最初は「お手本をなぞる」。それがやがて「自分の形」になる

  • URLをコピーしました!

※書道展にて – by iPhone15

文化や芸術に触れる時間も、大事にしています。
先日訪れた書道展で、「お手本からはじめる」という姿勢について考えさせられました。

その気づきを、仕事との共通点も含めてあげてみました。

目次

最初は「お手本をなぞる」からはじめる

わたし自身は、書道を習ったことはありませんが、筆で字を書くこと、書道展を鑑賞することは昔から好きなタイプです。

冠婚葬祭の関係で封筒やのし紙などに字を書くときは、いつも愛用の筆ペン(ぺんてる)で書いています。

「字には人柄が出る」「字はしっかりと書きなさい」などと言われて育ちましたから、その意識が根付いてしまっているのかもしれません(その割に、手書きすること全般は苦手で、タイピングや音声入力で書くことがほとんどですが)。

この前も冠婚葬祭の「葬」の関係で、筆ペンで書く機会がありましたが、まずは紙の下にお手本を敷いて、それを透かした状態にして、なぞることからはじめました。

それから、お手本を思い浮かべながら真似て書く、最後に思いのまま書いてみて、仕上げとして書くという流れです。

仕事でも、これと似たようなことはあり、共通するところも多いです。

仕事もまずは「お手本」を再現する

独立する以前に勤務していた建築関係で図面を描く仕事もありました。事例は過去の図面や新建築のような雑誌にもたくさんありますから、そうしたものがお手本です。

出発点はお手本でも、その先に自分の考えを具現化する必要はあり、展覧会に出すわけでもない図面でも自分で作り上げた作品のような感覚はありました。そのプロセスに、書道や絵画のようなアートな要素を感じていたのかもしれません。

いっぽうで、今の会計士や税理士の仕事は、そういったアートな世界ではなく、どちらかといえば「お手本を目指す」世界です。

独立する前は、監査法人というところにいましたが、最初の頃は、監査の仕事ばかりでした。去年の調書や決算資料を見ながら、まずはそのとおりになぞって調書をつくることができるようになることを目指しました。

税理士業で申告書をつくる仕事でも、ほぼ同じです。去年の申告書を見ながら、お手本をなぞるかのように、何度もそのプロセスを繰り返すことをまずは目指します。

そうこうしているうちに、次のレベルを目指すようになります。 数字のつながりや、数字が物語る意味を作成者である自分自身が思ったのと同じように相手の方(第三者の会計士、税務署など)に想像してもらえるようなレベルを目指して、あれこれと頭と手を動かすように変わっていきます。

もちろん、それがどう判断されるかは、相手の方次第ですので、わからないわけですけど。

プロセスに「自分の形」が出てからが次のステップ

書道展では、年代別で授賞式もやっていました。 わたしがちょうど見合わせたのは小学生の部の授賞式。

「作品」と呼ばれていたことに、戸惑っていたお子さんの姿が妙に新鮮に映りました。

書道展の出品されていた高校生のクラスのものは、独自性があり、それを体現していることが素人のわたしでも感じるものばかりでした。

※高校生の部の作品

会計士業の監査調書や決算や開示資料、そのサポート資料は、純然たる作品とはいえないでしょう。税理士業の申告書も、決められた様式を使わなくてはならず、作品とはいえません。

ただ、それを完成させるまでにたどったプロセスに目を向けてみると、決してそうとも言い切れないものです。

判断や表現、整理の仕方1つとってみても、自分なりの色を出すことはできます。 ・Excel(仕組みをつくる、マクロ、関数、整え方) ・会計ソフト(どのソフトを使うのか、どの範囲で使うのかも含めて) ・AI(どの範囲で使えるのか、使うか使わないかの判断も含めて)

法律やルールが絡む以上、ゴールで出す書類は「作品」とはいえないかもしれません。 ただ、その間のプロセスには、自由度は高いです。思っている以上に。

ストーリーを進めて最後のボスを倒すというゴールは同じでも、最強の装備品を集めることができるプロセスが自由な「FF Ⅻ(TZA)」にいまだにハマっているような私です。

ゴールで出すものが似たり寄ったりになりがちでも、プロセスでは作品づくりのような匂いを出せる余地は残っています。

今ではNoteBookLMやGensparkのようなAIにお願いして、最短でゴールを出すプロセスを選べますが、残り方が正直、微妙なこともありますし、いらない部分を消したり、付け加えたりするプロセスはなんともモヤっとします…(わたしのお願いの仕方もイケてないんでしょうけど)。

そのプロセスをどう考えるかという話もあります。

それに、独立後は、会計士・税理士以外のことを仕事にできる自由度もあります。そこでは、書道のような文字どおりの作品づくりができる世界が広がっています。見る角度によって、作品の定義の仕方も狭義→広義へと変わるものです。

会計士や税理士業では、広義の意味での作品づくりを意識しつつ、狭義の意味での作品づくりも続けていきたいと考えています。


■編集後記
昨日は朝の家事と朝タスク、
外出して会計士業、午後はカフェで打ち合わせ
夕方は書店で本の仕入れ、
カフェでブログなどでした

■昨日の1日1新
・桜ベリー抹茶ラテ(カフェクロワッサン)

■息子(11歳)
昨日は最後の小学校の登校日
卒業式は2日前でそれで終わりかと思いきや
そのあとの離任式というのがあり
お陰で卒業式に撮った写真を先生方にも渡せました
息子は
「そつぎょうしたのになんでまた行かなきゃならんの」
とぼやいてましたが…。
でもお友達ともきちんとお別れできてよかったです


この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

  • URLをコピーしました!
目次