残念でしたが…)。
で、その9割くらいがインテリアに関連するもの。
謎に壁紙のサンプル集もたくさん。
わたしが学生時代に建築を学んでいたということもあったのかもしれませんが、店内のインテリアへのこだわりがじわじわと伝わってきたのです。
こだわりがあっても、その押しが強すぎると感じるカフェも見たことがありますが、このカフェは逆に感じました。
じわじわ~っと伝わってくる感覚があったのです。
「インテリア(デザイン)が心底好きなんだろうなぁ」と。
「こだわり」をどう伝えるのか
人は誰しもこだわりをもっています。
こだわりは、その人の特徴ともいえるので、違いを出すためにもこだわりは大事です。
ただ、それを伝えるとするならば、「例え」で伝えればいいのではないかと思うのです。
・「○○なんだから…」
・「○○しなさい!」
・「○○したらダメだ!」
という押しつけ、強制ではなく、「たとえば、じぶんの場合はこうやっていますよ」のような、やんわりとしたイメージで。
それで腑に落ちれば、参考にして取り入れてもらえますし、「う~ん…」と思われればそれまででしょう。
何が合う、合わないかはそれぞれ違いますから。
少なくとも伝える側にとっては、せっかく興味をもったことへの芽を摘み取らずに済みます。
わたし自身も教える場面はありますが、じぶんならどうするか、どうしているかという視点で伝えるようにしています。
やり方に絶対的なものはありませんし、ハッキリした正解なんてありません。
上から目線、キツイ口調でいったところで、そこに意味なんてないわけです。
かえって萎縮してしまい、せっかくのやわらかい思考も、ガチガチに凝り固まってしまいます。
やり方は自由。それぞれがじぶんなりのこだわりを内に秘めておけばいいのではないでしょうか。
そのうえで、外に出すときには「こんなものですけど、もしよければ」というやんわりとしたものであるはずです。
こだわりはじぶんの味
こだわりは時間をかけて熟成させていくもの。
時間をかけただけ、深くじぶんなりの味わいが加わっていく。そんなイメージで考えています。
ところが、世の中には「AといえばB」のように、固定観念、決めつけるような情報が多いように感じます。
独立すると決めたときも似たようなことがありました。
「独立だなんて」
「人を雇ってでも拡大していかないと」
「事務所構えないと」
「電話・FAXはあるでしょ」
「○○会に参加しておかないと」
といったように。
ただ、人に言われたからやる、世の中の多くがやってないからやらない、というのではあまりにもじぶんがいなさすぎます。
たとえ受け入れたとしても、それがじぶんにとっての本当の正解なのかはわかりません。
経験のない人からのアドバイスであればなおさらです。
じぶんはどう考えるのか?納得して動きたいものです。
とはいえ、じぶんの考えで納得し動いたとしても、やっぱり違ったということはあり得る話です(というか未だに普通にあります)。
それでも、じぶんで考えた末に「やっぱ違ったわ…」となったとしても、じぶんで納得してやったことなら受け入れようがあります。
どうせ失敗するのなら次につながる失敗にしたいものです。
■編集後記
昨日は朝の習慣のあとは会計士業で外出でした。夕方はカフェで打ち合せなど。ランチで行ったカフェではパンケーキを。雰囲気を含めてもいい感じのお店でした。また行こうかなと。
■息子(10歳)
昨日は学校側との面談。クラス編成などについて、以前の担任の先生とお話でした(妻にお願いしましたが)。まぁ、やむを得ないこともあるよなぁと。
■昨日の1日1新
・珈琲堂のパンケーキ
・銀(しろがね)珈琲店
・とあること