独立後「値付け」するときにハマった沼。沼から抜け出すには

北大祭の模擬店
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独立後はじめて経験することに「値付け」があります。

その「値付け」をするときは相場という「沼」にはハマらないようにしたいものです。
わたし自身、その沼にハマりましたし、いまもハマらぬよう意識してるつもりです。

こう考えている理由について、現在思っているところをまとめてみました。

目次

独立しないと経験できない「値付け」

冒頭の写真は北大祭2023の様子。

4年ぶりに開催されるということもあって今日家族で行ってきました(雨でしたが、大盛況の様子)。

その北大祭のお目当ては模擬店。
お祭り=で店 ですが、そので店がポプラ並木の沿道にがずらーっと並びます。

たこやき、やきとりなど食べ物のほか、馬術部のお店では馬鉄を販売していたりも(馬術はやりませんが)。
留学生ので店だと、その国々の食べ物が食べられます。これも北大祭模擬店の特徴なのかもしれません。

パキスタン料理の模擬店

そんな模擬店をみていて感じたのは、メニュー。

創業していて社長、そんな学生さんも一部はいらっしゃるようですが、
ほとんどの場合、じぶん(達)のお店で買っていただくという経験はそれほどないことかと
(わたしの学生時代はもちろんそういった経験はしませんでした)。

何を売っているか、いくらなのかをメニューで出さなければ買ってもらえません。

そして、独立でまず悩んだことといえば「いくら」=「値付け」。
独立してはじめて経験するのがこの「値付け」です。

監査法人での勤務時代に、見積りした経験はありましたが、それは組織のルールがあってのこと。
なにもないところから値段をつけること自体、やったことがありませんでしたから。

「どんなサービスを提供して、いくらで提供すればいいのか?・・・」

いくら考えたところで答えはでませんでした。

勤務時代の値段を参考にする考えもあるのでしょうが、それに引っ張られる必要もないわけで。


もちろん、仕事はお客様あってのこと。

お客様に受け入れてもらわなければ、どうにもこうにもなりません。

安くすれば、受け入れてもらえる確率はあがるのかもしれませんが、
このブログを読んでくださる方であれば、そうでない方が多いかと。

そのバランスをとりつつ、受け入れてくれる方に見つけてもらうということです。

相場は気にしすぎるとハマる「沼」

独立当初、相場を気にしすぎるがあまり、沼にハマりました。
いうなれば「相場沼?」みたいなものです。

値付けをするのにネットで検索して相場ばかり気にしていました。

ただ、これは意味のないことだと、あとから気付きました。


もちろん、相場を知るというのは値付けをするうえでは大事です。

ただ、相場ばかり気にしすぎてはいけない、相場に引っ張られてはいけない
といういうことです。

まったく同じサービスを提供するならまだしも、
誰が、どうやって、どこで提供するのかはそれぞれ。

もっといえば、顔も性別も価値観もそれぞれ違うわけで。

お客様がそれをどう判断するか、こちらがわかるはずもありません。

なのに値段という相場だけを気にしていてもそれは意味のないことです。


世の中の多くのことは
・他より安ければ選ばれる
・他より高ければ選ばれない

と思われがちですが、それは大企業のような戦略があってのこと。

他より安くても選ばれない可能性はありますし、高くても選ばれる可能性はあります。
独立後そんな経験もしています。

相場よりも安くすればご依頼いただける確率はあがるかもしれません。
ただ採算がとれなければこちらが痛みを負います。仕事をつづけていくこともできません。

そもそも、ひとりだとこなせる数にも限度があり、安売りできません。

じぶんが納得できていない値段で仕事をしても、モチベーションはあがりませんし、そういう関係性はお互いにとってよくないことです。

値段をどう出すか

とはいえ、買っていただく判断材料のひとつは「値段」。

なんだかんだいっても「値段」がわからなければ判断のしようがありません。

だからこそ、値段をあらかじめ出しています。

はじめて出すときは迷いや不安があるかもしれません。

・高いと思われたらどうしよう・・・
・買ってもらえないんじゃ・・・

ただ、値段をどう感じるかはそれぞれです。

そこに価値を感じていただければ買っていただける可能性が生まれますし、
「高っ!」と思われてそれっきりになるかもしれません。

が、そこを気にしすぎていても意味はありません。

どういうサービスをやっているかをメニューとして出しておき、
値段もメニューごとにわかりやすく出しておく。

それ以上でも以下でもなく、あとはどう判断いただけるか。ということ。

そして値段の出し方も「〇〇円~」ではなく、「〇〇円」とわかりやすく出したいもの。

「5万円~」という出し方もありますが、結局いくらなのかわかりません。
そうなれば問合せや商談で判断せざるを得ないでしょう。

「やっぱり高いからやめます」となるのであれば、はじめから「〇〇円」と言い切ってもいいはずです。

それで買っていただければ、自信にもなります。


独立後はどんなサービスをいくらで提供するかを決めるのは他ならぬじぶんです。
カンタンではなく、わたしも試行錯誤の日々です。

提供するサービスと同じくらい値付けと向き合っていく、それが独立ともいえるかと。

であれば、提供しているサービスと値段をメニューとして出し、買っていただく。
その経験を積み重ねていくしかありませんね。

■編集後記
今日は朝タスクのあとはオフ。息子の運動会、午後は北大祭へ。
運動会は今にも雨が降りそうな曇り空でしたがなんとかもちました。
それよりも寒さが(気温14℃と寒く・・)。
自宅まで往復し、グラウンドにいる息子と付き添う妻に厚手の上着を届けることに。
息子は基本車いすなのでほぼ見学ということもあり、体を動かさないので余計寒かったようです。
北大祭は雨の中でしたが、なかなかの混み具合。それでも4年ぶり。楽しめました。

■息子(9歳)
運動会ではリレーに参加できました(少し歩いてバトンも上手に渡せました)。
北大祭では、大好物のやきそば、たこ焼き、やきとりを。
雨だったので、お目当ての食べ物を買うだけ買ってあとは車の中で食べました。
どれもなつかしい味で美味でした。

「やきそば」を待つ息子

■昨日の1日1新
・とある商品の情報収集(ヨドバシカメラ札幌店)
・GA4設定とMonsterInsights(プラグイン)

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