年明けの確定申告で慌てないために今できる対策をやっておく

まもなく冬季休業に入るレストランにて(余市)
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今日は11月24日(金)、来週からは12月。

年明けの確定申告で慌てないために、今できることをやっておきましょう、というお話です。

目次

確定申告で焦りたくはない

独立して事業をはじめると、じぶんで確定申告することになります。

個人(フリーランス)であれば、その年の1月1日~12月31日までの数字をとりまとめて、翌年3月15日までに税務署に出すことになります(会社の場合は、事業年度の期首~決算日までの数字をとりまとめて、その2か月後までです)。

この確定申告もそうですが、そのもとになる数字をまとめる経理もじぶんでやることをおすすめしています。

じぶんでやってこそ、数字の裏にあるお金や税金について考えるきっかけにできるからです。


独立するまで、じぶん個人の税金の計算は勤務先がやってくれてました。
文字通り「やってくれていた」わけです。

給料が振り込まれる以外のことはじぶんの手から離れているわけで、何をどうすればいいかなど、考える必要もなかったことでしょう。

独立後、そうした名残りもあって、いわゆる”丸投げ”するという選択もたしかにあります。

ただ、それがいいのかどうか。

独立後、会計や税金といったお金にまつわる知識が必須だとすれば、じぶんで経理をやってみることで少しづつ知識をつけ、慣れていくこともできます。

ついでに、じぶんで経理をやれば、外注でやってもらわずに済み、支払いを減らせるメリットもあります。

お金にまつわる知識は、一度身につけられれば一生もののスキル。
法律は毎年コロコロ変わりますが、本質の部分はそうそう変わりませんし、身につけておく価値はあるものです。

そして、せっかくやるのであれば、期限に迫られて焦ってやるようにはしたくはないもの。

年が明ければ1月1日、新しい年度に切り替わるわけで、確定申告に3月15日までかけていてはいけません。

早くて1月4日からは提出できるようになっています。
2024年だと、1月4日(木)からは税務署に出せます。

新しい年になればその時々で、やらなきゃならないこと、やっておきたいこともあるはずです。
確定申告が期限ギリギリでは、新しい年度の約3か月、1年の約1/4が過ぎてしまうわけで、そう考えると、年が明けたあとは、新年度のことに時間を使っていきたいわけです。

年が明けたらすぐに確定申告は終わらせよう

年があけた1月。その早いうちに確定申告を済ませるには、今できることを前倒しでやっておきたいもの。

それには、これまでの経理を溜めていない状態というのが前提です。おすすめは毎日です。
仮に溜ってるということであれば、今日は11月24日ですから、たとえば11月末や12月の月初の経理のタイミングにでも、まず溜まっていない状態にもっていきましょう。

必要なデータが揃わないからといって、経理を溜めていると年明けにそれだけ時間がかかりますし、揃ったデータがグチャグチャなら、データが多い分、修正にもそれだけ時間がかかります。

なので、理想は毎日。
毎日少しづつ経理して、毎月1度の月次チェックしていくやり方がいいでしょう。

そのうえで、記事執筆日が11月24日ですから、1月~10月までの会計ソフトに登録されたデータをチェックしてみましょう。

わたしは毎日経理し、毎月1か月分をチェックするやり方でやっていますが、それでも何かしらのミスは見つかりますし、12月が終わった時点でどこをどうチェックすればいいのかも気づけます。

毎月チェックなので、11回トレーニングができます(12回目は、年度の数字チェックが加わりますが)。

貸借対照表のそれぞれの残高、預金(現金があればそれも)、売掛金、固定資産、買掛金や未払金、借入金など。流動と固定の区分が合っているかもチェックできればいいでしょう。

チェックする項目は、チェックリストにしていますが、チェック項目が増えることはあっても、減ることはありません。

そのチェックリストも、なんでもいいといえばいいのですが、メモアプリなど、編集しやすいものおすすめです(わたしはNotionでやってます)。

入力のダブり、入力漏れも思っていた以上に見つかることもあります。

そこをおさえておけば、あとは11月と12月をやればいいわけです。
年が明けてから、こういったチェックまでをすべてやるよりも、はるかに負担感は減らせます。

「困難は分割せよ」という言葉がありますが、経理も、そのチェックにもあてはまる言葉かと。


そして最後に、税務署に申告書を出すというステップ。

ネットから申告するために必要なマイナンバーカードやカードリーダーは早めに用意しておきましょう。
郵送する必要はありませんし、ましてや混雑している税務署にわざわざ行く必要もないわけですから。

仮にミスがあったとしても、期限内であれば修正してまた出すことはできます。

経理をやる真の意味

じぶんで経理をやって、税務署に出すというのがここまでの前提にはありました。

その前提にメリットがあると考えているからです。

じぶんで仕事をした結果として、稼いだお金、使ったお金があり、そうしたお金の動きは数字としてあらわれます。

その数字から現状がわかり、現状がわかれば先を見通せるわけです。
じぶんがやった仕事とまとめた数字を照らし合わせれば、前向きな気持ち、そうでない気持ちと向き合うことができますが、真の意味で感じ取ることができるのはじぶん自身のはず。

じぶんで経理をして、数字をチェックするという仕事に慣れていきましょう。少しづつででも。

・貸借対照表のそれぞれの残高はいくらか(金額は合っているか)
・10月までの数字をチェックしてみて、おかしなところはないか(だいたいで)
・11月と12月の売上と経費がいくらくらいか予測してみる
・10月までの事績と11月と12月の予測値で年間いくらくらいの利益になりそうかも予測してみる
・予測した利益から税金がどれくらいの負担になりそうか計算してみる
・お金は足りそうか、借り入れを検討してみるか

じぶんで経理をして申告するということは、こういったお金の流れをつかみやすくなりますし、税金で焦らなくてよくなります(痛みはなくなりませんが…)。

「税務署に出さなきゃ…」や「税金払うためになぜこんな…」と、経理には後ろ向きになるものがたしかにありますが、せっかくやる経理なら、前向きになるためにやっていきたいものです。

■編集後記
昨日はオフ。朝のタスクのあとは、カー用品店へ買い物へ(雪対策)。家で息子とマリオメーカー(SWITCH)で遊んだり、読書など。

■息子(9歳)
カー用品店に買い物に行くと、店内に展示されている車(スズキのハスラー)が気になったようです。
「このくるま、オシャレだね~」と。
ほかにも、タイヤのホイールやメンテナンス用品を見ては、「パパ、これ何に使うの??」と聞いてきたりと。
こういうお店には、息子と来たことがなかったので、息子的には新鮮だったようです。

■昨日の1日1新
・とある手続き

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