個人事業主(フリーランス)にとっての経理は、プライベートを含めた全体で見ておきたいところです。
この全体を経理する方法について というおはなしです。
個人事業主(フリーランス)にとっての数字とは
経理とは経営管理の略。
経営管理である以上、それなりの頻度でやっておきたいところです。
そして、個人事業主(フリーランス)であれば、事業だけでなくプライベートも含めた全体を経理するのがおすすめです。
法人であれば、法人と個人のお財布は全くの別ものですが、
個人はあくまでひとつの財布(事業+プライベート)。
全体の数字を経理してこそ、今の状態、そして将来の見通しも立てられます。
・預金が今いくらあるのか
・ローンの返済はあといくら残っているのか
・売上の状況はどうか
・いくらまでなら買えそうか
・節約すべきか
・税金はどれくらいになりそうか
こういった動きは、毎月、できれば毎日やっておいてこそ、活きた数字になるものです。
いっぽうで、
年度末(12/31)が過ぎてからこうした数字がわかったとしても、その時にはたいして意味を持たないはず。
「売上が〇〇円」「利益が〇〇円」で税金が「いくらだった」というように
結果論で終わってしまいがちです。
しかも、貯めれば貯めるほど、面倒にもなります。
「何に使ったお金だっけ?」と忘れてしまう可能性も十分あり得ます(わたしの場合はですが)。
ちなみに、わたしはというと、
毎日→毎月(毎月1日)→年間(12月末)に家計と事業の全体を経理しています。
家計の経理は、家計簿を仕訳(複式簿記)にしたもので、事業と同じです。
毎日、Excelに記録し、翌月1日にMoney Treeの全明細データをダウンロード、
この全明細データを仕訳に加工(勘定科目、借方、貸方、摘要)して、毎日記録していたExcelと合算して
仕訳データを作ります。
こうした仕訳データをExcelで作り、あとはExcelの機能(ピポットテーブルや関数)を使って、
推移表、推移グラフを作っています。
事業はクラウド会計ソフトと連携させた口座以外は基本的に家計と同じように毎日Excelに記録、
翌月1日にクラウド会計にアップロードする流れです。
こうすることで、事業だけでなく、事業を含めた家計全体の数字をいつでも確認できています。
(数字はダミーですが)
はじめは仕組みを作る工程もあるので、それなりに手間はかかります。
ただ、最初の手間さえ惜しまなければ、あとは粛々とこなすだけだけです(毎月のカスタマイズはいりますが)。
ところで、肝となるのが全明細データ。
今はダウンロードMoneyTreeの有料プラン(月300円くらい)です。
スマホでダウンロードしたい明細の期間を選択して、DropBoxにダウンロードしています。
はじめはMoneyFoword MEの無料プランを使っていましたが、
データ連携できる上限が10口座までだったこともあり、
MoneyTreeに乗り換えました。
MoneyTreeはスマホでさくさくとストレスなく見れますし、
見た目もシンプルで使い勝手は気に入って使っています(あくまで個人的感想ですが)。
最低限見ておきたいポイント
こうして作った推移表なりグラフ。
お金の動きはもちろんですが、予測も立てやすくなります。
・預金であれば、今いくら残高があるのか(現金もあれば現金も)
・未払金や借入残高はいくらか
・入金予定の売掛金はいくらあるか、未入金はないか
・売上の推移
・経費の推移
最低限、こういった数字の動きは、毎日と毎月、推移とグラフをながめチェックしておくといいでしょうね。
もし、
「あれっ?この経費なんだ?」
となっても自分でやった経理。
わりとすぐに理由を確認できます。
(以前、とある会費の二重引落しに気付き、すぐに問合せができたこともあります)
全体×タイムリーならMoneyTreeがおすすめ
個人事業主(フリーランス)であっても、ついつい後回しにしがちな経理。
個人であればこそ、数字を説明できるのは自分自身です(外注しないのであれば)。
だからこそ、ため込まないように早いうちから慣れておきたいところ。
できれば毎月、毎日。
数字を見ることを習慣にできれば、それだけで安心材料にもなるはずです。
そして、見る数字は家計+事業の全体。
全体のお金の動きを見てこその事業です。
その全体の数字がタイムリーに把握できるMoneyTreeはおすすめです。
■編集後記
今日は朝タスクと会計士業で外出。
久しぶりに路線バスで移動。
週末に見ごろだった桜は、寒さで早くも散ってます。
■息子(8歳1か月)
週末はカービーディスカバリーを一緒にプレイ。
少しずつなので、クリアまではまだまだです。
親はワドルディ専門なので、カービーが羨ましく・・・
■1日1新
・チョコクレープ(セコマ)