独立開業と雇用(失業)保険の関係。支給を受けるなら意識しておきたいポイント

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サラリーマンを退職しての独立。
気になるもののひとつに「失業保険」があったりします。

もらうにせよ、もらわないにせよ、その仕組みを理解したうえで行動に移したいはず。
そしてもらうのであれば開業日を気にしておきましょう というはなしです。

目次

失業保険、失業手当、失業給付金

まず、ネットや様々なメディアで調べると
「似たような用語がいっぱい出てくる」はずです。

ただでさえ堅苦しい用語なのに、似たような言葉がたくさん出てきて、
「結局、どのことを言ってるの??」となりがちです(このあたりの保険関係はむしろ社労士の方の範疇ですが)。

こういったときは、まず用語の整理です(混乱するので)。

サラリーマンを退職すると、いわゆる「失業保険」という言葉が出てきます。
他にも「失業手当」や「失業給付金」などと呼ばれてたり。

これは、「雇用保険」の「求職者給付」の「基本手当」のこと(長いので以下「基本手当」と)。
まずはこのように言葉を整理しておきましょう。
※「失業手当」と一言で言えた方が確かに楽ですが。。
(厚労省やハローワークの資料も「基本手当」ですし、この言葉でわかりにくい長文で説明されてますから)。

そして、退職しての独立を考えているなら、
・基本手当はどうなるのか?
・どういう手続が必要なのか?
・注意点は?

という疑問もあります。

独立する予定で「基本手当」はもらえるか

結論からいうと、
独立開業する日が明確に決まっていなければ、「もらう」前提で手続きはしておいたほうがいいでしょうね。
ただ「条件を満たしていれば」ということになりますが。

自己都合で退職、そして独立する予定であれば、
「基本手当」をもらう条件は
①ハローワークに行って求職を申込んでいる(「離職票」を提出するなどの手続きをしてる)
②雇用保険の加入期間(過去2年間のうちに12ヶ月以上加入している)
③失業状態(働く意思・能力・意欲がある)
というもの。

なので、②③が問題なければ、①の手続きはやっておくというスタンスでいいかもしれません。

ちなみに、「離職票」は、あくまで退職する自分から会社に対して希望を出すことで発行してもらえるものなので、
退職手続の際にその希望は出しておくといいでしょうね。

なお、士業(会計士、税理士、社労士など)で独立を予定している場合も基本的には同じです。
開業や事務所に勤務してる実態がなければ、たとえ所属団体の名簿に名前が載ってたとしても、基本的には受給する権利はあります(H25年から)。

手続きをしておけば、あとは待機期間給付制限を経て、基本手当は受給できます(自己都合の退職の場合)。
7日間(待機期間)+2か月(給付制限)を経て受給されます。
※2か月=5年間のうち、2回までの離職では2か月(3回目以降は3か月)

受給できる期間は、雇用保険への加入期間にもよりますが、
・1年~10年未満 → 90日
・10年~20年未満 → 120日
・20年~ → 150日

受給される金額はおおよそサラリーマン時代の給料の50%~80%くらい。
計算できるサイトはたくさんあるので、そこで試算してみるのもいいでしょうね。

そしてなにより、独立を予定していれば無視できないのが「再就職手当」

「再就職手当」は、上記の「待期期間(7日間)」を経過した後に開業した場合もらえる手当。
独立開業すると、上記の「基本手当」を受給できる条件を満たさなくなりますが、
その代わりに「再就職手当」で残りの日数に応じた手当がもらえるというものです(超ざっくりですが)。

ただ、繰り返しになりますが、無条件にもらえる手当ではありません。
・権利を得ること
・もらう条件を満たすこと
が必要になります。

「権利」は、上記の①の手続きをおこなえば得ることができます。

いっぽうで、独立開業で再就職手当を「もらう条件」。
これには注意が必要です。

「再就職手当」の条件と開業スケジュール

「再就職手当」をもらう条件。
独立開業する場合は注意が必要です。
その条件とはA~C。
A:待期期間(7日間)満了後に事業を開始
B:基本手当の支給残日数が所定給付日数の1/3以上ある
C:待機期間満了後の1か月はハローワーク又は職業紹介事業者の紹介で就職したこと

つまり、AとCの独立開業する日がいつなのかがポイントとなります。

Aの待期期間7日間が経ってから開業しても、Cの条件でNGに。
Cは待機期間満了後の1か月はハローワーク等の紹介で就職したことが条件になるので、給付制限の1か月経過する前に開業してもNGになります。

そして、
「開業した日」は、「開業届」に記載した「事業を開始した日」で判断されるケースがほとんどのようです。
「再就職手当」をもらう権利を使う場合、こういった時系列を気にしておいた方がいいでしょうね。

■編集後記
朝タスクのあと、息子の通学付き添い、その後は自宅仕事を。とある研究も。
タイムコントロールがなかなかうまくいかない日でした。
なかなか安定してませんが、日々意識し行動するしかないのかなと。

■息子(8歳0か月)
給食を残したのか、15時くらいから「おなか空いた~」「焼肉たべたいよ~」という声が。
食欲があるのはうれしい反面、給食は残さず食べてきてほしい(贅沢な悩みですが)・・・

■1日1新
・富田つけめん

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