経理の仕組みを考えるには。入口(受取り)と出口(支払い)でペーパーレス・ネット利用

明るすぎるモニュメント(さっぽろ市内のとあるホテルにて)
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経理をじぶんでやっているなら、入口(受取り方)と出口(支払い方)が経理方法にどう影響しているかを考えてみるのがおすすめです。

現金での取引を減らせるか、ペーパーレスやネット利用ができないかを考えてみましょう。

目次

支払い方と経理への影響

仕事をしていくなかで、モノを買ったり、契約してサービスを受けることはあるはずです。

それが仕事に関係する経費であれば、経理しなければなりません。

ただ、どう支払うかで経理のやり方にも影響します。

クラウド会計ソフトを使った前提だと、たとえば

・銀行振込 : ネットバンク →(連携)→ クラウド会計ソフト
・カード決済: クレジット会社 → (連携)→ クラウド会計ソフト
・電子マネー: クレジット会社 → (連携)→ クラウド会計ソフト
・R-Pay: 楽天カード → (連携)→ クラウド会計ソフト
・現金 : レシート(領収書) → 入力

連携される支払い方を選べば、裏付けのデータがあるので、入力そのものを減らすことができます。

いっぽうで現金払いは、レシートなどの紙だけが唯一の情報。
その紙を見ながら入力しなければなりません。

「紙がない」「ポケットの中でグチャグチャ」「読めない」ということもありますし、入力自体を忘れてしまうかもしれません。

入力という手間、紛失リスクを低くするためには、現金払いを減らすことがポイントです(ゼロにはできないかもですが)。

R-Payで支払ったときは、紐づく楽天カードで決済されることになりますが、プライベート用としてクラウド会計に連携させていなければ、入力する必要があります。


ちなみに、
電子マネーは連携できますが、たとえばモバイルSuicaでの買い物は「物販」という情報だけで、何の買い物かがわからなくなります。
なので「モバイルSuicaは交通機関だけ」と決めています(交通機関だと、経路の情報が残るので)。

受取り方と経理への影響

売上金のような入金の受取り方も経理のやり方に影響します。

お店のような現金商売でもない限りは、現金で受取ることは避けましょう。

現金で受取れば、入力しなければなりません。

入力だけならまだしも、現金を持つということでいろいろとやるべきことが増えてしまいます。

・レシート(領収書)の発行
・銀行口座への預け入れ
・現金の保管
・実査して数える(末日にあれば)
・会計ソフト上の残高とのチェック(一致してなければ、その対処も)


現金という紙があるだけで、こうもやることが違ってきてしまいます。
いずれも手間が増えることばかりです。


請求もクラウドサービス、メールの流れでデータだけで完結させます。
データとネットを使い現物(紙)を使わないペーパーレスがここもポイントです。

わたしの場合でも、請求書はExcelの請求データからPDFのマクロ、メールとデータだけで完結させています。

利用しているネットバンク、家計簿アプリ(Money tree)、クレジット決済サービス(Stripe)も、入金があれば自動でメール通知がくるようになってますし、タイムリーな状態をネットやアプリ上で確認することもできます。

現金で受取る方法だと、こうしたサービスの恩恵は受けることができません。

なによりATMまで移動しなければなりませんし、行列だったら並ばないとなりません。
並んだら並んだで他にやれることもあるわけですが、これをどう感じるか。

それはそれとして、盗難リスクと紛失リスクがあることに違いありません。

支払い方と受取り方から経理の仕組みを見直すには

とはいえ、どうしても入力が必要という取引もあるはずです。

たとえば、
・現金での取引(現金で受け取った、現金で支払った)
・現金以外での取引でデータ連携されない取引

大きく分ければこの2つに分けられるはずです。

減価償却費や振替仕訳(売上→前受金など)。

こうした入力せざるを得ないものは、ExcelやGoogleスプレットシートに入力しましょう。

クラウド会計ソフトに直で入力というのは、なんだかんだで非効率です。
動作のスピードもモッサリしてて、Excelなどのようにサッとはいきません。


そして、毎日やることが欠かせません。

経理もれっきとした仕事。
仕事である以上、なんだかんだいっても分散させることが大事です。

わたしも毎日、前日分をやるようにしていますが、
さすがに昨日のことを「これなんだっけ??」とまでにはなりません。


数字にふれる仕事を毎日こなせば、だいたいの実績や見通しが大きく間違うことはないはずです。

・どのように入金されれば手間とリスクを減らせるか、
・どのように支払いすればデータだけで完結できるか


そんなふうに経理を意識してみることで、取引の入口から出口までの流れ(フロー)を見直すきっかけにすることができます。


経理とはそもそも、日々の数字を積み上げ、現状を知り、今後に役立てることが目的(大ざっぱですが)。

であれば、入力にかける時間は極力減らし、数字を見ることにこそ時間を使うべきです。

そのためにも、入口(受取り方)と出口(支払い方)が現状のご自身の経理方法にどう影響しているかを考えてみるのがおすすめです。
ペーパーレス、ネット利用の余地が残されているかもしれませんから。

■編集後記
今日は朝のタスク、会計士業、夕方はカフェで打ち合せを。
お腹が空いていたのでカフェで思わずラズベリーパンケーキを注文。
パンケーキのスポンジの焼き加減、ラズベリーの甘酸っぱさと生クリームのバランスが格別でした。

■息子(9歳)
数日前からの咳がひどくなってきたので今日は学校をお休みに。
妻がクリニックへ行ってくれましたが、よくある風邪のようでほっとしました。
はじめは黄砂の影響の咳かなと思ってましたが。ちゃんと病院で診てもらえて良かったです。

■1日1新
・ラズベリーのパンケーキセット(札幌プリンスホテルタワー 宮の森珈琲)

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