詰め込みすぎは伝わらない。「誰に伝えたいのか」から削ぎ落す

飛行機の公園にて - by Canon RP(RF35mm f 1.8 1/4000)
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書くこと、話すことで伝えたいという時は、詰め込みすぎないようにしています。

逆に伝わりにくくなるからです。

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もれがないことは良いことなのか?

なにかを伝えたいとき、「あれも大事」「これも大事」と考えることもあるでしょう。

わたしもそうでした。

あれこれと詰め込んでしまうわけです。
「もれがあったらいけない」と。

ブログを書きはじめた頃は、もれてないか?を気にしすぎていました。慎重にチェックして最後に公開ボタンを押すというように。

ただ、今はそうしていません。

すべてを網羅するのは至難の業。そこを気にしすぎてもキリがない。
そう気づいたからです。

それからは、最低限のチェックだけして、「エイヤっ」と出すようになりました。

詰め込みすぎると主役が薄くなる

何かを伝えようとするとき、たくさんのことを詰め込んだほうが、多くのことを知ってもらえると思いがちですが、必ずしもそうともいえないでしょう。

多いというのは、それだけでまとまりにくいということ。

伝える場合も同じで、かえって伝わりにくくなります。

セミナーなどで、あまりにも項目が多いと、受けわったときに、結局「なんだっけ?」となってしまいますから。


写真でも同じようなことがいえます。

これは、飛行機のモニュメントを撮りたくてシャッターをきった1枚。

空の青さも伝えたい、周囲の木々も、公園の広さも…と思って撮ったわけですが、よくばりすぎてしまいました。

写真でも主役を決めるといわれますが、あれもこれもと詰め込みすぎた結果、飛行機のモニュメントは完全に枝葉の陰に隠れてしまっています。


いっぽうで、主役に寄って枝葉を削ぎ落とすと主役がハッキリします。

幹となる主役が伝われば、それで足ります。

それ以外は取り除いてもいいかと。

ただ、伝える側としては、どこが幹でどこがそうでないかという線引きは必要になります。

その線引きは、伝えたいのはどんな人か?で決めています。

誰に伝えたいのかを決めておく

みんなに伝えるとなると、なるべく多くのことを伝えたいとなりがちです。

・Aさんはジョジョ好きだったな
・Bさんはドラゴンボール
・Cさんは…

みんなに伝えるとなると、主役もぼやけてしまいます。

「ジャンプは…」のように。


ただ、知りたいことはみんなそれぞれ違うわけです。

となると、伝えたい人を決めておくほうが、伝わりやすいわけです。前述のAさんであれば、「吉良吉影のスタンドは…」というように。

わたしが伝えたいのは、はじめての人、入門レベルの内容。

そう決まっていれば、幹となる部分もハッキリしてきます。

その道何十年というような大御所の方たちに

・「この情報が抜けてるよ」
・「そんな基本的なこと、端折ったら」
・「なんだか物足りないねぇ」

と思われても関係ないわけです。

はじめての人、入門レベルを知りたい人に、多くの枝葉のことを伝えたとしても、「幹」が伝わらなければ意味がありません。

幹となるレベル1を伝えられれば足りますし、それを足掛かりにレベル2、3…と進んでいただける可能性があります。

ハイレベルなことを書いたり、話したりしたところでそれが明日から役に立つとは限りません。
それに、そういったことを伝えてくれる場所は、探せばたくさんあります。

わたしの出る幕はないでしょう。

もれてはいけないというルールも世の中にはあるわけですが、伝えるといった場合はまた別です。

枝葉のような細かい部分は、あえてそぎ落として本質となる幹の部分をハッキリと伝えていきたいものです。



■編集後記
昨日は朝の習慣をこなして、情報収集や基礎研究、ブログを。息子の学校に迎えに行って、そのまま病院に付き添いでした。その帰りにファミレスで夕食を。サラダバーでは、フルーチェばかり食べてしまいましたが…。

■息子(10歳)
学校の同じクラスに転入生がやってくるというアナウンスがあり、息子は「なんでだよ…」と、なぜかガッカリの様子。理由を聞いてみると、どうやら今の楽しいクラスの雰囲気が変わってしまうんじゃ?という思いがあるようでした。環境が変わることはマイナスなことだけじゃないということをなんとか伝えようと話してみましたが、「新しいお友達と仲良くなれるかもしれないよ」とありきたりなことしか言ってあげられず…。転入生いつやってくるのか楽しみなんですけどね。

■昨日の1日1新
・オリジナルパウンドケーキ(アルディ)

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