なんだかモヤモヤする、なんだかしっくりこない。
そんなときは自分のフォームを思い出すと案外しっくりいく結果が待っているかもしれません。
プレゼンターの憂鬱
以前、とあるセミナーに参加したときのおはなしです。
そのセミナーは、業務効率化がテーマ。
5人1組のグループに分かれ、テーマに沿ってディスカッションする形式でした。
ディスカッションはテーマにある程度沿っていれば自由です。
制限時間(20分くらい)内に出し合った意見や解決策などをグループごとのプレゼンターが発表するものでした。
プレゼンターはファシリテーター兼任です。
それとは別にもう一人、発表用に使うスライド(大きな紙に要点をまとめる)を作る書記がいる形式です。
はじめのテーマでプレゼンターがわたしに回ってきました(全4回)。
テーマにある程度沿っていればあとは自由にディスカッションなので、
「ファシリテーターが黙っていてはいかんっ!」と自らに言い聞かせ、意見を順番に発言できるようにふるまいました(雑談を交えて)。
ある程度、話がある程度弾んでくると、あとは得てして好き放題の発言タイムです。
「それはムチャでしょ~」とか、
「そういえば~」とか。
結局、あっという間に制限時間終了。
そして、発表。
このときファシリテーター役だったわたしの頭の中は
「ヤバい・・・何もまとまってない・・・」
と何をどう発表するかまるでノープラン状態でした。
幸い書記係の人が作ってくれていたスライドで、なんとか乗り切ることはできました
(わたしだけがそう思っているだけかもしれませんが。。)
そうはいっても、
実際発表している自分が自分で何を言っているのかわからない、
心と体がバラバラ(シンクロ率かなり低い)な状態(原稿棒読みの政治家のよう)でした。
自分のフォームに落とし込んてのリトライ
最後の4回目。
ふたたびファシリテーターの番が巡ってきました。
1回目の失敗は繰り返すまいと、わたしがとった行動は
・ファシリテーター×書記
ファシリテイトしつつスライドをつくるということでした。
「わざわざ一人二役なんて面倒なことを・・・」と思われるかもしれません
(実際、かなりテンパってましたが・・・笑)
ただ、実際にやったことは
・スライドを作る用紙に枠囲みの線だけ書く(=箱を用意)
・いいなと思った言葉を付箋にメモ(=キーワード)
それだけです。
1回目の失敗は、ディスカッションがあまりにもざっくばらんだったこと。
この反省から、あらかじめプレゼンの構成順序を四角枠で決めておきました。
起承転結のようなものです。
こうすることで、視覚的にもストーリーを伝えることができます。
書記の人がどんなことばで書こうが、大枠としてはぶれることも防げます。
そして、キーワードだけ書いた付箋。
1回目は、失敗の裏返しでうまくいったこともひとつありました。
それは、思いのほか雑談から本音トークに発展したこと(失敗の裏返しとも言えますが)。
ざっくばらんな雑談から生まれた本音こそ、生きたことばだと考えているので、
これを使わない手はありません。
プレゼンで言い忘れないようにキーワードとしてメモします。
そしてなぜ付箋にメモかというと、上記で書いておいた四角枠。
当てはまる枠にペタっとすると楽ですし、実際話しているときでも、付箋は目立つので忘れにくいです。
・スライドを作る用紙に枠囲みの線だけ記入(=箱を用意)
・いいなと思った言葉を付箋にメモ(=キーワード)
これは普段の仕事でも使っている自分のフォームにも通じるものがあります。
・インプットした情報を分類・整理する
・自分なりに編集してアウトプットする
これらは、Evernote、GoogleKeep、Gmail、DropBox、OneDrive、Excelなどのように
毎日さわっている自分のフォームに近いものがあります。
自分の型といってもいいのかもしれませんが。
自分のフォームを思い出す
・なんだかモヤモヤする
・なんだかしっくりこない
そう感じたら、そのやり方が自分に合っていない可能性を考えてみるのもいいかもしれません。
自分のフォームを思い出してみて、当てはめることができれば、モヤモヤは晴れるかもしれません。
もし、それでもモヤモヤが晴れないのであれば、もしかすると自分のフォームを改良する余地があるのかもしれません。
自分のフォームを見直すいい機会と前向きに考えていきましょう。
そういえば、小学校の頃やっていたリトルリーグ(硬式野球)。
どうしても上から腕を振り下ろすことができず、ピッチャーとは無縁でした
(おかげで中学からはバスケにハマりましたが)。
■編集後記
今日は朝タスクとセミナー受講、とある研究を。合い間に息子の送り迎えを。
わたしの凝性があだとなっており、HPリニューアルはなかなか進まずというところです。
■息子(7歳11か月)
今日は終業式。
もうすぐ誕生日ということもあり、クラスでお誕生会もやっていただいたようです。
4月からは3年生。
1日1日の積み重ねって本当に貴重で大切なことなんだなと。
■1日1新
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