独立後にやるようになった料理から学べていることも多いです。
その1つが「じぶんなりの味付け」。
じぶんなりのひと手間という点は、日々の発信でも共通していると感じます。
料理のひと手間が味付けを変える
独立してから変わったことの1つが料理をするようになったこと。
独立前はつくってもらった料理を食べるのみ。食べる専門だったわけですが、独立してからは家族と過ごす時間が増えて、じぶんで料理をつくってやってみたいと思えるようになりました。
で超がつくほどの初心者にして、はじめた料理。以前こんなブログも書いていました。
今は家族(妻と息子(10))も休日の土日につくることがメインになっていますが、最近は夕食づくりにも手を出しています(妻は喜んでくれてますが)。
で、料理しているとこだわりたくなるのが味付けや食感、見た目だったりします。
たとえば、朝食でつくる厚焼き玉子。
当初は小さくて丸いフライパンを使ってそれっぽく巻いて焼いていました。
その後、長方形のフライパンを買って四角く巻くことに目覚め、今では食感や焼き上がりにこだわるようにも。
ムラがでないように卵の黄身と白身は泡だて器を使って空気を含ませないように混ぜるというように、じぶんなりのこだわるポイントも出てきています。
固まる温度が黄身と白身で微妙に違うためです(固まりはじめる温度:黄身65℃、白身60℃、完全に固まる温度:黄身70℃、白身80℃)。
息子(10)に「また、つくってー」とリクエストされたカレーにも、こだわりが出るようになっています。
たまねぎを2種類。味付け用の細かいみじん切り、具材用のくし切り、じゃがいもに変えてさつまいもを使うというように(ルーは市販のものですけど…)。
それと、これまた息子(10)から好評だったハンバーグは、ソースもつくるようになりました(レシピを参考に)。
もちろん、毎日3食となればこだわるのもタイヘンでしょうから、別の工夫は必要なんでしょうけど。
ただ、じぶんでもできそうと思った範囲で、こだわってみると料理も楽しめますし、家族が喜ぶ顔を見ると前向きな気持ちにもなれています。
料理のいいところは、ひと手間かけた分、味(カタチ)になって返ってくるところかなと感じています。わたしなりに。
そう考えると日々やっている発信にも共通する部分は多いです。
発信するならひと手間加えて味付けを
独立してからというもの、ブログやHPで発信しています。
ブログだと毎日、2000字程度で文章として出しています。
その中で意識しているのは、じぶんの個性も添えて出すということ。
独立後は、まずじぶんを知っていただくことが必要ですから、独立当初は二の足を踏んでいた名前を出す、顔写真を出すといったことも「エイやっ」と覚悟を決めて出すようになりました。
どんな考え方の持ち主なのか、どんなことができるのかも出さないことには知っていただけないわけですから、そうしたこともできるだけ出すようにしています。
そのときに意識しているのは、料理と同じ「じぶんなりの味付け」です。
じぶんの体験・じぶんのコトバ
なにかを発信するにしても、できるだけじぶんの体験を混ぜるようにしています。
その体験も上手く書けるに越したことはないのでしょうけど、その上手い下手は気にしすぎないようにしています。
気にしすぎると、ついじぶんの言葉をオブラートで包んで書いてしまいがちだからです(わたしの場合は)。
なので、できるだけ口に出しながら(実際には心の中でブツブツとつぶやいて)、じぶんがそのときに感じた言葉をメモを頼りに書くようにしています。
じぶんの個性は料理でいうところの調味料の1つとも言えるでしょうし。であれば、じぶんの言葉を着飾っても逆効果では?という考えです。
コトバ選びとじぶんの行動とは不思議と結びついてもきますから、体験することで使わないと決めたコトバもそれなりにあります。
使わないコトバを決めておく
ブログを書くときに、言葉も気をつけています。
たとえば、望まない方向性を連想するようなコトバは使っていません。
「拡大」「集客」といったものです。
ネタとして使うあえて使う場面はありますけどそれ以外は。
幼少時代から「コトバ使いには気をつけなさい」などと教えられたものですが、独立後はまた違った意味でコトバは選ぶようになっています。
頑張っている人に向かって「がんばれ!」というのも、世間一般では普通のことなのかもしれませんが、わたしとして使わないコトバです(プレッシャーにも感じてしまう気がするので)。
料理の世界であえてやらない味付けというのがあるのと同じようなイメージで、あえて使わないコトバはいくつもあります。
図や写真でイメージも混ぜる
じぶんの考えや感じたことをイメージしてもらいやすいようにできるだけ図や写真を使うようにしています。
図はExcelでつくった表やグラフ、写真はじぶんで撮った写真を使っています。
ネット上にあるフリー素材などを使う選択肢もあるのでしょうけど、じぶんなりの味を出したい場面では、非効率でもあえてじぶんでつくる、じぶんで撮るということは意識しているところです。
味付けスキルを磨いていくために
独立後、それまでの人生であまり触れてこなかった料理に触れるようになって、「じぶんなりの味を出す」ことをより意識するようにもなりました。
じぶんなりの味。個性とも言えます。
料理であれば、レシピをインプット→つくる→食べてもらう、を繰り返して、じぶんなりの味が見つかったりするのかもしれません。わたしの場合でいうと、カレーのたまねぎ、ハンバーグソースといったあたりかと。
やったことがないことであればなおのこと、何度も繰り返して試行錯誤しないことには息子好みの味には近づけません。
個性でじぶんなりの味付けを出すといったときも同じことかと。
完璧なゴールというものはないでしょうし、カレーのように、ただコツコツと煮込む時間は必要です。
■編集後記
昨日は朝の習慣と調べものなどをこなしたあとはオフでした。夕方は最近続いている料理の新しいレシピに挑戦。豚バラ肉を使ってなかなか上手くいきました。息子用にはハンバーグを。2品を並行してつくるのは、なかなかむずかしいなぁと。
■息子(10歳)
暑さが続いているのであせもがちらほら出てきました。サッパリしたお風呂上りにクリームを塗るのも気が引けるのですが、そうもいってられないくらい出て塗っています(わたしが幼少だった頃は”てんかふ”という白っぽい粉でした)。
■昨日の1日1新
・厚切り豚バラ肉の照り焼き(料理)