「年1回でいい」という言葉を見聞きすることがあります。
それをラクと考えるか、怖いと考えるのか。
わたしは後者で考えることが多いです。
「年1回」という魔法の言葉
「年1回」のようなフレーズは多いように感じます。
「年に1度の〇〇〇ですよー」
「今年の□□はお済ですか?」
のようなことです。
お祭りやコンサートのように「年に1度だけ」というイベントもあります。
逆に、年に1度くらいはやっておいた方がいい、やらなきゃならない義務もあったりします。
クルマの定期点検だったり、健康診断のように毎年1度はやっておいた方が安心ということもありますし、今の時期だと確定申告という義務もあります。
「年に1回」というフレーズには、特別感のような響きもあり、何やら魔法の言葉のようにも感じてしまいます(わたしだけかもですが…)。
ただ、それはそれとして。本当に年1回がいいのかどうかはまた別な話というのも事実です。
年1回が本当にいいのか
本当に年に1回でいいのかどうか。
たとえば、自分の会社なり、個人の仕事の数字をどのくらいチェックしておけばいいのかというご相談もあります。
わたし自身が数字を扱うのも仕事ですので、数字の大切さを知っているのは当然でしょと思われるかもしれません。
ただ、会計士とは違う道で独立していたとしたらどう考えていたかをふと考えてみると、
やはり、数字を確定申告の時期の年1回だけというのは、怖さしかありません。
年1回、確定申告でいうと、だいたい年が明けた2月~3月というのが通常かと。
となると、
・今年の数字が来年にならないとわからない
・現状でお金がどれくらいもちそうか見通せない
・いつどれくらいお金が増える(減る)のかわからない
ということになる可能性はありますから。不安で夜も眠れなくなるかもしれません。
そうならないように会計事務所などに外注するとしても、年1回の決算のときにというパターンも多いわけで。
そうなると、「年1回」という呪縛から逃れることはできません。毎月教えてもらえるようにお願いできるケースもありますが、自分が知りたいときにすぐに教えてもらえるかどうかはわかりません。順番待ちというのはありますから。
健康診断やクルマの点検でもこれと似ている話かもしれません。
わたしは独立後も毎年健康診断は受けています。
ただ、それとは別に眼科や整体などに行っては、こまめにメンテナンスするように気をつけてはいます。
年1回でもいいのかもしれませんが、それで何か見つかったとしても、大事になってからでは打てる手も限られてしまいます。
不安を減らしておくために、年1回とは言わずにリスクをできるだけ分散させておきたいという考えです。
ちなみにクルマの点検は年に2回やるようにしています。春と冬、タイヤ交換というイベントのついでです(タイヤの脱着料がサービスしてもらえるので…せこいかもしれませんが…)。
ラクな方で選ぶのもあり
年1回だと怖さがあるということであれば、分散しておくことで不安を減らすことができます。
ただ、決してラクをしたい気持ちを捨てている訳ではありません。
「年1回」という言葉に自分がどう感じるのかを大事にしてます。
前述した確定申告の話でいえば、法律では確かに年1回でいいということになっています。
ただ、これは税金を受け取る側の都合というのが大前提にあるわけです。
税金を納める(取られる)側としては、利益を出せた結果としての税金ですし、利益を出せるかどうかが大事な話です。
だとすると、自分の知りたいときに数字をチェックできる、現在地がわかる方が、年1回よりも正直ラクということはあるはずです。
わたしは毎月の数字をチェックして、いつでも現在地がわかるようにしています。
年1回の確定申告でやることは、毎月やってきたことの最終チェックと、言葉通り「確定→申告」×1回という位置づけで年13回やっているイメージです。
「13回もやるなんて大変では?」と思われるかもしれませんが、わたしとしては、年13回の方が効率的ですし、結果としてラクでもあります。
■編集後記
昨日は朝のタスクを済ませてから息子のリハビリ付き添い。その後は個人と会社の償却資産税申告、午後は会計士業(アドバイザリー)が中心でした。朝ウォーキングしていると、前日にとけた雪が凍っていてツルツル路面…。ウォーキングも今までにないくらいゆっくりでした。
■息子(10歳)
昨日家族でつくったアイロンビーズ(マイクラのキャラ達)、訪問リハビリのPTの先生に早速見せていました。リハビリの中でアイロンビーズをとる動作も取り入れてもらいつつ。息子も楽しんで取り組めているようで工夫してもらえていることは本当にありがたいです。
■昨日の1日1新
・とあること
・スケーティングのようにウォーキング