従業員に給料を払う事業者が納付しなければならない所得税の源泉徴収。
納期の特例を選択した場合でもやはりe-Taxがおすすめです。
忘れる頃にやってくるその流れをまとめてみました。
所得税の徴収高計算書(納付書)
従業員に給与を支払うときに、従業員が払うことになる所得税を天引き(源泉徴収)します。
事業者はこれを税務署に納付しなければなりません。
納付は、「納期の特例」という制度を選択すれば、年に2回(7月10日、1月20日まで)だけで済みます(事前の届出が必要ですが)。
このあたりの届出関係はこちらの記事にまとめています。
そして、従業員への給与や弁護士さんなど士業への報酬から源泉徴収して納付する場合は、
「給与所得・退職所得等の所得税徴収高計算書」を提出することになります(漢字多すぎ・・・)。
納期の特例であれば「納期特例用」という書式、そうでなければ「一般用」というものです。
この書類を作成し、税務署に提出、納付する流れになるわけですが、
手間はできるだけ減らしたいもの。
印刷、手書きし、郵送するのではなく、
ネットでできるe-Tax(Web版)を使うとかなり楽で効率的です。
所得税の徴収高計算書をe-Tax(Web版)で作成・送信
e-Tax(web版)では、「所得税徴収高計算書」を画面(ブラウザ)上で作成し、提出することができます。
まず前提としてe-Tax(Web版)をご自身のPCで使えるように準備しましょう。
準備ができたら、まず、e-Taxへのログイン。
マイナンバーカードの読み取りや、利用者識別番号などを入力してログインします。
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利用者識別番号などを入力してログインする場合、
毎回これを手で入力するのは正直手間です。
使う頻度がそうそうなかったとしても、それはそれで効率は下がりやすいもの。
「利用者なんちゃらってなんだっけ??」と。
このような入力作業はRPAで自動化しておくと後々楽です。
話を本題に戻します。
ログインしたら、
メインメニュー画面の「申告・申請・納税」をクリック
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新規作成の「操作に進む」をクリックし、作成手続きの選択画面にアクセスします。
給与所得のなんちゃらとある「(納期特例分)」をクリックしましょう。
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送信方法の選択は、「3.本人送信を行う」を選びます。
![](https://tkei-blog.com/wp-content/uploads/2022/07/b2faef4149f732004735de322df39a38-800x450.jpg)
するとこんな画面になります。
![](https://tkei-blog.com/wp-content/uploads/2022/07/5992fa02cdcae3e63a34006cd3396a65-800x450.jpg)
納期等の区分は、いつからいつまでの源泉徴収かの年月。
2022年1月~6月分であれば、
・令和4年1月~令和4年6月
となるように半角数字で入力です。
全角でも入力できますがエラーになります(はじめから半角入力だけにしてくれれば・・・)。
「年」も”令和”なので気をつけましょう。
あてはまる作成区分にチェックを入れればOKです(今回は1つめの「報酬・給与等」を選択)。
このような見た目の画面に移ります↓。
![](https://tkei-blog.com/wp-content/uploads/2022/07/4c06a8c0a926999f5a4b270fda6f7524-800x450.jpg)
支払年月日は給与の支給日です。
月末支給なら、2022年1月31日~2022年6月30日となるように入力です。
人員には支給した合計人数、支給額は支給総額、税額の合計額をそれぞれ入力しましょう。
ここも全角で入力できてしまいますがエラーになるので半角です。
合計額など自動計算された結果を念のため確認して、いったん保存し次へをクリック。
これで作成自体は完了です。
受付システムへの送信画面で送信をクリックして税務署への提出も完了です。
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このような画面になればOKです↓。
![](https://tkei-blog.com/wp-content/uploads/2022/07/4534f236ab61067f98d319b5a477b618-800x450.jpg)
忘れずに「保存」をクリックしデータは保存しておくといいでしょうね。
さいごに「受信通知の確認」にすすんで、必要であればダウンロードなどしておきましょう。
![](https://tkei-blog.com/wp-content/uploads/2022/07/4c1295eb3b0e46427a565b4d547cffc5-800x450.jpg)
自動化とRPAとの相性
以上、納期の特例での所得税徴収高計算書をe-Taxで作成・送信するまでの流れを整理してみました。
ブラウザ上で入力していく”作業”なので、こういったところはRPAで自動化しておきたいところです。
・クリック→次へ進むケースでは自動化の余地はある
・次回に使いまわしができない年月日のような情報を小刻みに入力しないといけない
・特例の場合はExcelから転記する情報量は多くない
送信のボリュームによってはRPAに頼らないほうが効率的というケースもあるかもしれませんが、
わたしとしてはこのような印象もあって、効率化の余地があるところはトコトン追求したいという考えです。
今後も研究してもっとよい方法が発見できたらまた記事にしてみようかと。
■編集後記
朝タスクのあと息子のプール受業に付き添い。
入学してからはじめてのプール受業でした。
介助のため先生1名を増員してくれましたが、プールまでの移動、着替えには
男手が必要です。授業中は更衣室の近くでプールから離れて見学。
プールは暑さでぬるま湯だったようで・・・(札幌の気温31℃)
■息子(8歳3ヶ月)
プール受業が終わってかなり疲れたようで、給食を食べてから早退。
今年から学校の教室にエアコンがついたようです(窓にはめ込むタイプ)が、
それでも教室は暑く・・・。家で休憩・昼寝してからデーサービスに。
最近は家に帰ると「かき氷!」と毎日食べてます。
お気に入りの味はカルピス原液をかけたもの、イチゴシロップと練乳。
先日購入した かき氷マシーンが大活躍です。
■1日1新
・かき氷(カルピス原液で)
・プール受業の付き添い