※人の気配がまるでない道 – by Canon RP(RF35mm f 2.0 1/320 ISO 100)
誰もいない道を進んでいると、「大丈夫?」と不安になるかもしれません。
ただ、誰もいないからこそ見ることができる景色もあります。
せっかくの独立後、進む道に対す手は堂々と前を向いて行きたいものです。
誰もいない道を進む
冒頭の写真は以前訪れた京都、高台寺周辺のとある光景。
時刻は17時50分頃。
人が通れる時刻は18時までのようで、その10分前ともなると、さすがに人の気配はありませんでした。
石畳が続く道。歴史に通じる1本の道のような光景でした。
残り10分でしたが、「ちょっとだけ進んでみようかな」ということで、道を進んでみると、すれ違う人も誰もいません。
ここに来るまでには、たくさんの観光客を目にしていましたが、さすがにこの時刻になると人の姿は見えません。
高台寺を見終えた観光客は八坂神社方面へと向かう中、ほぼわたしひとりが高台寺方向へ向かっているわけですから、誰もいないほうが自然かもしれません。
周囲を見渡しても人は誰もいませんし、車も1台も通りません。
とまぁ、地元の北海道では、人の気配を感じないような場所はめずらしくはありません。
ただ、意外だったのが京都の観光地だったということです。
時間をずらした(ずらしすぎた)結果、こういう体験ができたことは収穫でした。
こういう道を見つけると、不思議と子どもの頃を思い出します。
抜け道を探検するような感覚、わくわくしながらも、心なしかドキドキするような感覚。
つい深追いして通りたくもなります。
人も車も滅多に通らない、ひっそりとした道。
日常とは違うからこそ、惹きつけられるものがあります。
「誰もいない」がプラスに向かったこと
今の世の中、常識や慣習のような”しがらみ”とも言われるようなこともたくさんあるように感じます。
それで世の多数派の中に紛れ込んだ結果、「なんか違うかも…」と感じることがあると、妙に不安になることもあるかもしれません
ただ、周りがやっていることでも、自分にとってそれがあてはまるものとは限らないもの。
先日たまたま通りかかったタリーズに寄ってみたときにもそう感じる出来事がありました。
「周りの人が普通にやっていることだから…」と、自分も同じように並ぶということは、理由もなく行列に並ぶことを意味します。
タリーズのモバイルオーダーだと2分で済むところを、あえて10分かけてコーヒーを受けとるわけです。
そこで自分の納得感や理由を見出せないまま選べるかどうか。
・カフェで行列に並ぶ
・コンビニで有人レジに並ぶ
・映画館でチケット券売機に並ぶ
自分なりの「理由」があって並んでいるなら別ですが、そうでないなら周りに合わせる必要はないでしょう。
コンビニであれば、無人のセルフレジはたいていどこかは空いていますし、レジ袋を買わずに済むようにマイバックを常備していれば時間も短縮できます。
映画館のチケットも事前にネットで購入しておけば人混みを回避できます。
お祭りのようなイベントに行くときにも、道路を選んだり、見る順番を変えてみるといった方法で工夫してみることはできます。
こう考えると、必ずしも周りのみんなに合わせる必要のないことはありますし、あえて同じ動きをしないことにもメリットはあります。
それなりのリスクを背負って独立している以上は、メリットには貪欲に向かっていきたいものですし。

メリットを味方にできるかどうかを考えると、周りとずらす意識をもつことはむしろ良いことだとも言えます。
誰もいなさそうな道を進んでみる
世の中の常識や慣習などというものを気にしすぎてしまうと、本当の自分の思いや望んできることを見失ってしまうこともにもつながりやすいです。
独立当初のわたしはまさにそうでした。
・服装は上下スーツに革靴じゃないと…
・計算は電卓を使わないと…
・夜も仕事しておかないと…
・電話とFAX番号は持っておかないと…
・プリンター買わないと…
・パソコンはWindowsじゃないと…
というように。
どれも常識やら慣習を優先して自分があまりにもいなさすぎでした。
ただ、日々じぶんに問いかけてきた結果、その結論は出ています。
「気にする必要はなかったな」と。
法律やマナーのように、社会で生きていく上で守るべきルールを守ることは当然としても、何を選んでいくかは自分の考え1つで決めればいいわけです。
周りに合わせて望まないことを選択することに何のメリットがあるのか。
時間は有限ですし、周りに合わせて自分を犠牲にしている時間はないはずです。
独立当初は、そんな心の葛藤もあったわけですが、それがあったからこそ、今は周りと違っていたことがあった方が逆にうれしいと感じるようになりました。
このブログなどの発信も、そんな気持ちもあって続けていることです。
独立後は、食べていくこと、お客さまや家族そして関係する方にさえ迷惑がかからなければ何をするにも自由です。
その代わり覚悟は必要ですけど。
その結果、「周りと違った…」と気にしすぎる必要はありません。
■編集後記
昨日は朝のタスク、会計士業で外出、夕方はカフェで読書や研究開発など。
カフェは街中のビルの中でしたが、目立たない場所にあって人も少なく快適でした。
また行こうかなと。
■昨日の1日1新
・とあるカフェ
・とあること
■息子(11歳)
昨日は学校のあとはワクチン接種、夕方からは訪問リハビリでした。
PTの先生ともだいぶ打ち解けていて、大好きなGarten Of BanBanのグッズの話などをして楽しんで取り組めているのがなによりです。

