しごとの依頼があったとしても、なんでも応えられるわけではありません。
ひとりならなおのことです。
ニーズで考えていることについてまとめてみました。
「現金でお願いしてるんです」
帰省で実家のあった街に行くとき、いつもソフトクリームを買って食べます。
あっさりとしたミルク味が気に入っていて、息子(9)も大好きな味です。
そのソフトクリーム屋さんは外にお店を出していて、隣接する建物の中には他のお店もいくつかあります。
他のお店だとPayPayなどの電子マネーが使えたので、そのソフトクリーム屋さんでも使えないかと試しに聞いてみることにしたのです。
すると、内心予想はしていたものの、返ってきた答えはやっぱり「現金でお願いしてるんです」と。
「そうなんですね~」と雑談をまじえながら現金をとりだしてソフトクリームを受け取りました。
このときに感じたのは、
「電子マネー使えれば便利なのに」というのは、買う側の都合でしかないということ。
ソフトクリーム屋さんとしては、現金で払ってくれる人だけに買ってもらえればいいという考えがあってのことでしょう。
ニーズは千差万別。
すべてのニーズを受け止める必要はありませんし、ニーズを捨てることも大事です。
売る側で決めること
売る側にとってメニューは必要な存在です。
・何を売るか
・いくらで売るか
・どうやって売るか
・いつ売るか
どれも売る側で決められること。決めないといけないことです。
そして、買う側のニーズは千差万別。
そのすべてを受け止めることは到底無理な話です。
ときにはソフトクリーム屋さんの「現金払いのみ」のような取捨選択も必要です。
それは仕方のないことです。
すべてのニーズに応えたいのなら別ですが、そうでなければ、じぶんが望まないことも受け入れることになり、結局は疲弊することになってしまいます。
わたしは、息子(+じぶん)のソフトクリームを食べたいというニーズに応えるべく現金払いを受け入れましたが、「現金ならやっぱいいや」と去る人もいるでしょう。
逆に電子マネーでなきゃ買えないなら、現金で払いたい人は買わないでしょう。
売る側としては、買っていただけるような選択肢を出しておくだけです。
わたしもご依頼いただければ、振込かカード決済のどちらかで選んでもらえるようにしています。
現金払いは受付けてません。そのやりとりを望んでませんので。
売る側としては、ニーズを考えないなんてことはないわけですが、割り切りは必要です。
売る側自身のニーズも大事
モノやサービスを売る立場になると、依頼してほしいという気持ちがつい先行して、お客様のニーズばかり気にしがちになるものです。
もちろん、買ってもらい、売上をあげていくためには、そうしたニーズをつかむことは大事です。
ただ、それだけではないはず。
売る側(じぶん)のニーズもあるわけです。
ソフトクリーム屋さんのように、現金払いにしてほしいことも、売る側のニーズといってもいいでしょう。
逆に、現金のやりとりや管理を望まないというのも1つのニーズ。
お客様にとってのニーズはもちろん大事なわけですが、それと同時にじぶんが望むニーズも大事にしたいもの。
広い世の中、いろんなニーズがある世の中。
すべて受け入れることは不可能ですし、背負いすぎないようにしたいものです。
お客様のニーズ、じぶんのニーズ。「どっちか一方」ではなく、「どっちも」です。
■編集後記
昨日は朝タスクと会計士業、ブログなど。
ランチは久しぶりに担々麺のおいしいお店に行ってみました。
メニューが増えていて選ぶのに迷ってしまいました。値段も桁が1つ増えてましたが、変わらず美味でした。
■息子(9歳)
昨日は朝に学校から連絡をもらい、インフルエンザで学級閉鎖にする学年が出てしまったとのこと。
大事をとって学校は休むことに。
息子は元気なので、リハビリ病院には行きました。
■昨日の1日1新
・とある担々麺