独立後、自分の立ち位置、方向性の現在地を知っておくことは欠かせません。
数字の現在地も、知りたいときに把握できる仕組みはもっておきたいところです。
今の残高はどれくらいなのか?
独立して仕事を続けていく上で欠かせないことの1つに「現在地を知っておく」というものがあります。
・仕事量
・利益は出ているか
・時間あたりの単価
といったことは「現在地」をチェックするときにある程度は知っておくことは欠かせません。
やり終えた仕事があったとして、「はい、終わったから次の仕事」と割り切って考えるかどうか。
食べていくためには、終わった仕事のことであれこれ考えていても売上が増えることはつながらないわけですが、やり終えた仕事で思うところがあるようであれば、立ち止まって分析してみるという時間はつくっておきたいところです。
それで同じ轍を踏まなくなるのであれば、今後につなげることは不可能ではありません。
現在地を知ることの一番のメリットは今後につなげるということです。
「自由に使えるお金がどれくらいあるのか」のように今の残高がさっとわかるようにしておくと、不安をやわらげることができますし、手を打つことにつながります。
数字の「現在地」というのも知りたいときにサッとわかるようにしておきたいものです。
残高の現在地がサッとわかるように
残高がわかる状態といっても、「通帳を見ないとわからない」というのは避けたいものです。
ATMの行列に並ばないとわからないという状態は避けましょう。
複数の預金口座の残高の合計は通帳だけではサッとわからないからでもあります。
じぶんの知りたいタイミングで、お金のトータルの残高がいくらあるのかはわかるようにしておきたいものです。
そのためにも、日々(できれば毎日)経理をやることをおすすめしています。
ネットバンクを利用していれば、預金の取引データは毎日連携されるわけですから、今日現在でいくらの残高か?というのはチェックすることができます。並ぶ必要もなくなります。
できれば毎日、残高をチェックすることを習慣にしてみましょう。
で、残高に動きがあれば、その取引をチェックする、というような流れで日々の経理がやりやすくもなります。
わたしは毎朝のタスクとしてそれをやっています。
時間が経ってしまうと忘れてしまいますし、現在地がぼやけてもしまいますから。
毎日じゃなくてもいいのかもしれません。たとえば前日や2~3日分くらいであれば、記憶もあるかもしれませんし、処理する量としても許容範囲内かもしれません。
ただ、わたしの場合は貯めると余計にめんどくさくなるので、毎日やるルールにしています。なんだかんだ言っても毎日やるほうがラクだったりもしますし。
なので、毎日、小分けにして経理をやるのが、なんだかんだいって効率がいいというわたしなりの結論です。
「今の残高はどれくらいあるの?」は毎日サッとチェックしています。
「お金に替わるもの」の残高も知っておく
「残高はいくらある?」といえば、預金口座の残高をまずイメージするかもしれません。
ただ、仕事をつづけていくのに必要なお金はそれ以外にもあります。
「お金に替わるもの」です。
売掛金や買掛金、未払金のように近い将来お金がプラス、マイナスになるものはその残高も取引先別にわかるようにしておくべきです。
それ以外にも、いつどこでお金が必要になるかはわかりませんから、すぐ手を打てるように選択肢を見て取れるようにしておくのがいいでしょう。
たとえば、小規模企業共済や倒産防止共済(経営セーフティ共済)は、将来のために積み立てているものですが、お金を借りる手段にもなり得ます。
それなのに、今まで積み立ててきた掛金がいくらか?と聞かれても、ぼんやりとしかわからないということも多いのではないかと。
こうしたものの残高もわかるようにしておくのがおすすめです。
会社であれば、倒産防止共済を貸借対照表の資産(左側に保険積立金などの科目で)として処理しておくと、貸借対照表で残高がわかります。
わたしは家計簿アプリ(Money tree)で、プライベートの資産の残高も含めてチェックしています。
フリーランスやひとり社長の場合、資金繰りはプライベートの残高と大きく関係してきますし、いざというときのためにも残高をチェックできるようにしておきたいものです。
ということで、今の残高という「現在地」もサッとわかるようにしておきたいものです。
■編集後記
昨日は朝のタスクのあとは税金関係と会計士業を中心でした。夜はフィクサー(ドラマ)のシーズン3を。シーズン3も楽しめそうです。
■息子(10歳)
学校は始まっていますが、休んでいます。術後の集中リハビリもあるので、そっちを優先しています。だいぶ自力で移動もできるようになってきました。
■昨日の1日1新
・セブンティ・ウイザン(マンガ)