拡大を目指せない代わりにやっていること

大通公園から見たオフィスビル - by Canon RP(RF35mm f 9.0 1/60)
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大きな方向性としてひとりを選ぶと決めて拡大は目指していません。

拡大できない代わりに、ひとりを選びつづけるために、空白をつくるようにしています。

目次

拡大を目指すのかどうか

独立後の仕事はそのありようが大きく違ってきます。

気の合う方と仕事できますし、仕事を選ぶこともできます。なによりも勤務していた頃には経験できなかったような仕事もできます。

ただ、仕事を増やしすぎると、ひとりで対応していくことは難しくなるでしょう。
そうしているうちに、人を雇い、そこそこ広めの事務所を借りるようにもなります。

設備も整え、同じような仕事道具を人数分揃える、やり方を教える、ときには外注することも検討することになります。

人にお願いして任せることが自分に合っているならそれでもいいのでしょうが、わたしは苦手です。

となると、ひとりで対応できる範囲になりますし、仕事の工夫も必要になります。

売上が増えることは確かにうれしい悲鳴ではありますが、朝から晩まで仕事に追われていたら、それはそれで別の問題もあります。

たとえば、家族が「遊びに行きたい」「病院に行かなきゃ」というのに、「仕事があるんだからムリだよね…」とは言ってほしくありません。

かといって、自分は残業せずに「お先に失礼するね」と言って、仕事をお願いした人が残業していたら、それはそれでモヤモヤします。

だからこそ、その折衷案として柔軟に動きやすいひとりを選び、ひとりだからこそのルールというのを決めています。

拡大を目指さない代わりにやっていること

ひとりを選び続けるために、拡大を目指さない代わりに次のようなことをやっています。

値付け

売上は単価×数で決まります。

単価を低めにして数をたくさん、という戦略はありますが、これはやれません。前述したように数はこなせないからです。

ただ、長期継続のサービスだけでなく、スポットのメニューも用意していますし、動画販売のような完結型のメニューも置いています。

無料のサービスもあるわけですが、そこは知っていただくための体験版という位置づけです。ブログやHPブログ、音声配信などがそれですが、いずれにしても無料で値付けするサービスは必要です。

数はこなせないわけですが、それなりのラインナップを揃える必要はあるという意味では、こなさないとはじまらない数というのもあります。

研究開発

ひとりを選ぶなら、自分=商品といえるわけで、個を磨くことも欠かせません。
体験を増やす、腕を磨くということは、違いにもなりますから。

・新しいことをやってみる
・好きなことを深堀りする
・スキルを磨く
・趣味をつくる
・発信する

といったことは、商品(自分)を磨くことにつながります。

ブログやHPも自分でデザインしてつくれば違いを出すこともできますし、自分でやるからこそ自らトラブルに対処します。

自分でやりつつ前進していくためには、そうした勉強も必要になりますし、試して改善するような研究開発の時間も必要になります。

そうしたことを踏まえると、仕事の時間をどうにか圧縮できないか?と考えざるを得なくなるわけですが、それが行動力を鍛えるトレーニングにもつながっています。

ExcelマクロもWordPressを触ることもその過程があって独立後に勉強したことです。

拡散する

拡大は目指していませんが、拡散は目指しています。

といっても、複数のSNSで毎日大量につぶやくというわけではなく、1つの場所に書いて出す、話して出すというだけです。

SNSで荒れているような場所からは距離を置くと決めているので、やっているのは自分にも合っているかも?と感じたInstagramで自分で撮った写真に一言添えて出しているだけです。

飛び込み営業はできませんが、

・書く→ブログ、HPブログ
・話す→ラジオ配信(Stand.fm)
・写真で一言→Instagram(1day,Photos)

という発信を通じて、ネットで検索して見つけてもらえるようにしているつもりです。

1人1人に飛び込み営業をやり続けることはできませんが、ネット上でなら、いつでもどこでも見ていただくことはできます。

拡大ではなく拡散ならひとりでもやりようはあります。
ブログのように蓄積される発信を続けることで、拡散といっても散らさずに声を出すことはできます。

空白の予定で「新しい」と「深堀り」を

拡大を目指さない代わりに。ひとりを選び続けるために、やっていることは前述したとおりです。

ここで前提となっているのが、余白の時間をもつということ。

時間に空白がなければ、こうしたことをやるのも難しくなります。

それに、新しい仕事を受けることもできなくなります。

・「〇〇お願いしたいです」
・「□□って、やってますか?」

という依頼をいただいたとしても、朝から晩まで仕事に追われてしまうとお断りしないといけなくなります。
それがやってみたい仕事であったとしても。

とくにはじめてやる仕事であれば、時間が多めにかかることもあるわけですから、スケジュールに余裕をもっておかないと、やはりお引受けできなくなります。


以上をまとめると、

・拡大を目指さない代わりにやることはある(値付け、研究開発、拡散する)
 →空白の時間をもっておかないと難しい

・新しい仕事、やりたい仕事
 →空白の時間をもっておかないとお断りするしかなくなる

となり、ひとりを選び続けていくことを前提にすると、空白の時間をもつことは必須条件とも言えるかと。

もちろん、空白の時間だけでは食べていけませんし、とくに独立当初は「売上を増やさないと…」という時期もありますから、そこのバランスをどうとるかも見極めが必要でしょうね。

その仕事を受けて、別の仕事を外注する方法もなくはないのでしょうけど、それでも外注費はかかりますし、意図したものとズレている可能性もあります。納得できないことに外注費を払うというのも、何だかやるせない気持ちにもなります。

拡大を目指せば、やることはもっと増えるでしょうし、わたしのようにお願いして任せるというのが苦手、任せて自分はプライベートの時間でモヤモヤする、というのなら、拡大の道はSランク並みに険しいでしょう。


というわけで、拡大は目指さない代わりにひとりでやる道も割り切りです。




■編集後記
昨日はオフ。習慣をこなして、家族とゆっくり過ごしました。遅れ気味だった読書も進めました。

■息子(10歳)
しばらく続いていたブーム(仮面ライダー)が去ったようで、また違うものにハマりつつあるようです。主に動画ですが、歌が気に入っているようで。お風呂で歌の練習しながらカラオケに行きたいとも。子どもの興味の回転は早いですね。

■昨日の1日1新
・とあること

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