能力・スキルというと、「〇〇に詳しい!」「△△が専門!」と思いがちです。
ゲームにあるような特殊能力とまではいかずとも、何かしらの能力・スキルはあるにこしたことはありません。
ただ「お客様のお役にたてるものかどうか」という視点は欠かせないと感じています。
独立後での能力・スキル
同じ「能力」や「スキル」といっても、勤務していた頃と独立してからとでは違うものもあります。
勤務していた頃は、組織の中でいかに成果をあげられるかが一義的にあったりします。
人事評価のためにスキルアップするということもあるでしょう。
独立して特にひとりで事務所をやっていく場合はどうかというと、
云わずもかな、「人事評価のため」の能力・スキルはいりません。
必要なのは、それが「お客様のため」になるかどうかです。
お客様のお役にたてることであれば、能力・スキルはどんどんアップさせていきたいものですし、アップさせなければなりません。
お客様のお役にたてるか
お客様のお役にたてる能力やスキルはどんどん磨いていきたいものです。
ただ、そうはいっても自分に興味がないことでも磨いていけるかというと、
正直、難しいことが多いです(わたしの場合そもそも長続きしません)
例えば記帳代行(レシートの入力)。
代行すれば確かにお客様のお役にたてることもあります(お客様が望む場合)。
とはいえ、入力のスキルをどんどんアップさせたいかと言われれば、多くの場合そうではないと思うのです。
入力が好きという場合を除いて、ほとんどが入力を作業(興味が持てない)と考えているからです。
お客様のお役にたてるかは独立後の能力・スキルを考えるうえで「軸」ではあります。
ただ、自分が興味を持てることかどうかももうひとつの「軸」として持っておきたいところです。
はなしを「聴く」ということ
「お客様のお役にたてるか」をわたしの実体験からさらに掘り下げて考えてみようと思います。
以前、息子のことでいろいろなお医者さんに同時期にお世話になっていたことがあります。
そんな中で「このひとはいい先生だな~」と感じることができたのは
「目を見て、はなしを聴いてくれた」先生でした。
難しい能力やスキルをお持ちの先生も中にはいらっしゃいました。
もちろん、そういったスキルも診ていただく側からすれば十分ありがたいことです。
ただ、それ以上に、こちらの目を見て、こちらの話をちゃんときいてくれることが一番ありがたかったのです。
”知識がにじみ出ている”
”腕がとてつもなくいい”
そういったお医者さんも中にはいらっしゃいますが、
そうそうお世話になることもありません(ないにこしたことはありませんが)。
それよりも、そもそもの大前提として「目をみて、はなしを聴く」。
すべてはそこから信頼関係って生まれるものだと思います。
会計士や税理士などの士業でもこれって同じですね。
今の顧問税理士や担当会計士に不満があるのであれば、
そもそもはなしを聴いてくれているかという視点も持っておくといいのではないでしょうか。
■編集後記
今日は外勤(会計士業)、そのあとコメダで元同僚(監査法人時代の)と
情報交換を(独立後の近況など)。
IT、クラウド、DXといっても地方で浸透するためにはまだまだ課題が多いです。
■息子(7歳6か月)
今日は学校を早退して定期受診しているリハビリ病院(妻が付き添いを)。
とてもやさしい女性の先生で、今日もたくさん褒めてくれたようです。
明日は学校でハロウィン。息子は今年もアイアンマンの仮装みたいで。
■1日1新
小倉あん単品オーダー(コメダコーヒー)