独立するなら経理のことも早めに対策しておくのがおすすめです。
その理由をまとめてみました。
量が少ない
独立当初、とくに1年目は、経理で処理する量が比較的少ないというのが通常です。
何をやるにしても、量が少ないということは、敷居が低くなりやすいです。
経理でも同じで、量が少ないだけに考える時間がもてます。
・このレシートはどう処理すればいいの?
・どうして経費にならないんだろう?
・もっとシンプルな流れにできないだろうか?
・数字をチェックするには?
独立当初とはいえ、取引量が少ないというのは、決して喜べないことかもしれませんが、慣れない経理をやっていくことを考えると決してマイナスなことばかりでもないでしょう。
多くない分、1つ1つ勉強していくことができます。
もちろん、安いところに外注して、それ以外の仕事に専念する選択肢はありますが、これから継続していく事業を考えると丸投げでよいかどうかというのは考えるべきことかと。
会計という数字とは関わっていくことになりますし、じぶんの数字はじぶんで理解しておくことも必要。
将来的には専門家などにお願いする可能性はあるとしても、取引の量が少ないはじめのうちは、経理に触れやすい時期。少しずつでもコツコツと慣れていける時期でもあります。
経費になるかならないかの判断力をつける
経費でないものを経費にするのはカンタンです。
経費にならないものを経費にすれば、経費を増やすことになり、結果、税金を減らせることもあります。
経費を増やして赤字にすれば、税金を払わずに済むかもしれません。
ただ、それが明るみになったときのペナルティは考えておきたいもの。
「バレたらどうしよう…」
「罰金払うことになったら…」
という不安のタネは、早めに摘んでおくべきでしょう。
そのために経費になるのかどうかの判断力を磨いていくことは必要です。
早めに経理に触れることで、判断の場数を増やせます。
それに経理に触れていくことで、
・本当の利益はどれくらい出てるんだろう…
・銀行から貸してもらえないかも…
・これから先やっていけるのか…
という目に見えない不安も可視化しやすくなります。
経費にできないものを経費にする。
よくわかならいまま経費でないものを経費にしてしまうと、それがやがてじぶんの中の原則になっている、なんてこともよくあるわけです。
そうなると、傷口は広がる一方。
本当の経費がわからなければ、本当の利益もわからなくなります。
これほど怖いことはありません。
経費にできるか、できないか。
量が少ない時期であれば、日々の経理で判断軸を磨いていきましょう。
決まった型はない
経理と聞くと、「細かそうだし、めんどくさそう…」というようにマイナスな印象があるかもしれません。
ただ、経理の目的は事業を管理していくこと(大まかには)。
数字はじぶんが管理しやすいようになればいいわけです。
そこに決まった型はありません。
やり方は自由です。
ネットバックやクレジットカード、Amazonなどはクラウド会計を利用すればデータの連携ができますし、ATMに並ぶ必要もなくなります(パソコン、スマホは必要です)。
はじめからやっているのと後からやるのとでは、そこにかける時間も変わってきます。
クラウド会計といっても万能ではありません。
すべての機能を使わないとならないわけではありませんし、むしろすべてを使おうと躍起になってもいけません。
かゆいところに手が届かないことも多く、Excelを使うことはおすすめです。
モッサリ感、仕訳入力のしにくさは、ただでさえめんどくさい経理を余計めんどくさく感じさせてくれるもの。
Excelからクラウド会計ソフトにインポートということもやっていきましょう。
量が少ない時期にこうしたことに触れておくのもおすすめです。
■編集後記
昨日は朝の習慣、法人の申告準備(じぶんの会社)、午後は会計士業で打ち合せ、とある情報収集などでした。
■息子(10歳)
夏休み11日目。昨日は落ち気味だった食欲も戻ってきました。3食しっかり食べられました。そういえば札幌市内の小学校の夏休みが8月末まで延長になったようです。息子が通う小学校はどうなったのかなぁと(たぶん延長ですね)。
■昨日の1日1新
・じぶんの会社の申告準備(freee申告)