神威(カムイ)岬と「しゃこたんブルー」から学んだ3つのこと

神威岬から見た日本海
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神威(カムイ)岬からは積丹ブルーの海もそうでない海も一望できます。

GWとはいえ、完全な休みというわけではありませんが、その時間を使ってでも行ってみることにしました。

目次

神威(カムイ)岬

神威(カムイ)岬は、この地図にあるように北海道の積丹(しゃこたん)半島の先端、積丹ブルーでも有名な岬です。

車で行く場合、札幌からおおよそ2時間~2時間半ほどの場所(高速道路利用時)にあるわけですが、不思議とこれまで一度も訪れたことがありませんでした。

GWとはいえ、仕事の完全オフはありませんが、はじめて訪れてみることにしたわけです。

「そんな時間があればもっと仕事したほうがいいのでは?」と思われるかもしれませんが、
その時間を削ってでも行くからこそ、その体験から何かしら得るものがあるはず。そう考えたからです(もちろん、妻の実家(積丹半島)へ帰省中ということもありましたが)。

スタート地点から⑥→⑤→④とすすみ、②までは遊歩道で進むことができ、その②が展望台です。
①は海を隔てた先にある灯台で、ここへは進むことはできません。

断崖絶壁の真ん中を貫くように遊歩道が整備されています。

昇ったり、下ったりを繰り返す起伏のある道です。
わたしだけかもしれませんが、ものすごく短い”万里の長城”のように感じます。

途中、人をすれ違うのもやっとというくらい幅の狭いところも。

この日天気はよかったものの、あいにくの強風ということもあって、行けるところまで進んでみることに。

そんな道中進んでみることで、学べることもありました。

しゃこたんブルーとその反対

神威岬を訪れたからには目指すべきは、先端の②地点、展望台を目指すひとがほとんどです。
この日もそういった人が行き交っていました(中国からの観光客が多かったわけですが)。

そんなわたしも、②を目指し進みはしますが、たまに押し寄せる団体客をやりすごそうと、何度か途中で立ち止まったりもしました。

そして後ろをふりかえってみます。

↑写真左側が積丹ブルーの海。奥にうっすら見えるのが余市・小樽方面(おそらく)。

真横を向くと視界に広がって見えるのが、海一面積丹ブルーの鮮やかなエメラルドです(↓)。

透明度の関係で青くみえるようですが、色だけでなく海面も穏やかで波などはありません。

いっぽうで、180℃振り向いた反対側に目をやると、
まったく違った海を見ることができます(↓)。

写真ではわかりにくいかもしれませんが、先ほどの色のような鮮やかさなく、濃い青といった印象。
白波もたっていて、荒々しくもある、そんな感じです。

そうこうしてたどり着いた④の地点(↓)。
積丹ブルーの海(右側)とそうでない海(左側)。


ここからの眺めは実に左右対照的という感じがします。

仕事で営業のことを考えない日はありませんが、この景色を見ていると、ブルーオーシャンとレッドオーシャンのことが頭をよぎりました。

波がなく、澄んだエメラルド色の積丹ブルーの右側は、まさにブルーオーシャンという印象。
競合がいない、開拓されていない場所、そんなイメージを連想させます。

白波がたち、濃い青に染まった左側は、その反対のレッドオーシャンといったところ。
色はさすがにレッドではないですが、積丹ブルーと比べれば見劣りしてしまいます。

神威岬の先端は、このブルーとレッドの境目ともいえる場所です。
その場所によってはブルーオーシャンにもなるし、レッドオーシャンにもなり得ます。

ブルーオーシャンとレッドオーシャンは正反対のようで実は、ちょっとした場所の違いでブルーにもレッドにもなり得るのではないか。改めてそんなこと感じさせてくれました。


営業、マーケティングの基本的なお話に、自分(自社)の「強み」というものがあります。

その「強み」とは、単に競合に負けないというものだけでもありません。
じぶんが望むお客様から選んでもらえる理由(=価値)があっての「強み」ともいえるかと。

このように考えると、積丹ブルーの境のように、ちょっとした違いが「強み」になる可能性はあるはずです。

しゃこたんブルーから学んだこと

スタート地点から進んでいったわけですが、強風もひどくなってしまい結局は④地点で引き返すことにしました。

ただありきたりのことですが、②地点のゴールにたどり着けず道半ばであったとしても、スタート地点にいたときと比べれば何かしらの経験は得られます。

経験値 ±0 よりかは+1でも経験できた方がいいはずですから。

神威岬から眺めたことで、いまのじぶん自身を見つめ直すきっかけになりましたし。

ひとり仕事をしていると、つい日々の生活圏の中で仕事のことばかり考えてしまいがちですが、
日常から抜け出すことで、凝り固まっていた頭を柔らかくもしてくれました。

今のところ毎日、毎週とはなかなかいかないものですが、こうした予定を1日でも多くスケジュールに入れていきたいところです。

■編集後記
昨日は妻の実家から札幌の自宅へ。途中、神威岬へ。
おいしいパン屋さんにも寄って、大量にパンを購入。
けっこうな行列でしたが、妻と妻の母が並んで買ってくれました(わたしと息子は車で待機・・・)。
2~3日つづいて強風もなんとか納まりました。
今日は朝タスクと所用の外出など。

■息子(9歳)
おいしいパン屋さんで買ったピザパンがとくに気に入ったようでたくさん食べました。
ばあば(祖母)と一緒に大好きなカラオケにも行けました。
宇多田ヒカル(エヴァンゲリオン挿入歌)やYOASOBI(群青)など、レパートリーも増え(耳だけで覚えた歌詞っぽく、あやふやでしたが、ノリノリで楽しく歌ってました)。

■1日1新
・神威岬
・BACKEREI yoichi(ベッカライ ヨイチ)の美味しいパン

■1日1写
・神威岬④地点からの景色

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