「お試し品」が試しやすいのかどうか。サーモンファクトリーの事例で考えてみる

サーモンから見た旧石狩川 - by Canon RP(RF35mm f 5.6 1/1000)
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モノやサービスを提供する仕事には「お試し品」も必要です。

そのお試し品について、サーモンファクトリー(石狩市)での体験をもとに考えてみたことをまとめてみました。

目次

サーモンファクトリーのお試し品

先日、石狩市にあるサーモンファクトリーに家族3人で行ったときのことです。
妻と息子(10)との3人で。仙台にいる親戚に海鮮でも送ろうということで。

※2Fの展望台からの眺め

観光バスも2台ほど停まっていたのですが、建物の中はそれほど混んでもおらず。

その1Fが売り場。
「サーモンファクトリー」というだけあって、メインは鮭ばかりでしたが、それ以外の海鮮もいろいろあります。

こちらは「鮭まんじゅう」。

こういったご当地ならではのものが売られているわけですが、
その所々には、試食用のお試し品があるのです。

こうなると北海道民とはいえ、「どんな味なのかなぁ?」と試したくもなります。
息子(10)も一緒なので、余計に試しやすい状況でした。

その試しやすさにもわたしは驚きました。

手にとりやすいのです。

こちらは辛し明太子のお試し品。このようにすべてが小分けになっていて一口サイズになっています。

結果、手を汚さずに試せたこともあり、息子(10)とわたしの2人でお試しさせていただきました(何個かはご想像にお任せします)。

試しやすい。手がかからない、人が少なく空いていたことが大きいです(わたしの場合)。

結果、買うまでにはいかなくても、試すことで「どんなもんなんだろう?」という興味を満たすことができますし、今回のような食べ物であれば、現地の味というのを知ることができます。一口であっても。

辛し明太子は息子(10)のリクエストで買わせていただきました。

ちなみに、2Fにある海鮮がメインのレストランは満員で、そこには即撤退しましたが。


じぶんがサービスや道具を試すときも同じようなことが言えます。

お試ししやすい条件

独立後、ひとりで仕事をしていくと、じぶんに合うものへのこだわりやサービスといったものを探すようになりました。

試すときにも、意外と共通点があるなと感じています。次のようなことです。

有料か無料か

まずは有料のサービスなのか、お金がかからない無料なのかは試すときの入口です。

アプリなどでは、はじめから課金が前提になっているケースもありますが、よほどの理由がなければまず無料で試せるものを選びます。

無料で使える範囲で試してみて、「この機能も使いたい」となったら、そのときに有料でアップグレード。
お試し期間である程度は信用できますから、お金を払おうという気にもなりやすいです。なかには強制的にプランを変えて実質アップグレードするようなところもありますが…(某f〇〇〇〇のような)。

無料であっても、今より便利になるソフトやアプリも多いですし、無料であれば試してみて「やっぱ違うかも」となったときでもサッと切り替えられます。まぁお金で損をすることはないので、当然といえば当然なんですけどね。

複雑かシンプルか

同じ無料で試せるものだとしても、複雑かシンプルかでいえば、圧倒的にシンプルな方を選んでいます。
ストレスにならないからです。

たとえば、WordPressのプラグインを試そうとなったときも、複雑なものは基本選んでいません。
はじめてやることに対して、試すこと自体のハードルをあげたくないですし。

それに複雑=怪しい…というケースもあり得ます。
気づかないうちに、誘導されるようなものもありますから。気付いた時点で即撤退しますけど。

前述の辛子明太子のお試し品は、サッと手に取って口元に運ぶだけ。

皮をむいたり、カットしたり、余計な工程がありません。加工の手間はタイヘンなのでしょうが、それを試す側としては至ってシンプルなわけです。

シンプルさだけをとっても試すハードルは下がります。

混んでるか空いてるか

わたしが人混みが苦手ということもあり、混んでいたら試しません。

たとえば、家電量販店。パソコンやカメラを視察するといった場合です。

土日の休日は避けています。行くなら平日、人の数が圧倒的に少ないからです(土地柄もあるのでしょうけど)。

空いていると納得できるまで試しやすいです。

お試し品としての発信

ブログなどのテキストがメインの発信、音声や動画などの発信。発信するにもいろいろなメディアが今はあります。

そのなかで今やっているのはブログ、HPがメイン。以前は音声ラジオもやっていましたが、これらが無料としてのお試し品という位置づけです。

それがお試しいただきやすいかどうか。

少なくとも、ネットで見つけていただくという壁はありますが、ページを見ていただくこと自体はシンプルなはず。
問題は中身でしょうね。

・1つの文章が長すぎないか
・ひらがなと漢字のバランス
・写真や図でイメージが伝わりやすいか

といったところは意識しているつもりです(日々改善しつつ)。


音声(Stand.fm)で発信していたときも、シンプルさにはこだわっていました(一応)。

・タイトルを短く
・1回の配信時間は10分以内
・冒頭の自己紹介は省略
・BGM使わない

もちろん、こういったシンプルさでなくても、参考になったり楽しめるものは実際にいくつもあるわけですけど、わたしとしては、試しにくいと感じることもあり、あえてやらないようにしていました。


お試し品だからこその押さえておきたいポイントのようなものもあるのかなと。


もちろん、お試し品がデメリットになるということもあるでしょう。

手にとっていただいても、

「やっぱやめるわ…」
「え、こんな顔(声)なの?」
「考えが合わなさそう」

ということはある話です。

ただ、だからこそ、お試しであってもその時々での全力投球は必要ですし、全力だからこそ改善すべき点がないかを考えようとなります。

それに万人受けするお試し品など世の中に存在しないわけですから、デメリットばかりを気にしていても仕方ありません。

たとえ1人でも「手にとってみて良かった~」と思ってもらえればいいわけですし。

そのためには、手にとってもらいやすい、いろいろなバリエーションのお試し品も必要なわけですけど(そこはじぶんの尻を叩きつつ…)。


というわけで、お試し品についての今の考えをわたしなりにまとめてみました。

時間は必要なわけですが、デメリットを気にしすぎないようにしたいものです。


■編集後記
昨日は朝の習慣のあとは息子の病院の付き添いに。午後は会計士業(資料作成)、事務しごと、情報収集などでした。

■息子(10歳)
前日の熱も落ち着いていたので朝からかかりつけの小児クリニックに。夏休みに突入したタイミングなのかもしれませんが発熱外来が意外と混んでいました。
若いお医者さんでやさしく対応してもらえました。
が、早速コロナの検査を。鼻の穴をグリグリするやつは相変わらず痛がりましたがなんとか。
結果は大丈夫だったのですが、発熱後すぐの検査は精度もよくないようで。
溶連菌かもしれないけど、熱が下がらなければ週明けにまた来てくださいとのことでした。
帰り道はお腹がすいたようで大好きな「からあげくん」を。まぁ大丈夫そうで安心です。

■昨日の1日1新
・宇治抹茶ラテ(ローソン)


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