独立後、ひとりで仕事していきたいと考えるなら、ひとりのメリットにこだわりつつ、デメリットを受け入れることは必要です。
その考え方についてまとめてみました。
なぜひとりを選ぶのか
独立して4年目になりますが、ひとりで仕事することを選んでいます。
人を雇ったことはなく、そのつもりもありません(今のところ)。
もし雇っていたとすると、
・仕事をお願いする
・勤怠の管理をする
・仕事を教える
・モチベーションややりがいを感じてもらう工夫
・事務所の環境を整える
といったことは必要になるでしょう。
で、その適性がじぶんにあるのかどうか。
その答えは「ないでしょ」というのが今も変わらない考えです。
ただ、雇わないからこその覚悟と工夫は必要です。
そのために意識していることはあります。
雇わない代わりにやっておくべきこと
雇わない覚悟が定まると、おのずと頼れるマンパワーはじぶんだけです。外注もしないという限りでは。
そうなると、ひとりであらゆることをこなしていく必要があるわけで、仕事の物量を増やすことには限界があります。
その前提をまずは覚悟することが必要です。
ここがブレてしまうと、
・残業ありき
・睡眠時間を削る
・目の前の仕事をこなすことで精いっぱい
・他のやりたいことに時間が使えない
といったループに身を置くことになる確率は高いでしょう。
もちろん、たくさんの仕事をこなせば売上は増えるでしょうが、そもそもひとりを覚悟した時点で限界はあります。
仕事の精度、品質というのも大事にしたいですし、そこを犠牲にして増やす方向に舵を切るかどうかです。
限界がどのあたりかは、人それぞれなわけですが、じぶんが想定している以上に限界はすぐにやってくるものです。
過信せず、ちょっと控えめくらいにイメージしておいたほうがちょうどいいということはよくある話ですし。
パソコンや効率化のためのスキルを高めていき、限界ラインを底上げすることもできなくはないのでしょうが、絶対的な物量を前にしては、やはり限界はあるでしょう。
もちろん、そのスキルを底上げしていくことは必須なわけですが。
雇うとなると、
・採用するコスト
・教えるコスト
・給料と賞与
などがかかり、そのコストには時間も含まれます。
裏を返せば、
・雇わない=そのコストがかからない
わけですから、その浮いたお金と時間を「ひとり」を選ぶことに投資していくことは必要です。
例えば、パソコンのように日々使う仕事道具に投資するといったことです。
・性能
・愛着がもてる
・モチベーションにつながる
ひとりを選ぶということは、じぶんにつながることへ投資できるとも言えるものです。
雇うことへの適性があるのか
わたし自身、人を雇うことへの適性はないということは前述のとおりです。
その代わり、ひとりであることに孤独を感じたことはありません(今のところは…)。
パソコンのスキルを磨くことも好きですし、じぶんで仕組みを設計しカタチにすることも好きな仕事です。
ブログのような「書く」ことも好きな仕事です。
仕事量を増やすと、こうしたことにじっくり時間を使えなくなりますし、「○○の仕事は好きだなぁ」などと感じる余力ももてなかったはずです。
確かに、コストをかければ雇うことはできるかもしれませんが、その雇った人もいつかは辞めてしまうでしょう。そうなると、また雇うことからはじまり、仕事を教え、やりがいをもってもらえるように工夫することは必要です。
拡大を目指すのであれば、必要なコストでしょうけど、そうでなければ、どこにコストをかけていきたいのかは考えておきたいところです。
「ひとり」は、じぶんなりのやり方を工夫して、お客様のほうを向いておけばいいわけですし、反対する人もいません。
雇わない覚悟と工夫が必要だということは、ひとりのメリットにこだわる、デメリットを受け入れるということにもつながるものです。
■編集後記
昨日は朝の習慣のあとは外出で会計士業を中心に。夕方は入院中の親戚のお見舞いに。久しぶりに会うことができて行って懐かしさもありましたが、会えて本当に良かったなと。
■息子(10歳)
学校側の事情でクラス編成が変わっています。ただ、ちょっと思うところがあったので、連絡帳につたのない意見を書きました(「親としての」というていで。結果、学校側で再度検討してもらえることになり、書いて良かったなと。学校側にも感謝です。
■昨日の1日1新
・とある病院で面会
・とあること