「赤字になるならやめておけ」という考え方もあるかもしれません。
ただ、じぶんなりに価値と感じることがあるならやるべきでしょう。
その価値は数字に表れるものだけではないはずです。
赤字の仕事は避けるべき?
赤字と聞くと、よくないイメージがあるものです。
・どうして赤字になった?
・黒字にできないのか?
・△(マイナス)
・赤点、赤ペンで修正
などなど。
仕事をやる以上、赤字はできれば避けたいもの。
売上より経費が膨らんでトータルで見ると赤字、というものもなくしたい赤字ですが、それだけでもありません。
売上に対して時間をかけすぎる仕事も実は赤字という可能性もあります。
時間効率を考えれば、時間がかかる仕事は避けて、効率のいい仕事だけにこだわるべき、という考え方もできるでしょう。
確かに目先の売上だけを目指すなら、それも1つの考え方なのかもしれません。
利益が出る仕事だけをやるのも自由ですが、赤字の仕事もやってもいいとは考えています。
ただ、数字では見えない価値があるなら、という前提です。
時間あたり単価が赤字でもやっている仕事
すべての仕事で利益が出せるのが理想ですが、そうはならないものです。
たとえば、はじめてやる仕事やすぐに成果が出ない仕事だと、時間はかかるものですし、時間あたりの利益で見ると、赤字の可能性はあるでしょう。
最初からすぐに成果が出せる人もいるかもしれませんが、決して多くはないはずです。
わたし自身、はじめてやる仕事は手探りですし、本など根こそぎ当たってみるということもあります。
つまり、必要以上に時間をかけることもあるわけです。
このブログもそうですし、セミナーも動画も会計士・税理士の仕事でも同じような感じです。
新しいことも、新しくなくてもやり方を工夫しようとすると、どうしても時間は必要。
時間あたりで考えると、どうやったって赤字です。
ただ、こういった赤字も「赤字ならやめておけ」にあてはめるのは違うかなと。
・将来につながる種まき
・視野が広がる
・前向きになれる
・じぶんにとっていい体験になる
こういった可能性を感じるなら、たとえ赤字でもやる価値はあるかなと。
つまり、数字で表れない価値が感じられるかどうか、ということです。
種まきしてすぐに実る、なんてことはそんなにないわけですが、それでも続けていれば自分なりの成果は見るかるものです。実りをどう感じるかは人それぞれ違うものですし。
逆に、成果がないという可能性もゼロではありません。
だからこそ、じぶんがやりたいかどうか、じぶんの本音にウソをついていないかが大事です。
やりたくないことをやったとして、はたしてその成果に気づけるのかどうか。
会社であれば、不採算な赤字部門は即撤退、という判断も成り立ちますが、そうではない以上、単純に赤字・黒字だけで判断していると、失うものも大きいのでは?と。
わたしのように、ひとりでやっていく分には、時間あたりに縛られず、全体でみて問題なければいいかなという気の持ちようでいます。
価値を感じるならやればいい
はじめてやる仕事となると、かかる時間を想定するのは難しいものです。
壁にぶつかること、トラブル対応などもありますから。
だからこそ、はじめての仕事をやるには、仕事に追われいたらできないことです。
そのための余白をもっておく必要があります。
ひとりで仕事をするなら、新しい仕事、勉強、試す、基礎研究する時間は欲しいところです。
たとえ赤字でも。
そうした時間を持てているなら、赤字でも赤字としてカウントはできません。
もちろん、利益が出る、すぐに成果が出ることに越したことはないわけですが、物事すべてを採算前提で考えてしまうと行動も視野も狭くなっていくでしょう。
人生も楽しめません。
そのためにも、安売り、数をこなすという戦術はとらないようにしています。時間あたりの赤字を減らすためにも。
それだけでなく、お金の状況も大事です。
お金がどんどん減って仕事ができなくなっては、そうも言ってられませんし。
はじめてやる仕事、やり方を見直すといったことをやっていくなら、時間あたりは赤字、利益という数字以外にやる価値を感じるなら、そこは気にしすぎないようにしたいものです。
■編集後記
昨日は朝のタスクと会計士業を中心に。
日の出の時間、6:30頃とだんだん遅くなってきました。
■息子(9歳)
とけていた雪が昨日またうっすら積もって喜んでます。
ただ予想気温はしばらく若干プラスなので、雪遊びするにはちょっと気温が高めです(できなくはないですが)。
■昨日の1日1新
・ダブルチーズバーガー(セコマ)