これから独立を考えているなら、家計簿アプリをはじめてみることもおすすめです。
お金の把握だけではなく、独立後のエンジンになるというメリットがあります。
そのあたりについてまとめてみました。
独立するにもお金は必要
独立を考えるときに、「お金」という壁にぶちあたります。
独立するにも、ある程度のお金は手許にあるに越したことはありません。
収入を増やすことはカンタンではなく、支出をどうにか節約したりするでしょう。
もちろん、借入れするという手もありますが、いずれにしてもある程度のまとまったお金(自己資金)は手もとに残したいものです。
そのためには、何にいくらお金がかかっているのか、貯金がいくらあるのか を把握するわけですが、そのときに家計簿アプリは役立ちます。
わたしも独立をぼんやりと考えるようになって、まずはじめたのが家計のお金を把握することからでした。
当時は「Money Forward ME」という家計簿アプリ(無料版)を使ってました。
その後、規約が変わった(無料で連携できる口座数が減った)こともあり、「MoneyTree(有料版)」に切り替え、独立してから今に至るまで使い続けています。
独立後の重要な習慣を疑似体験
家計簿の習慣は、独立後にも役に立つスキルです。
それはなぜでしょう?
独立後の事業であれ、独立前の家計であれ
・収入>支出
この大小関係が大事です。
たとえば、売上100-経費40=利益60 と利益が出たとしても(厳密にはここから税金も出ていきます)、
生活費がそれを上回っていれば、生活できなくなってしまいます。
逆に、売上が少なくても経費や生活費が少なければ、生活はできるわけで(贅沢度合にもよりますが)。
独立してから起動にのるまでの間はとくに、このバランスが不安材料になるものです。
お金はあとどれくらいもつのか(もたないのか)と。
独立前のように収入が安定しない以上、家計簿の重要性は独立後のほうが高いものです。
独立前の早いうちから、このようなお金の出入り(とくに「出」の方)を把握することを習慣にしておくと、独立後を疑似体験することにも役立ちます。
そしてこの家計簿、とくに家計簿アプリに慣れておくことには、もうひとつメリットがあったりします。
独立後の経理と確定申告に活かせる
家計簿アプリには、データ連携という機能があります。
このデータ連携。
クラウド会計ソフト(MoneyForward、freee)でも同じような機能があります。
設定さえきちんとすれば、銀行口座、クレジットカードなどの取引をわざわざ入力する必要がなく、自動化できます。
家計簿アプリであれ、クラウド会計ソフトであれ、この基本的な仕組みは同じです。
家計簿アプリに慣れておけば、そのスキルは独立後につかうことになるクラウド会計ソフトにも役立つわけです。
そして、クラウド会計ソフトを使えるようになれば、そのスキルは独立後にはじめることになる確定申告にも役立つわけです。
つまり、家計簿を毎日つける習慣は、独立後の経理(帳簿づけ)の習慣化につながります。
経理を習慣にできるとは、経理を溜めないということになるので、確定申告も余裕をもって乗り切れるはずです。
このように言うと、
「会計士だし、税理士なんだから、そんなふうに言えるんでしょ」
と良くも悪くも思われるかもしれませんが、決してそんなことはありません。
専門家であろうがなかろうが、
「家計簿をアプリでつける→習慣にする」
とシンプルに考えてみてください。
こう考えれば、決してむずかしくないはずです。
正しく経理して、確定申告もそれなりの精度でやりたいというときは、税理士に相談してみる価値は確かにありますが、
その手前までは、まずはご自身でやってみるということをおすすめしてます。
とはいえ、その一歩目を踏み出すことがまずは大切です。
(その背中を後押しするサポートも承っています。もしよろしければ→ 個別コンサルティング)。
■編集後記
今日は朝のタスクと朝の運動25分、その後自宅で会計士業。午後は読書などのインプット、息子の宿題、ブログなど。
■息子(8歳11ヶ月)
「学校、楽しかったよ~!」と機嫌よくご帰宅。
もうすぐ卒業式(息子は3年の終業式)ということもあり、もうすぐ卒業してしまう仲良しのお友達からお祝いの品をもらってきました(無印のノートや筆記用具を)。
「もうすぐ会えなくなるから寂しい・・・」とも。
いずれ息子も見送られる立場になるのかと思うと、考え深いものがありますね(息子は次は4年生、あと3年ありますが・・・)。
■1日1新
・さくらライチドリンク(ロイヤルホスト)
・苺フェスタのパフェ(ロイヤルホスト)