独立後はあらゆることをじぶんで決めていく必要があります。
決めることも身につけておきたいスキルです。
独立後に味わう「決める」ということ
独立してから難しいと感じていることの1つが「決める」ということ。
なぜかというと、勤務していたときに決まっていたことが何1つ決められていないからです。
たとえば、
・何を売るか
・誰に売るか
・いくらで売るか
・どこで仕事するか
・いつ仕事するか
・人を雇うか
・仕事道具に何を使うか
・HPをつくるか
・税金
・AとBならどっちを選ぶか
就業時間という概念もなくなりますし、いつ・どこで仕事をするか、どんな仕事をするかなど、これまでは考える必要もなかったことを考えなければなりません。
それで不安を感じることもありますが、「決めなければならない」というのは、「決められる」・「選べる」とも言い換えられます。
「決めなければならない」というと、ガチガチに考えてしまいがちですが、「選べる」と考えると決めることもメリットに感じられます。
独立後に決める生活費
独立後に決めることといえば、お金にまつわること。
独立前のように、人事で決められた給料が振り込まれてくるわけでもありません。
収入の中からじぶんで生活費を決めていく必要があります。
独立後がフリーランスなのか、それとも会社なのかによっても決め方は変わってきます。
フリーランスであれば、必要になったらその都度引き出す、毎月決まった日に引き出すなど、やり方はいろいろ考えられますが、わたしは後者を選んでいます。
会社にしている場合だと、じぶん(社長)に払う役員報酬は経費になり、いくら出すのかを選ぶわけです(とはいえ、金額を変更できるのは、期首から3か月以内が原則が)。
それに会社の場合だと社会保険の負担もあります。
通常は労使折半(会社と従業員で半々)なわけですが、ひとり会社の場合だと、会社負担分も従業員負担分も結局のところは全部じぶんで負担しなければなりません。
それでも、じぶんで保険料を決めることはできるわけです。
・役員報酬がいくらだと保険料はいくらになるか?
・手取りはどれくらいになるか?
ということを考えつつ、毎月残るお金を生活費として振り込めばいいわけです。
誰に何を言われるわけでもありません(多すぎ、少なすぎだと税務署から突っ込まれる可能性はありますが…)
数字の良し悪しを見て、翌期に少し増やしてもいいですし、会社に温存しておこうとして減らしておこうというのも自由です。
フリーランスであれ、会社であれ、じぶんで決めるとなると悩ましい部分もありますが、勉強になりますし、頑張った分を踏まえて選べるとなれば、メリットも大きいです。
独立後は「決める」トレーニング
わたし自身、独立後それなりにいろいろと決めてきています(独立も決めたことなわけですけど)。
ただ、1度決めたことを変えてはいけない、といようには考えてはいません。
じぶんに合う環境やじぶんの考え方は変わっていくものだからです。
最初は固定電話は必須でしょと番号をとっていましたが、今は電話をメインの連絡手段にはしていません。
値付けもこれまで1度だけ変えてみましたし、メニューも最初に出したものから変えています。最初の頃はやっていたけど現在はやっていない仕事もあります。
パソコンなどの仕事道具も少しずつ変えてきています。使うITツールなども。
1度はじぶんで決めたことであっても、それが今のじぶんにとってどうなのかはまた別の問題です。
当時のじぶんと今のじぶんで合う、合わないも変わってきますから。
その意味で、1度決めたことでも、実際やってみたら違ったなとなれば、すぐにでも変えることができるのはメリットとして大きいです。
独立後は何かしらの決断をし続けていくわけですが、だからこそ、決めることも1つのスキル。
トレーニングし続ける価値のあるスキルです。
■編集後記
昨日は朝のタスクと習慣のあとは会計士業を中心に、午後は基礎研究やブログなど。雨降りだったので自宅で過ごしました。
■息子(10歳)
昨日は自宅で訪問リハビリ、それから学校に行きました。お風呂に入っているときに、ふと「宇宙にはどうして酸素はないの?」という話になり、どう教えたら伝わるかちょっと戸惑ってしまいました。結局「酸素をつくってくれる植物が宇宙にはないからかなぁ」と伝えると納得してくれました(妻は「重量のせいじゃないの?」とド直球で返してましたが…)。
■昨日の1日1新
・布袋のエビまん、あんまん
・SHARP AQUOSサウンドパートナー AN-SS2-B