貸借対照表にマイナス残高があったら確認したいこと

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※ありえないかもしれないけど雪国では通常事項 – by iPhone15

はじめてのお客さまには、直近の決算書は見せていただくようにしています。
そのときに見かけることがあるのが、残高がマイナス(△)になっている科目です。

基本的に残高がマイナスになることはありませんので、気づいたら都度、修正しておきましょう。

目次

貸借対照表の残高がマイナスになる?

残高がマイナスになっている貸借対照表を見かけることがあります。

そのマイナスを見てまず思うことは、

「どこかでおかしなことになってるなぁ…」

です。

おかしいことをおかしいと思わなければ、
基本、おかしいままの状態でずっと残り続けます。

たとえば、貸借対照表を見たときに、
 流動資産
  現金預金  △1,000,000円

のようなマイナス(△)になっている科目です。

なぜ、これがおかしいのか。

「現金預金がマイナスなら、借金してるからじゃないの?」と思われるかもしれません。

そうイメージすることも理解できますし、あながち全部が間違いとは思いません。

ただ、ここで注意しておきたいのは、貸借対照表に出てくる金額は、基本、1円以上だということです。

つまり、現実のお金(コインと紙幣)で換金できる数字ということです。

現金預金△1,000,000円を現実のお金では換金できませんから、あきらかにおかしいと言えるわけです。

中にはマイナスの符号をつけるものはあるにはあります(貸倒引当金や減価償却累計額のように)。
ただ、それ以外の科目でマイナスで表記されるものはありません。

それと、現金預金のように、「現金」と「預金」の合算値を表記するものは、それぞれがプラスの金額でない場合は、やはりおかしいとなりますので気をつけておきましょう。

片方がプラスでも、もう片方でマイナスであれば、そっちがおかしいという話になります。

先ほどの例だと、

・現  金 △2,000,000
・普通預金  1,000,000

の合算値で現金預金が△1,000,000円。

だとすると、預金は、現実のお金と換金可能な金額ですし、通帳残高と合っているかもしれませんが、現金のマイナスはあきらかにおかしいわけです。

こういうケースも起こりえることですから、合算値の符号だけで判断しないようにしましょう。

ちなみに、損益計算書のほうでも、売上総利益や営業利益、経常利益などの差引きで計算する利益が損失の場合はマイナス(△)表記しますが、個々の科目の残高はプラスになります。

損益計算書のほうでも、マイナス(△)の符号がついている数字があれば、やはり、どこかがおかしいと言えます。

ありえない残高はどこかがおかしい

では、どうしてマイナス(△)の残高になってしまうのか。 よくある原因は、仕訳の借方(左側)と貸方(右側)を反対にして入力してしまっているケースです。

借方:現預金 貸方:前受金

のように、
本来なら現預金が増える(借方に入力する)ことを、

借方:前受金 貸方:現預金

と、反対にしてしまっているケースです。

売掛金についても、入金の仕訳を通帳から入力していて、さらに請求書連携からも仕訳していたような場合もマイナス(△)残高の原因になります。

そのほかにも、仕訳そのものは正しくても、同じCSVデータを二重でインポートしてしまったような場合も、マイナス(△)残高の原因になります。

もしマイナス(△)の残高があれば、その科目の総勘定元帳をチェックしてみましょう。

総勘定元帳の残高がマイナス(△)に転じている日付を見つけたら、その日付以前のどこかから間違っているということです。

符号が逆転しはじめた日付でまず当たりをつけて、原因となっている仕訳を探していきましょう。

マイナス残高は見つけたらその都度修正する

ありえないマイナス(△)残高があるとすれば、そのままにはせずに発見した都度、修正しておくことをおすすめします。

ミスを放置してしまっているがゆえに、原因が二重三重となれば、原因を特定するのもむずかしくなるからです。

理由がわからないことは、そのままでは変わることがないのと同じように、マイナス(△)残高も残り続けてしまいます。

公益法人や地方自治体のように決算書を広く公開している場合や、融資を受けている金融機関に決算書を見せる予定がある場合など、外部から見られれば一瞬でおかしいということは見抜かれるものだと思っておいたほうが賢明です。

それほどマイナス(△)残高というのは、おかしいことだということは頭の片隅にでも置いておくことが必要です。

マイナス(△)残高がある場合は、どこかで仕訳が間違っている可能性があります。 そのまま放置せず、見つけたときに修正しておくことが大切です。

日々の経理では、数字の意味を理解しながら入力していくことも大事なポイントです。 マイナス残高がなぜ起きるのかを考えながらチェックしていくことで、経理のスキルも少しずつ磨いていきましょう


■編集後記
昨日は朝の家事とタスクのあとは
会計士業で外出して決算前の打ち合わせなどでした
書店で気になっていた実務書を買い、カフェで読書、ブログなども
夜はFFⅫ TZAを
次の標的は最強の弓
ただ、こちらも道のりは遠そうです(確率が1%未満…やめるかもしれませんが)

■昨日の1日1新
・ステーキ丼&牛かつ ふしみでランチの牛かつ
・カフェクロワッサンのアイスショコラ

■息子(11歳)
昨日は学校をお休み
ママと一緒に整形外科の定期通院でした
来月下旬にまた通院
リハビリもやってもらえました
PTの先生「大きくなって、しっかりしてきたね」と
毎日見ていると成長に気づきにくいのかもしれませんが、
こういう一言がそれを実感させてくれますね


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