食べていくための売上は必要ですが、どこまで増やしたいかはよく考えておきたいところです。
目指す方向性でも目指す売上も変わってきます。
売上はどこまでを目指す?
独立後の仕事をつづけていくには売上が必要です。
売上でいただけるお金がつきてしまえば食べていけなくなるからです。
ただ、どこまで必要なのかということはよく考えておきたいところ。
売上が増えれば仕事量も増えるのが通常だからです。
「通常」とは、「数」を増やして売上を増やすというもの。
拡大することを目指せば、仕事量が増え、人を雇い、事務所を借り、デスクやパソコンといった仕事道具を揃えることにもなり、目指す売上もおのずと増やす方向へシフトしていくでしょう。
・右肩上がり
・〇年連続増収
・年商〇〇円
そして、売上を拡大するということは、コスト(経費)も膨らむものです。
上場企業のような大企業ならまずこうなります。
ただ、拡大を目指さなくてもいい生き方も選べます。
とくに、人を雇わずひとりで仕事をしていくのであれば、必ずしも売上をどんどん増やしつづける必要はありません。
「数」で増やすにも限界はあります。
目指す方向性で生き方は変わってくる
売上をどこまで増やすかは、目指す方向性でも変わってきます。
もちろん、食べていくことは大前提。売上から経費を引いた利益を増やしていければ、無駄遣いしない限りは仕事をつづけていけるわけです。
ただ、それ以外にも仕事をつづけるうえで考えておきたいことはあります。
・買いたいものが買えるくらいのお金(車とかは別として)
・望むお客様と仕事ができている
・時間と場所の自由度
・楽しめている
どれも数字では表現できないことですが、こういったこともひとりで仕事をつづけていく上では利益です。
これをどこまで求めるか。
求めるにも勇気と決断は必要です。
そのために、ときには売上を減らすことも1つの選択肢です。
売上が減るというと、マイナスのイメージがあるかもしれません。
あったものがなくなるわけですから。
ただ、
・夜にしょっちゅう連絡がある
・後出しじゃんけんが多すぎる
・なかなか対応してくれない
・すぐ対応してほしいと言われる
というようなストレスの元を感じるなら、仕事を手放すことも選択肢の1つです。
実際に売上を減らすという選択をしたこともあります。
ただ、売上が減っても、経費を必要以上にかけすぎなければ利益を出すことはできます。
その利益も、食べていけるだけの利益が出ているのであれば、仕事をつづけていくことはできます(理論上は)。
そして、手放してみることで、じぶんの目指す違った方向性に進むこともできるはずです。
売上がいくら増えたとしても
・時間がない
・モチベーションが湧かない
・人間関係に悩む
ということがあると、増えた売上や利益に素直に喜べません。
家族がいるなら、そうした空気も伝わってしまいますから。
拡大を目指さないならコストは抑えられる
売上の拡大を目指さなければ、かけなくて済むコスト(経費)も出てきます。
・事務所の家賃
・人件費
・広告宣伝費
・人材紹介料
・外注費(じぶんでやれば必要ない)
・ソフト利用料(複数人プランは必要ない)
かけるコストが減らせれば、食べていくのに必要な売上も減らせます。
もちろん、数ではなく、メニュー(継続か単発か)と値付けで売上を増やす工夫はやっていかなければいけません。
ひとりであるがゆえに、かけるべきお金、使うべき時間は必要です。
ただ、拡大に目指した場合には、家賃や人件費といったまとまったコストがかかるわけで、それに比べれば多くはありません。
・パソコンを買い替える
・書籍を買う
・セミナーに参加する
・サーバーのレンタル代、ドメインを買う
・育ててみたい趣味にお金を使う
独立というと、つい売上の拡大ばかりに目がいきがちになりますが、上には上がいるようにキリがありません。
売上を増やした結果、本来の望む道からかけ離れてしまっては本末転倒です。
売上を減らすには売上がある程度あることが前提です。
その売上を手放すわけですから、それなりの勇気が必要です。
勇気ある決断を下すためにも、日頃から売上と経費、そしてお金のバランスはチェックしておくべきです。
ここまで拡大を目指すこととは真逆の方向性でのお話でしたが、もちろん拡大を目指すのも1つの道であって否定はしません。
ただ、
・じぶんのペースで仕事もプライベートもこなしたい
・他人の言動に左右されずに穏やかに暮らしたい
というのであれば、食べていく+α(アルファ)で必要な売上を目指すことも生き方の1つです。
これから独立予定の方であれば、じぶんが望んでいる生き方がどんなものなのか。
独立後の方でも違和感あれば、独立当初の思いがどういったものだったか。
前進することはもちろん大事なことではありますが、1度こういったことを立ち止まって考えてみるのもおすすめです。
■編集後記
昨日は朝タスク、税理士業(クラウド会計の設定など)、外出してカフェで基礎研究とブログなど。
■息子(9歳)
昨日は朝からリハビリ病院、4時間目から小学校、放課後はデイサービスと盛沢山の1日でした。
さすがに疲れていたようで夜早めに寝ました。
■昨日の1日1新
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