独立したいときは、「もう少ししたら」と考えがちです。
ただ、「もう少し」まではあとどれくらいの道のりなのかは考えておきたいものです。
どこかで別の山を登りはじめるしかありません。
「もう少し」とはあとどれくらいなのか?
独立を決心したときに悩ましいのが「いつ独立する?」というもの。
・「もう少し、経験値をためてから」
・「もう少し、お金を貯めてから」
・「もう少し、仕事が落ち着いてから」
本気で独立を考えている方こそ、こういった自問自答で悩まれていることがあるでしょう。
わたしにもありました。
・もう少しスキルを磨けば独立後も仕事しやすいかも
・もう少しお金があれば独立しやすいかも
・もう少し落ち着けば退職しやすい
といったことを考えていたわけです。
ただ、そんなに都合のいい話ばかりでもありません。
スキルもそんなに急に身に付くわけでもありませんし、給料が急に倍になるはずもありません。
仕事もやることはあるわけで、落ち着くこともほぼほぼないでしょう。
具体的に時期が決まっていれば話は別ですが、「そのうち」や「もうちょっとしてから」と口にしているうちは、なかなか独立はできないでしょう。
3合目、6合目まで登る、ましてや頂上にたどり着いてから独立、となると「もう少し」は、あとどれくらいなのか。
本気で独立したいなら、どこかで下山して、別の山を登る。これしかありません。
「もう少し」は独立してからやればいい
本気で独立したいなら、「もう少し」は独立後になんとかしましょう。
実際に独立してしまえば、なんとかするしかありません。
「もう少し経験値をためてから」をなんとかする
「もう少し経験を積んでから」とはいうものの、今登っている山でどれだけの経験ができるのか。
仕事の範囲が決められていれば、経験できることにも限りがあります。
たとえ経験値を上げられたとして、その経験は別の山で通用するとも限りません。
であれば、独立して実践をこなした方が、はるかに経験値を貯められます。
ひとりであればなおのことです。人にお願いしなければ、じぶんで考え、行動していくしかありません。
じぶんで考えて判断し選んだことなら、体験が経験値として貯まっていきます。
「もう少しお金が貯まってから」をなんとかする
もう少し収入が増えたらいいとはいえ、そうそう給料は上がらないでしょう。
独立にもお金はかかりますし、それでなくても生活費も必要です。今の世の中だと、お金を貯めるといってもむずかしいです。
独立のお金が必要なら、融資を受ける手もあります。
日本政策金融公庫の創業融資という制度でお金を借りることができますし、独立後でもやりようはあります。
「もう少し落ち着いてから」をなんとかする
もう少し仕事が落ち着いてからとはいうものの、本当に落ち着くときが来るのかは考えたいものです。
会社である以上、多少の波はあっても、まったく暇、という時期はまずないはずです。
もちろん、会社によってそれぞれでしょうが、何かしら仕事が降ってくる、残業するのが普通ということも。
どこかで見切りをつけるしかなく、そこは「断固たる決意」があれば、なんとかするはずです。
独立前と独立後、登る山は別の山
実際に独立してみると気付くことは、独立後の山もまた険しいということ。
独立前に登っていた山も険しかったはずなのに、独立後に登る山はまったく別の険しさがあります。
・商品やサービスをつくる
・値付けする
・メニューとして出す
・営業する
・しごとを選ぶ
・しごとする
・発信する
・話す
・書く
・時間
・調べる
・選ぶ
・判断する
・失う
・買う
どれもすべてが自分事であり、じぶん次第。負荷もかかりますし、ラクなことではありません(少なくともわたしにとっては)。
それでも、独立後の山には道が無数にあり、どの道を登るのかは自由です。
ブログを書いてても、平日の昼間に外出しても、独立前なら「なにしとんっ!」と怒られるようなことができる、
働くルールはじぶんで決めるというのも独立後だからこそです。
どの山だとしても、人生をささげて登ります。
多くの時間をかけて登ります。
であれば、「もう少ししたら」→「なんとかする」と思い切るのも1つの選択です。
独立を本気で目指すのなら、「もう少ししたら」は取り外してみましょう。
■編集後記
昨日は朝のタスク、会計士業、基礎研究は少し進めました。
■息子(9歳)
昨日は学校と放課後はデイサービスに。リハビリはお休み。夜はお風呂で最近恒例となっているパパとの歌合戦を(といっても、勝敗はつきませんが)。またレパートリーが増えていて驚きました(たぶん、Youtubeで覚えた歌っぽい)。
■昨日の1日1新
・とある設定